「ラフ」という言葉をご存知でしょうか。「ラフな格好」「ラフなデザイン」などと使います。では、「ラフ」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この言葉は日常会話でも使うことが多いですよね。しかし、意味をきちんと知っていないと、言葉の意味について理解することができません。よく使われている言葉なので、意味について知っておきたいですよね。正しく使うためには、意味について覚えておくことが必要です。そこで今回は「ラフ」の意味や使い方、例文について解説していきます。適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう!
「ラフ」の1つ目の意味は「あらっぽいさま」になります。粗雑、乱暴というニュアンスになります。 物事を行うのに乱暴で、優しさがないことを表します。「ラフな振る舞い」「ラフに扱う」といったように使います。 スポーツで使う「ラフプレー」の「ラフ」はこの意味になります。 この意味の「ラフ」の類語は、
この意味の「ラフ」の対義語は、
などがあります。
例文
「ラフ」の2つ目の意味は「くだけている、堅苦しくないさま」になります。 この意味では「ラフな格好」「ラフな服装」などとファッションに対して使うことがほとんどです。 「ラフな格好」「ラフな服装」とは「カジュアルでフォーマルではない服装」を指します。 「ラフな服装」の典型例には、Tシャツとジーンズなどがあります。 この意味の「ラフ」の類語は、
この意味の「ラフ」の対義語は、
などがあります。
例文
「ラフ」の3つ目の意味は「大まかなさま」になります。 この意味は2つ目の意味である「形式ばらないさま」と少しニュアンスが近いのですが、少しだけ使い方が異なります。 「大まかなさま」という意味は「正確ではない」という意味なので、服装などに対しては使うことはしません。 「ラフな計画」「ラフなプラン」のことを最近では「ラフ案」と言ったりもします。 例えば、「ラフなデザイン」だったら「細部への配慮が欠けたデザイン」を意味します。細かく書いたものではなくて、だいたいのデザインを指します。 この意味の「ラフ」の類語は、
この意味の「ラフ」の対義語は、
などがあります。
例文
「ラフ」の4つ目の意味は「手に受ける感触がざらざらしているさま」になります。 でこぼこしていて、なめらかではなくきめのあらい状態を表します。 「ラフな手触り」「ラフな着心地」「ラフな布」「ラフな壁紙」といったように使います。手で触った感じが、何かに引っかかる感じがある場合に「ラフ」を使います。 この意味の「ラフ」の類語は、
この意味の「ラフ」の対義語は、
などがあります。
例文
テニス、バトミントンにおける「ラフ」は「ラケットの裏の部分」を表します。 ラケットに飾り糸があったときに、糸がデコボコしている面のことを「ラフ」と言います。 「ラフ」の反対、表側は「スムーズ」と呼びます。 テニスやバトミントンの試合をするとき、ラケットを回転させてサーブを先にする選手を決定します。 「ラフが出たら自分、スムーズが出たら相手がサーブする」などと事前に決めて、ラケットを回転させます。
ゴルフにおいての「ラフ」は「フェアウエイの外側の手入れが行き届いていない区域」を表します。 草や芝などが生えている整備されていない地帯を「ラフ」と言います。 草や芝が生えていて整備されていないので「手わざりがざらざら」としています。この区域のことを「ラフ」と呼ぶようになりました。 「ボールはラフに飛んだ」「ラフから上手に打つ」といったように使います。 また、「セミラフ」という言葉もあります。これは「フェアウエイとラフの間にある小さい区域」を表します。 「セミラフ」はフェアウエイほどきれいに手入れはされていませんが、それなりに整備されています。
ヨットにおける「ラフ」は「セイルの前縁、風が吹いている方向に向きを変えること」を意味します。 「セイル」とは「ヨットの帆の部分」を指します。 ヨットは両方面からの風の受け方によって、走り方が決まります。 「ラフ」はセイルの前辺を意味していますが、風の吹き方によってコースを変えることも表します。「ラフティングアップ」とも言います。 「ラフティングマッチ」という言葉もあり、これは「ヨットレースでの作戦の一つ」を意味します。
「乱暴なプレー」を「ラフプレー」と呼びます。 「ラフプレー」とは「スポーツや勝負事において、規則にふれるような雑なプレー」です。 野球においてのラフプレーは、進塁する選手に守備側がぶつように強くタッチする、攻撃側が進塁するときに守っている相手に向かって思い切り突っ込むことなどが挙げられます。 テニスにおいてのラフプレーは、相手をめがけてテニスボールを打つことが挙げられます。 バスケにおいてのラフプレーは、守っているときに敵チームを肩や肘を使って押すことが挙げられます。
当たり前ですが、カタカナ語「ラフ」は英語「rough」が語源なので、上記で解説した「ラフ」の意味はすべて英語「rough」が由来です。 なので「rough」の意味も、
などになります。 英語「rough」の対義語は「smooth」になります。
She's got rough skin.
彼女の肌は荒れている。
Can you give me a rough estimate?
概要見積もりを私に出してくれますか?
Her hands are as smooth as a baby's bottom.
彼女は手は赤ちゃんのおしりみたいにスベスベしている。
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「裸婦」は「丸裸の女性」を意味します。 「裸」は「衣服を身につけていないまま」、「婦」は「女の人」を表します。 絵画や彫刻を作成するときの素材を表す場合に「裸婦」を使うことが多いです。「裸婦像」「裸婦画」「裸婦のデッサン」「裸婦を描く」といったように使います。
「羅布」は、
です。 「羅」は「網の目のように並ぶ続いていること」、「布」は「麻や絹でできている織物」を意味します。 「羅布」は「地の薄い絹織物」を表します。 「羅布麻(らふま)」という植物があります。これは中国産の多年草のことで、お茶や薬として使います。 「羅布」は古い言葉なのであまり使われません。
「羅府」はロサンゼルスの異称を表します。 「羅」は「網の目のように並ぶ続いていること」、「府」は「みやこ」を意味します。 異称とは、別の呼び方を表します。 「羅府新報」というものもあり、これは「ロサンゼルスに本拠をおいている日本の新聞社」を指します。
「羅浮」を用いた言葉には、「羅浮山(らふざん)」「羅浮仙(らふせん)」があります。 「羅浮山」は「中国の広東省増城県北東にある山」を表します。 「羅浮仙」は「島根県で作られている日本酒」を表します。「羅浮仙」は「羅浮山」の故事を元にして、名付けられました。
「ラフ」について理解できたでしょうか? ✔︎「ラフ」には4つ意味がある ✔︎「ラフ」は「荒っぽい」「形式ばらない」「大まか」「ざらざらしている」という意味 ✔︎「ラフな格好」「ラフなデザイン」「ラフな布地」「ラフな服装」などと使う ✔︎ 日本語には「羅府」「羅布」「裸婦」などと「らふ」と読む言葉がある