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「キャッチアップ」の意味は?ビジネスシーンではどう使う?

「キャッチアップ」の意味は?ビジネスシーンではどう使う?

「キャッチアップ」というビジネス用語を紹介していきます。まずは語源である英語の意味を説明します。「キャッチアップ」という言葉は様々な業界で色々な使われ方がしています。そこで今回は「キャッチアップ」の言葉の意味と使い方を解説していきます。

「キャッチアップ」の語源と一般的な意味

「キャッチアップ」の語源は英語の「catch up」です。動詞表記は「catch up」ですが名詞だと「catch-up」とハイフンを入れるのが一般的です。 英語「catch up」の基本的な意味は「追いかける、追いつく」になります。 なのでカタカナ表記の「キャッチアップ」も「追いかけること、追いつくこと」を意味します。「先行する者を追いかけてそこに並ぶ」ということです。 「キャッチアップ」という言葉の面白い点は、業界によって異なる使われ方がされています。もちろん原義は全て「追いつく」ですが、専門用語として違うニュアンスを持つので注意が必要です。 それでは業界別に「キャッチアップ」の意味と使い方、例文を見ていきましょう。

業界別「キャッチアップ」の意味と使い方

ビジネス用語の「キャッチアップ」の意味は?

ビジネスシーンで広く使われる「キャッチアップ」の意味は、「欠席した会議の議事録など、まだ目を通していない内容、事柄を後から追って理解、把握する行動」を指します。 もっと広義には「未経験の業界や仕事についたときに、業務内容やノウハウ、業界構造、ビジネスモデル、職場の人間関係、ナレッジなどを速く理解し習得するための行動」を指すこともあります。 いくつか例文を紹介します。

・一日欠席しただけで、同僚にキャッチアップするのが大変だった。 ・昨日の会議の議事録に読んで、キャッチアップしておいてください。 ・転職してもう一ヶ月経つが、職場の人たちのレベルが高く未だにキャッチアップするので精一杯だ。 ・毎月新しいベンチャー企業が登場するので、完全にキャッチアップするのは大変だ。

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経済学用語の「キャッチアップ」の意味

「キャッチアップ」という語は、経済の話の中でも登場します。 経済用語の「キャッチアップ」の意味は、「発展途上国が経済、技術、インフラなどの面で、先進国に追いつこうとすること」を意味します。 基本的に発展途上国が先進国をキャッチアップするという構図になりますが、特定の分野では先進国が劣ってる場合もあるので、主語が必ず先進国になるとは限りません。

・戦後、日本は欧米先進経済へのキャッチアップを追求し、先進国の仲間入りを果たした。 ・日本の教育制度は、欧米の子供の自由に重きを置く教育制度へのキャッチアップが必須だ。

IT用語の「キャッチアップ」の意味

語源が英語だけあって、インターネット上やIT業界では「キャッチアップ」が様々な意味で使われています。 ニュースリーダー(RSS)で未読で放置されたニュースを、一気に既読にする機能のことを「キャッチアップ」機能と言います。未読がずっと蓄積していると、新着のニュースを受信することができないため「キャッチアップ」機能が必須となります。 Tumblrなどのサービスを使い、ネット上にある画像などをワンクリックで取り込む作業を「キャッチアップ」ということがあります。 またコンピュータゲーム用語で「キャッチアップ経験値(キャッチアップexp)」という言葉もあります。自分より強い相手を倒したときにもらえる経験値のことを指します。

医療用語の「キャッチアップ」の意味

医療用語で「キャッチアップ現象」というものがあります。2016年度の看護師国家試験でも選択問題で出題され話題になりました。「キャッチアップ現象」とは母体の中にいる赤ちゃんが、出産までの期間中に何らかの原因で成長が遅くなっても、後から一気に成長が加速し問題なく出生することができることを指します。 「キャッチアップ障害(ピックアップ障害ともいう)」は卵子を卵管に取り込む卵管采が機能しない状態のことを指します。排卵をしても精子の待つ卵管膨大部に取り込めなければ妊娠できないということになります。 専門的な医療用語であっても「キャッチアップ」の原義である「追いつくこと」というニュアンスがあることを確認できたと思います。

放送用語の「キャッチアップ」の意味

放送用語では「キャッチアップ放送」「キャッチアップ配信」というものがあります。 テレビ放送やインターネット配信の番組や動画を、後からもう一度配信する「再放送」のことを指します。 リアルタイムで視聴できなかった人に向けて再度番組を配信することで、番組の認知度を上げ今後の視聴率につなげようというのが根本的な考え方。 オンデマンドのインターネット放送が増えた現在、「キャッチアップ放送」という概念は風化しつつある。

水泳用語の「キャッチアップ」の意味

水泳に関する用語でも「キャッチアップクロール」というものがあります。 「キャッチアップクロール」とは初心者向けのクロールの泳ぎ方で、両手を一瞬だけですが前で揃える泳ぎ方のことを指します。

英語「catch up」の意味と使い方

英語の「catch up」も原義は「追いつく」になります。 「追いつく」というニュアンスから転じて「catch up」には、「最新情報や流行について学ぶ」「あとからまた会う」などの意味もあります。 いくつか例文を紹介します。

She was so fast that I couldn't catch up with her.

彼女はかなり速くて、追いつくことができなかった。

When I hang out with her, I need to catch up on all the gossip.

彼女と遊びに行くときは、最新の芸能情報を頭に入れておかなきゃ。

Then I'll catch you up later.

じゃあ、また後で会いましょう。

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「キャッチアップ」は意識高い系ワードなので注意しよう

「キャッチアップ」は俗に言う「意識高い系ワード」の1つとされています。 ここで言う「意識高い系ワード」とは、英語の単語をカタカナ用語としてビジネスの場で使われている単語です。日本語でそのまま伝えれば良いものをわざわざ英語を用いて使用するので、使用している人は「意識高い系」と揶揄されることがあります。 なので、「キャッチアップ」は多用すると、職場などによっては一緒に働く人に違和感を与えてしまったり、浮いてしまう可能性があるので注意しましょう。 ちなみに、IT業界では普通に使う言葉なので心配無用です。 その他にも意識高い系ワードはたくさんあるので、その一部紹介しておきます。

・アグリー (agree):同意する、支持する ・アウトソーシング(outsourcing):外注、外部委託 ・アサイン(assign):割り当てる、任命する ・アジェンダ(agenda):計画、議題 ・アライアンス(alliance):提携、同盟 ・ウィンウィン(win-win):双方に利益となること ・コストパフォマンス(cost performance):費用対効果 ・コミットメント(commitment):委託、委任 ・コンバージョン(conversion):ウェブサイト上で獲得できる最終的な成果 ・リスケ (reschedule):日程変更、予定延期

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まとめ

✔「キャッチアップ」の原義は「追いつくこと」 ✔「キャッチアップ」をビジネスシーンで使うときは「まだ目を通していない内容、事柄を後から追って理解、把握する行動」を指す ✔「キャッチアップ」は各業界で違う意味で使われている

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