「too」と「also」の意味と使い方に違いはあるのでしょうか？どちらも「〜も」と意味ですが、どこが違うのでしょうか？いざ説明しようとすると結構難しいですよね。 「Me too.」とは言いますが、「Me also（？）」は聞いたことがないですよね...こんな言い方は正しいのでしょうか...? また「too」と「also」は置く位置にも違いがありますよね。「too」は文末、「also」は文中に置くイメージがあります。 そこで今回は紛らわしい「too」と「also」の違いを徹底解説していきます！最後に類語も紹介します。「too」と「also」ばっかり使ってしまっている人はこれを機会に英語の表現の幅を広げてみましょう！
「too」は副詞で「〜もまた」という意味になります。 「too」は「also」よりも口語的でカジュアルな響きがあります。 「too」は文末に置くのが基本です。文末に「too」を置く場合は、「コンマ（,）」を付けても付けなくてもOKです。コンマを付けると「too」がより強調されます。近年はパソコンやスマホの普及でコンマを使わない人の方が多いです。 「Me too.」で「私も」という意味の返事になります。（ちなみに「Me also.」という表現は存在しません）
I'd like to go to the party too.
私もパーティーに行きたいと思っています。
Lady Gaga is my kind of singer too! Which song is your favorite?
私もレディー・ガガ好きだよ！どの曲が好き？
She has an iPhone too.
この文章はどう訳しますか？ ①彼女もアイフォーンを持っています。 ②彼女はアイフォーンも持っています。 の2つが考えられます。 このような混同を避けるために、①の意味では「too」を主語の後に持ってくることが多いです。
She, too, has an iPhone.
彼女もアイフォーンを持っています。
主語の直後に「too」を置く場合は「コンマ（,）」が必ず必要なので、忘れないようにしましょう。
I, too, love Japanese food. My favorite one is sushi.
私も和食大好きです。一番のお気に入りお寿司です。
「too」は否定文では使うことができません。（否定文で「〜も〜ない」という場合は「either」を使う。詳細は後述しています！） しかし、主語の直後にくる「too」は否定文で使うことが可能です。
I, too, didn't read the book.
私もその本は読んでいない。
She, too, has never been to Shanghai.
彼女も上海に行ったことがない。
「also」も「〜もまた」を意味する英単語です。 「also」は「too」より堅い表現でフォーマルな響きがあります。 「also」も「too」と同様、否定文では原則使いません。 「also」は「too」と違い、文末に置くことはありません。 「also」は文末に置いても意味は通じますが、かなり不自然です。
「also」の置く位置 ▶一般動詞の前 （例）I also like to go shopping.（私も買い物行くの好きです） ▶can, shouldなどの助動詞がある場合は、助動詞と動詞の間 （例）I can also play the piano.（私もピアノが弾けます） ▶be動詞の後 （例）I am also 20 years old.（私もハタチです） ▶現在完了のhaveと過去分詞の間 （例）I have also been to LA.（私もLAに行ったことがあります）
上記のように「also」は、置く場所が一般動詞かbe動詞かで変わるので気をつけてください。
「also」は文頭に置いて付加情報を強調する時にも使います。「その上、さらに、あと」というニュアンスになります。 例えば、
Can you buy me some eggs? Also, I forget to buy some milk.
いくつか卵買ってきてくれる？あと、牛乳も買うの忘れちゃったわ。
という感じになります。 その他の例文もいくつか載せておきます。
He is a great entrepreneur. Also, I like the way he thinks.
彼は偉大な起業家だ。それに彼の考え方が好きだ。
We have a meeting tomorrow morning. Also, the CEO is coming in.
明朝会議します。あと、社長も来るので。
「主語＋述語＋and also＋述語」という語順でも使うことがあります。 意味は同じで「もまた」です。 例文です。
She's a doctor and also a writer.
彼女は医者でもあり、作家でもある。
He enjoys selling and also is good at it.
彼は商売を楽しんでいる、また商売がうまい。
「too」のように、文末に置いて「〜もまた」を意味する英単語は他にもあるので紹介していきます。
「as well」は「too」の置き換えだと考えて問題ありません。 「as well」はアメリカ英語ではフォーマルな響きがあり、「too」の方がどちらかと言えば口語的でカジュアルです。（「as well」より「also」の方がもっとフォーマルです） 肯定文の文末に置いて「〜も」という意味になります。 「as well」も「too」と同じく口語でよく使われます。 元々は「A as well as B」で「Bと同様にAも」という形で使っていましたが、後半が省略されて「as well」だけで使われるようになりました。
Apple advertised the new iPhone on television, and in newspapers as well.
アップルは新しいアイフォーンをテレビで宣伝し、新聞でも宣伝した。
「too」「as well」は原則的に否定で使うことができません！ 否定文で「〜も〜ない」というフレーズを英語で表現するときは「either」を使います。 「too」「as well」と同様に文末に置くのが原則です。 否定文に対して「私もです」と返事するときは「Me too.」は使用不可です。 そのような場合は「I'm not either.」「I don't either.」「I haven't either.」などと言うか「Me neither.」を使います。
I don't like to go shopping either. I think it's a waste of time and money.
私も買い物は好きではありません。時間とお金の無駄だと思うんですよね。
"I have never been to Paris." - "I haven't either."
「私もパリに行ったことがありません」-「私もです」
あまり知られていませんが「likewise」も「too」と同じように使うことができる副詞です。 「likewise」には「もまた」という意味以外に、「同様に、同じように」という意味もあります。この意味では「similarly」が同義です。 また「Likewise」は単体で、返事として「Me too.」「Same here.」と同じ意味で使うこともできます。
I must go right now, and she likewise.
私は今すぐ行かなければなりません。彼女もです。
His parents abused him, and he abuses his children likewise.
彼の親は彼を虐待して、彼も同じように彼の子供に虐待している。
"I have to catch up on the summer break homework." - "Likewise!"
「夏休みの宿題まとめてやらないと」-「おれもだよ」
「also」のように、文頭に置いて「その上、さらに」というふうに付加情報を強調する表現は他にもありますので、紹介していきます。
Your essay is really badly written. Moreover, some pieces of information are inaccurate.
あなたの論文はかなりお粗末だ。その上、いくつかの情報が不正確です。
He is ugly. In addition, he stinks like shit.
彼はブサイクです。さらに、クソほど臭いです。
「in addition」は前置詞「to」を付けて、「in addition to...」で「...に加えて」というフレーズを作ることも可能です。
In addition to her apartment in Tokyo, she has a villa in Karuizawa.
彼女は東京のマンションに加えて、軽井沢に別荘を持っている。
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