「kinda」という英語表現の意味と使い方を理解していますか?「kinda」はカジュアルな表現ですが、ハリウッド映画などで見聞きしたことある人もいるのではないでしょうか?「kinda」は「kind of」を短縮した表現なのですが、色々な意味で使うスラング英語なので、今回は詳しく見ていきたいと思います。
「kinda」は「kind of」を口語体で、「kind of」を言いやすくしたものです。「kinda」の意味と使い方は「kind of」と同じです。 「kinda」はそのまま「カインダ」と発音します。 「kinda」は「kind o'」「kinder」などと表記されることもあります。 日常会話の口語ではネイティブは「kinda」をかなり使います。 「kinda」「kind of」は、4の意味と使い方がありますので、1つずつ紹介していきます。
中学校で習ったことがある人が多いと思いますが、「kinda」の一つ目の意味は「種類」です。 「a kinda」とすれば「一種の」という意味になります。 「that kinda」で「そういう種類の」となります。
What kinda food do you like?
どんな種類の料理が好きですか?
"Why can she memorize everything immediately?" - "I think it's a kinda talent."
「彼女はどうして何でも一瞬で暗記できるんだろう?」-「一種の才能だと思うよ」
That's a kinda love too.
それも一種の愛だよね。
I can say this. He is not that kinda man.
これだけ言える。彼はそういう男じゃないよ。
「kinda」は名詞、形容詞、動詞(実は「kinda」はどんな品詞も修飾可能!)を修飾して、「ちょっと、なんか、まあ、少し」などという意味で使います。 ストレートに主張したくない時に曖昧に表現できるので、とても便利な言い回しですが、使い過ぎると「意見がはっきりしない奴」だと思われてしまうので気をつけましょう。
などと近いニュアンスです。 「kinda」は単体でも名詞を修飾することはできますが、名詞を修飾するときは「kinda like」というフレーズで使うことも多いです。
It's kinda cold out here.
ここ少し寒いね。(形容詞を修飾)
It's kinda strange to see her again in this place.
こんな場所で彼女ともう一度会うのはなんか変な感じがする。(形容詞を修飾)
He is kinda a fool.
彼はちょっとバカだね。(名詞を修飾)
It's raining kinda day.
今日はなんか憂鬱な日だな。
上記の例文は、「raining kinda」=「雨が降ってる感じの」というニュアンスなので「憂鬱な、気分がのらない」という意味合いになります。 実際に雨が降っていない日でも使います。
He is a cool kinda a guy.
彼は落ち着いていい感じの男性ですよ。(名詞を修飾)
上記の例文のように、 形容詞+kinda+名詞 のパターンもあります。 「a cool kinda a guy」と「kinda a cool guy」は同義で、どちらの表現も可能です。
What she said to you is kinda like a typical American.
彼女があなたに言ったことは、典型的なアメリカ人って感じだよね。
I kinda like Japanese food.
まあ和食は好きかな。(動詞を修飾)
Well, I was kinda thinking of changing my jobs actually.
えっと実は、転職しようかとちょっと考えていたところです。(動詞を修飾)
「my kinda + 名詞」という形で「好きな、タイプの」という意味もあります。
などのニュアンスに近いです。
Lady Gaga is my kinda female singer.
レディー・ガガはわたしの好きな女性歌手だ。
He is so cute! He is just my kinda guy!
彼イケメン!彼はまさにタイプだわ〜!
「kinda」は単体で返事・返信としても使うことができます。YESでもNOでもないときに使うことができます。本当はYESだけと直接的にYESと言いたくないときに「kinda」は便利です。 「まあね、そうね」という日本語に近いです。
などのニュアンスに近いです。
"Do you like me?" - "Kinda."
「私のこと好き?」-「まあね」
"Are you really feeling up to it?" - "Yeah, kinda."
「本当に出来そうなの?」-「うん、まあ」
「sorta」は「sort of」を短縮した表現です。 「sorta」「sort of」は「kinda」「kind of」と同じ意味で使うことができます。 ニュアンスに差はありません。 ただ、アメリカ人は「kinda」「kind of」を、イギリス人は「sorta」「sort of」を好んで使う傾向があります。
I think she is sorta cute.
彼女はなんか可愛いと思う。
「a lotta」は「a lot of」を短縮したものです。 「a lotta」は「kinda」ほど頻繁に使いませんが、若者を中心に使うスラング英語です。
I had a lotta fun in the party last night.
昨夜のパーティーはすごい楽しかった。
「outta」は「out of」を短縮したものです。 「outta」も「kinda」ほど頻繁には使いませんが、聞いたことがある人もいるかもしれません。
Get outa here!
出直してこい!(ジョークがシラけた相手に対して使う言葉)
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