「secret」は「秘密」を意味しますが、みなさんは「secret」以外の英語表現をご存知ですか?「secret」以外にも「confidential」「classifed」「private」「hidden」「covert」は全て「秘密」のニュアンスを持つ英単語です。今回はそれぞれの「秘密」の意味を徹底解説していきます。
「秘密」と聞いて「secret」が浮かぶ人は多いのではないでしょうか? 「secret」は「一般的な秘密」を指します。 「secret」は形容詞と名詞で使われる単語です。 <形容詞>
<名詞>
「secret」は汎用性が高いので日常会話やビジネスなどさまざまなシチュエーションで使うことができます。
Do you wanna know my secret?
(友達同士の会話などで)私の秘密を知りたい?
The secret of our success is constancy of purpose.
(ビジネスシーンで)我々の成功の秘訣は目的の不変性です。
He is so secret about everything.
彼は本当に口が堅い。
「confidencial」は形容詞で「(情報が)機密の、社外秘の」という意味です。 元々は「信用、信頼」の意を持つ「confidence」が語源であるため、信用、信頼できる相手にだけ言えることのニュアンスです。 「confidencial」はフォーマル、ビジネス、軍隊などのシチュエーションで使われることが多いです。 また、上で説明した「secret」よりも秘密の度合いが大きいです。
CONFIDENTIAL
(書類などの封筒に記載で)親展
Don't forget to lock the confidential documents in the cabinet.
機密文書が入っているので鍵をかけるのを忘れないでください!
「classfied」は形容詞で「国家機密の、極秘の」という意味があります。 「classfied」は主に情報や書類に対して使います。 上記で紹介した「confidencialよりもさらに機密の度合いが大きいです。 企業や国などとても大きな組織が保有しているとても大事な秘密に対して使えます。 ちなみに「classfied」には「分類された(書類、名簿)」という意味もあります。
Thousands of classified documents have now been declassified.
何千もの機密文書がついに公にされた。
This information has been classified top secret.
この情報はトップシークレットとして分類された。
「private」は日本語でも「プライベート」と使っていますね。 「private」は形容詞で、
などの意味があります。 「秘密」というより「私的」のニュアンスで使われている単語です。 一個人もしくは仲間うち内での「秘密ごと」に使う英語表現です。 「in private」のイディオムで「(見ら/聞かれたくないので誰もいないところで)〈話す〉」という表現でも使います。 「private」の反対語には「official」や「public」などがあります。
There are my father's private papers in his room.
父の部屋には内密の文書がある。
I want to say something to you in private.
あなたに伝えたいことがあるから誰もいないところで話そう。
「hidden」は形容詞で、
という意味があります。 直接的に「秘密」を意味するわけではありませんが隠された結果秘密になっているニュアンスで使われます。
It is being hidden in a hidden place.
それは秘密の場所に隠されている。(1つめのhiddenは動詞の過去分詞形)
あまり馴染みのない単語ですが「covert」は形容詞と名詞で使われる単語です。 <形容詞>
<名詞>
上記で説明した「hidden」のように、隠された結果みんなに知られていない物事に対して使います。 同義に「undeground(秘密の)」「undercover(秘密で行われる)」などがあり、反対語は「overt(公開の、公然の)」です。
He stole a covert glance at her across the table.
彼はテーブルの向かいから彼女を密かにちらりと見た。
A covert investigation was conducted to catch the drug dealers.
麻薬の売人を逮捕するために秘密調査が実施された。