「occupied」という単語を知っていますか？「忙しい」と和英辞書で引くと「occupied」が出てきますがニュアンスがちょっと違います。その他にも複数の意味がある単語です。今回は「occupied」の正しい意味と使い方を解説します。
「occupied」は「...を占有する、...を使用する」という意味の他動詞「occupy」の過去分詞形です。 「occupied」の1つ目の意味は、「be occupied with...」という語順と前置詞で、「<人が>...で頭がいっぱいだ」という意味になります。「with」のあとには頭がいっぱいである「理由、原因」がくると思ってください。 「be occupied with...」で人が主語になった場合、直訳すれば「<人>が...で占有されている」という意味になります。つまり「...で頭がいっぱいだ」という意味にあります。「...に忙殺される」という日本語も近いです。 なので忙しいには忙しいわけですか、日本語の「忙しい」よりも程度の高い忙しさで、今はそのことしかできない、というようなニュアンスがあります。 日本語の「忙しい」は「busy」を使うのがベストです。
Have you been busy recently?
最近忙しいですか？
Are you busy these days?
最近忙しいですか？
上の例文のように聞くのが普通です。「Are you occupied?」は文法的には正しいですが、ネイティブがこのような聞き方をしてるのは聞いたことがありません。 「be busy with...」で「...で忙しい」という意味になり、「occupied」と同じく「with」で「理由」を説明することができます。 ですから「be occupied with」は「be busy with」より程度の高い忙しさ、だと認識していればいいと思います。
I've been occupied with work this week.
今週は仕事に忙殺されている。
He was occupied with finishing the homework on the last day of summer break.
夏休み最後の日、彼は宿題を終わらせることしか頭になかった。
This week she has been occupied with the math exam taking place next week.
彼女は来週にある数学の試験のことで今週はずっと頭がいっぱいだ。
「be occupied in...」で「<人が>...に従事する、専念する」という意味もあります。 「be involved in」と同義です。 人が何かに専念していたら恐らく「忙しい」はずですので、「be occupied in...」にも「忙しい」というニュアンスが当然あります。なので「忙しい」と訳しても自然な場合がありますが、コアな意味は「...に従事してる」ということを忘れないようにしてください。 前置詞は「in」を使います。「be involved in」も「in」ですし、「major in」「specialize in」などの「...に専念する」という意味の単語でも「in」を使います。このようなニュアンスでは前置詞「in」が伴うと理解していると覚えやすいです。
She is occupied in reading a new novel.
彼女は新しい小説を読みふけった。
He was occupied in solving the math problem.
彼は数学の問題を解くことに努めた。
She is occupied in reading a new novel.
彼女は新しい小説を読みふけった。
「be occupied」で「<物が>使用されている」という意味もあります。 飛行機のトイレなのが誰かに使われているとき、「Occupied」などとドアに表示されています。これは「使用中」という意味です。 トイレ以外の物に対しても使うことができる単語です。 例文を見てみましょう。
The bathroom is now occupied.
トイレは今使用中だ。
This gorgeous mansion is not occupied now. It's on sale for 100 million dollars.
このゴージャスな豪邸は現在空き家で、100億円で売りに出されてる。
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