「アウトロー」という言葉を聞いたことがありますか?映画のタイトルや歌詞などに使われることもある言葉です。今回はそんな「アウトロー」の正しい意味と使い方を例文付きで紹介します。また、野球用語の「アウトロー」と音楽用語の「アウトロ」についても解説します。類語、対義語、英語表現も紹介しますので、是非参考にしてみてください。
「アウトロー」の意味は、無法者(むほうもの)、社会秩序から外れた人です。 語源は英語の「outlaw」になります。英語「outlaw」の使い方に関しては、記事の後半で詳しく解説します。
「アウトロー」は本来「無法者、法を破ったり犯罪をして法の保護を受けられなくなった人」という意味ですが、実際には「社会秩序などを守らないはみ出し者、独自の思想や信念を持った人」といった意味で使われています。 そのため不良やヤンキーや、またそれっぽい雰囲気のある人を「アウトロー」と呼びます。 実際に法律を破ったり罪を犯している人に使うことはほとんどありません。 冗談めかして使うこともあり、協調性を持たない一匹狼や自分の意見を曲げない人のことを「俺はアウトローなので」「あいつはアウトローだから」などと使います。 「アウトロー」を悪いことではなく、「人と違う」「周りから反感を買ってでも自分自身を持ち続ける」といった意味でかっこいいと使われることもあります。 「世間や秩序からはみ出ても自分の信念を曲げない生き方」などを「アウトローな生き方」と言います。 その他、世間的に使われいてる「アウトロー」の詳しい使い方は例文を参考にしてください。
「アウトローな人にどうしても惹かれてしまう」 「彼はアウトローだとイキってるけど、正直職場では迷惑でしかない」
● アウトサイダー 意味:部外者、社会の枠組みから外れた人 ● 一匹狼 意味:自分の力だけで行動する人、他人と群れたり関わったりしない人のこと ● はみ出し者 意味:社会や団体において常識やルールに従わない人、風変わりな人 ● 異端児 意味:正統から外れた特異な存在、普通の考えを持たずに特異な行動を取る人
● 一般 特殊な物事ではなく広く認められていること、ありふれていること ● 普通 特に変わっていないもの、あふりふれたこと ● 人並み 意味:世間一般の人と同程度であること、世間並み ● 遵守 意味:言いつけや決まりなどをよく守ること
野球用語に「アウトロー」とありますが、これは先程まで説明してきた「アウトロー」とは異なります。 英語にすると「out」と「low」で日本語で言うと「外角低め」のことです。 これはピッチャーが投げるボールの位置のことを言い、ストライクゾーン内ギリギリのバッターと反対側の下の方の位置になります。 右打者だとすれば、ストラックアウト(9枚のパネルがついたピッチングゲーム)でいう9番のパネルのあたりです。
音楽用語に「アウトロ」というものがあります。これも先程まで説明してきた「アウトロー」とは別の言葉なので注意してください。 これは楽曲の終わりの部分のことで、イントロと対になっています。 英語で「Outroduction(アウトロダクション)」であり「アウトロ」はそれを略したものです。 ちなみにイントロは「Introduction(イントロダクション)」の略です。
カタカナ語「アウトロー」は英語「outlaw」が語源です。 英語「outlaw」は「常習的犯罪者、無法者」という意味になります。
He was an outlaw who steal from the rich and give to the poor.
彼は金持ちからお金を巻き上げ、貧しい人々に与える犯罪者だ。
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「アウトロー」について理解出来たでしょうか? ✓社会秩序などからはみ出た人、独自の思想や信念を持った人を指して使う ✓本来は「無法者、法を破り法の保護を受けられなくなった人」のこと ✓類語は「一匹狼、はみ出し者」など、対義語は「」など