「変な/おかしな」という意味を表す英語はたくさんあります。今回はその中でも代表的な「weird」「strange」「odd」の意味の違いと使い分けを紹介していきたいと思います。私たちが学校で習うのは「strange」ですが実際はネイティブは「weird」の方が圧倒的によく使います。「strange」や「weird」にはどんなニュアンスの違いがあるのでしょうか??詳しく見ていきます。
「weird」「strange」「odd」の違いまとめ ▶「weird」は「気味が悪い、不可解な」というネガティブな意味で使う。カジュアルで口語的 ▶「strange」は「変な、不思議な」という意味で、「weird」ほどネガティブな意味合いは強くない。口語でも文語でも使える。 ▶「odd」は「常軌を逸した」という意味合い。「異常な」という和訳が最も近い。日常会話で使うことは比較的少なめ
「strange」は「変な/おかしな」を意味する最も一般的な単語です。 カジュアルに日常会話でも使いますし、ビジネスシーンなどフォーマルに使うこともできます。 一方「weird」はカジュアルに口語で使うのがメインです。「weird」という言葉はカジュアルなので、論文やビジネス文書には適しません。
「strange」は「奇妙な、一風変わった、不思議な」という意味で、ネガティブなニュアンスも一定ありますが、完全にネガティブなわけではありません。「不思議だな〜、何でだろう〜、変だよな〜」という感じで、ただただ ”いつもと違う” ことを表します。 一方「weird」は「気味が悪い、不可解な」などネガティブなニュアンスでしか使いません。人の行動に対して「weird」を使う場合、その行動を批判していたり、好ましくない背景を連想している場合です。 「weird」が常にネガティブな意味合いであることもあり、「weird」の方が「変だな」と感じている度合いが強いです。「very strange」に近いです。
I had a strange feeling that we've met before.
以前お会いしたことあるような不思議な感覚を持った。
上記の例文では、「strange」を「不思議」という意味で使われています。ネガティブな意味合いは薄いです。この例文で「weird」を使うと不自然です。
It's strange that she didn't come.
変だな、彼女来なかったね。(憶測なし)
It's weird that she didn't come.
奇妙だな、彼女が来なかったね。(事故でもあったのかな?何か問題起きたのかな?)
最後の2つの例文を比べてみましょう。 どちらも文法的には正しいですが、ニュアンスが少し違います。 「It's strange that she didn't come.」は、「単純に来るはずだったのに来なかった、変だ」という意味であるのに対し、「It's weird that she didn't come.」は奇妙な感覚を覚えていて、色々と憶測をしてしまう雰囲気があります。何か問題でもあったのかな、事故かな?体調不良かな?みたいな感じです。
「strange」にはもう1つ意味があります。 「strange」には「見慣れない、はじめての、理解が難しい」という意味があります。 「stranger」で「見知らぬ人、異国から来た人」という意味になります。
I don't like strange people coming to my house.
知らない人がうちに来るのはいやだ。(この「strange」は「weird」に交換不可)
I'm a total stranger in Tokyo.
東京は完全に初心者です。
ちなみに、「初心者」をスラング英語で表現すると「noob」になります。
「odd」は和訳では「変な」となることが多いですが、ネイティブの感覚だと「strange」「weird」とだいぶニュアンスが違います。 「odd」は「いつもと違う」というより、「常軌を逸した」というニュアンスが近く「異常だ」という和訳がピッタリです。「strange」や「weird」より突飛さが強調されます。 「peculiar」「eccentric」「bizarre」などが類語になります。 「strange」「weird」「odd」で「person(人)」を修飾すると、ニュアンスの違いが明確に分かります。
It's just odd that he hasn't eaten anything for a week.
彼が一週間何も食べてないのは、完全に異常だ。
◯ queer:「奇妙な、不思議な」という意味。古い言葉でなので現在はあまり使われない。「ホモ」などの差別的な意味もあるので使用を避けるべき ◯ bizarre:「奇怪な、アンバランスな」という意味。「very strange」と同義 ◯ funny:「笑える、ウケる」という意味。口語的に「変なのー」という感じで使う ◯ wacky:「突拍子もない、とっぴな、ばかげた」という意味。 ◯ outlandish:「異国風の」という意味。転じて「変わった」という意味がある。
科学的に正しい英語勉強法
こちらの本では、日本人が陥りがちな効果の薄い勉強方法を指摘し、科学的に正しい英語の学習方法を紹介しています。読んだらすぐ実践できるおすすめ書籍です。短期間で英語を会得したい人は一度は読んでおくべき本です!
難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
TOEIC320点の英語素人が、NHKラジオのネイティブ講師に「誰でも英語が話せる方法」を聞く、という企画本です。「a」と「the」で悩んだらどう言うべきか?プライベートでもビジネスシーンでも使える挨拶とは?など具体的な悩みを解決してくれる一冊です。
正しいxxxxの使い方
授業では教わらないスラングワードの詳しい使い方や文法が紹介されています。タイトルにもされているスラングを始め、様々なスラング英語が網羅されているので読んでいて本当に面白いです。イラストや例文などが満載なので、この本を読んでスラングワードをマスターしちゃいましょう!
近年のグローバル化で英語学習の重要度が高まっています。 留学や海外で就職を検討している方はもちろん、国内に住みながらも訪日外国人旅行者数の増加や企業の英語公用語化などの影響で、英語学習の必要性に迫られている方も多いのではないでしょうか? そんな英語学習をしてみたい方にオススメの英会話教室、オンライン英会話、英語学習アプリを厳選した記事を書きました。興味のある方はぜひご覧ください。