「正しい」を意味する単語には大別して「correct」「right」「accurate」「true」の4つが存在します。どれも「正しい」という和訳になってしまうものの、厳密にはニュアンスに違いがあり、会話や文章で使用する際は使い分けが必要です。混同して使用すると意味は通じると思いますが、不自然な英語になっている可能性大です。そこで今回は「correct」「right」「accurate」「true」の意味と使い方の違いを解説していきます。
▶correct・・・(欠点、誤りがなく)正しい、正確な ▶right・・・(道徳的、社会的に)正しい、正当な / (判断、意見において)正しい、間違えのない ▶accurate・・・(行為、答えが)正確な、的確な /(計器などが)精密な、誤差がわずかな ▶true・・・真実の、本当の、偽りのない
「correct」は形容詞で「(欠点、誤りがなく)正しい、正確な」という意味があります。 「correct」は後ほど説明する「right」と違い、正しい答えが一つの場合に使われることがほとんどです。 例えば、試験などの「正解」、や正確な「時間、日時、場所」を表す時に用います。 「correct」は動詞で「(誤りなどを)訂正する、添削する、(答えを)採点する」という意味があります。 「correct」の発音にも注意が必要です。発音記号は「kərékt」となり、日本人が苦手とするRですがしっかりと発音しましょう。 これが、Lの発音になってしまうと「collect」と全く違う英単語になってしまいます。(collectは集めるという意味です) また、「correct」の反意語は「incorrect」で「(事実に照らして)不正解な、間違った、誤った」という意味です。 まずは「correct」 の発音を聞いてみてください。 その後に例文で使い方を紹介します。
Correct
(欠点、誤りがなく)正しい、正確な
Do you have the correct time?
正確な時間わかりますか?
“Is TALO the correct name spelling? - No, it is TARO.”
「TALOの名前の綴りは合ってますか?」−「いいえ、TAROです。」
“Your name is Paul Smith?” - “Yes, that is correct.”
「あなたの名前はポールスミスですね?」「はい、そうです。」
上記の質問に対しては「That is right.」でも答えることができますが、「correct」の方がよりフォーマルな表現となります。
I failed the test becasuse I got only 4 answers right and 6 wrong.
4問だけ正解であとの6門は不正解だったからテストに落ちちゃったよ。
It’s not correct to describe him as “singer”.
彼を「歌手」と言い表すのは正確ではない。
“Are you Chris?” - “Yes, that is right.”
「クリスさん?」−「はい、そうです。」
「right」は形容詞で「(道徳的に)正しい、正当な / (判断、意見において)正しい、間違えのない」という意味です。 「right」は道徳的な正しさ、判断や意見における正しさのニュアンスがあります。 上記で説明した「correct」と似たような意味がありますが、正確に言うと違い、「right」に関しては正しい答えは一つとは限りません。 道徳的に正しい物事、正しい意見や判断などであれは複数存在します。 「right」は「正しい」という意味以外にも「右、権利」などもありますので、文章で訳す際は文脈を把握しましょう。 「rightの発音記号は「rάɪt」でRですのでこちらも「correct」と同様Rを意識して発音してください。 Lの発音だと、「light」と「光、軽い」など違う英単語になるので注意してください! 反意語は「wrong」で「(判断などで)誤っている、違った、(道徳的に)悪い、不正な」という意味です。 それでは発音と例文です。
right
(道徳的に)正しい、(判断や意見で)正しい、間違えのない
It is not right to make an excuse.
言い訳をすることは良くない
「accurate」は「(行為、答えが)正確な、的確な /(計器、計算などが)精密な、誤差がわずかな」という意味です。 「accurate」は(人が注意を払って行動した上で)間違えのない、(結果や数値が)正確な、精密な、のニュアンスです。 「accurate」の語源には「注意を払って」という意味があるため、人が取る行動、まとめる数値などに対して使います。 反意語は「inaccurate」で「不正確な、ずさんな、誤った」という意味です。
The information on this website is not exactly accurate.
このウェブサイト上の情報は厳密には正しくない。
This watch is accurate to the second hand.
この時計は秒針まで誤差がない。
「true」は「(実際の物事が)正しい、真実の、本当の、偽りのない」という意味です。 実際の物事や人の言動が事実の場合などに使います。例えば日本語の「実話」は「true story」となります。 「true」の反意語は「untrue」で意味は「事実に反する、嘘の、不実な」というニュアンスです。 ただし、テストで「はい、いいえ」で答えるような選択問題では「True or False」となります。 例文をいくつか見てみましょう。
I didn’t make up anything! All I said is true!
何も作りあげてないよ!今言ったことは本当のことなんだよ!
Is it true that he quit his job?
彼、仕事を辞めたって本当なの?
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