「起きる」という意味の「get up」ですが、実は他にもさまざまな意味があります。また似ている表現である「wake up」との違い、全く違う意味の名詞「getup」との違いも解説します。
「get up」=「起きる」 「wake up」=「目を覚ます」 です。 7時にアラームがなり目を覚まし、10分後に布団やベッドから出たら、
I woke up at 7 and got up at 7:10.
私は7時に目を覚まし、7時10分にはベッドから出た。
となります。 「get up」「wake up」はともに自動詞・他動詞の両方の意味がありますから、人を起こすときにも使えます。
My mom gets me up at 6 every morning.
毎朝母は私を6時に起こす。
日本語の「起こす」は「get up」「wake up」の両方の意味がありますよね。 母が息子を「get up」させる、となると何だか無理矢理布団から引きずり出すみたいなニュアンスがあり少し強引だなーと思うかもしれませんが、ネイティブはそこまで「get up」「wake up」の意味の違いを意識して日常的に使っていません。 なので上の例文のように、他動詞で「get up」を使っても問題ありません。
「get up」には、「起きる」「...を起こす」以外にも意味があります。 代表的な意味を一つずつ紹介していきます。
「起きる」に似ていますが、「get up」には「立ち上がる」という意味もあります。 物理的に立ち上がらなくても、何か始めるときに慣用的に日本語でも「立ち上がる」という言いますよね? 英語の「get up」もそのように使うことが可能です。
They got up to protest against the immigration.
彼らは、移民に反対するために立ち上がった。
こちらの例文のように言うことができます。
「get up」は「...の準備をする」という意味でも使うことができます。 「get up」は元々「立ち上がる」という意味で、日本語でも何かを始めることを「起動させる」「立ち上げる」と言いますよね。それと同じで「get up」にも「...を始める」「...を始めるための準備をする」「...を最高の状態に持っていく」という意味があります。
We all got up the farewell party for our friend.
私達は全員で、彼女のためにお別れ会の準備をした。
「get up」「...を増やす」という意味もあります。
The car got up too much speed and crashed into the house.
その車はスピードを出しすぎて、家に突撃した。
He got up his nerve to mention it to his boss.
彼はそれを上司に言うために、勇気をふるい起こした。
「getup」は「get」と「up」をつなげた1つの名詞です。 「getup」は、「奇抜な服装」という意味です。 イギリス英語で、「get up」で「着飾る」という意味があり、それが名詞になって生まれた単語です。アメリカ英語では「dress up」が普通です。 「起きる」という意味からは想像もつかない意味ですよね!
「get up against 人」で、「<人>を怒らせる」という意味になります。 「against」は「...に対して」という意味ですから、「人に対して立ち上がる」--> 「敵対する」--> 「怒らせる」という意味になりました。
「get up to...」で、「...に到達する」という意味です。これも何だか想像できますよね。
It took five hours to get up to the last page of the book.
5時間かけて本の最終ページまでいった。
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