「between」は2つ間で、「among」は3つ以上の間、と間違って覚えていませんか?「between」と「among」の正しい違いと使い分けを説明します。
「between」:「2つ(以上の違いがはっきりした)個体の間」 「among」:「3つ以上の個体に囲まれている(結果として一つの集合体になっている)状態」 という意味が正確です。 「between」は「2つの個体の間」と教わった方が多いと思いますが、正確ではありません。明確に区別できる個体ならば、3つ以上使っても問題ありません。(詳しくは例文でみたいと思います) 「among」は逆に、個体に囲まれていて、それが一つの集合体となっているニュアンスです。3つ以上だからといって、すべて「among」が使用できるわけではありません。(こちらも例文でわかりやすく説明します) また、「among」の堅い表現とされる「amid」も「among」とは少しニュアンスが異なります。「amid」も「3つ以上の集合体に囲まれている」という意味ですが、「amid」の場合は「異色な集合体」に囲まれていることを暗示します。ですから、「among friedns」は可ですが、「amid friedns」は不適切です。
Seikan Tunnel is the bridge between Hokkaido and the mainland.
青函トンネルは北海道と本州を結ぶ橋です。
I am on a diet so I'm trying not to eat between meals.
ダイエット中なので、間食しないようにしている。
This is the secret only between Taro, Jiro and Saburo.
これは太郎、次郎そして三郎の間だけの秘密だ。
この例文では、太郎、次郎、三郎と三人いますが、違いが明確なので、「between」を使います。集合体ではないので「among」は不可です。
This social gaming is so popular among friends.
このソシャゲが友達の間でめっちゃ流行ってる。
My dream is to own a second house among the trees in the countryside.
私の夢は、田舎に木々に囲まれてた別荘を持つことです。
The labor agreement was concluded among the three nations.
労働規約が3ヶ国で結ばれた。
この例文は、「between three countries」も可能です。3ヶ国を別々の国という意識をもつと「between」ですし、国を3つ合わせて一つの集合体として捉えると「among」となります。 例えば、 「between American and Japanese」というと、「米国人と日本人」ですが、対立的なニュアンスがあります。しかし、「among American and Japanese」というと、米国人と日本人が混ざり合って一つの集合体となっているイメージです。
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