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「It's up to you」と 「It depends on you」の違い《完全版》

「It's up to you」と 「It depends on you」はどちらも「君次第だ」と和訳されることが多く、違いが分かりづらいですよね。しかし「up to」と「depned」の意味をしっかり理解すると、「It's up to you」と 「It depends on you」が全く違う意味であることが分かります。今回は「It's up to you」と 「It depends on you」の正しい使い分けについて解説します。

※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。

「It's up to you」と 「It depends on you」の違い

It's up to you:それは君次第だ。 It depends on you:それは君次第だ。 と、どちらも同じ和訳がなされることが多いです。 しかし、「It's up to you」と 「It depends on you」の意味には決定的な違いがあるので注意しましょう。 和訳を工夫すると、「It's up to you」と 「It depends on you」のニュアンスの違いが把握できます。 It's up to you.:それは君の責任だ。 It depends on you.:それは君にかかっている。 と和訳すると、「It's up to you」と 「It depends on you」の違いがよく分かると思います。 「up to」と「depend」の意味と使い方を細かく見ていきましょう。

「up to」の意味と使い方

「up to」には様々な意味があるのですが、「It's up to you.」の「up to...」は「...の責任だ、義務だ」という意味になります。 「...次第」と訳してしまうと本来の意味が分かりづらくなってしまいます。 「It's up to you.」と言われた場合、何らかの責任や義務が「あなた(you)」にあることになります。 決定・決断の責任があなたにある、という意味合いで使うことが多いです。 「leave ◯◯ up to...」の形で、「◯◯を...に任せる」という意味になります。この使い方もネイティブはよくしますので、ぜひ覚えておきましょう。 例文です。

It's totally up to you.

それはまったく君の責任だ。

It's up to you to decide what to do in the future.

将来何をするか決めるのは君の責任だ。

Well, if you say so, I'll leave the decision up to you.

君がそこまで言うなら、決定は君に任せるよ。

My boss left it up to me to decide what to talk in tomorrow's meeting.

上司は、明日の会議で何を話すかの決定を私に任せた。

最後の例文の「left」の後の「it」は「to decide what to talk in tomorrow's meeting」を指しています。 My boss left "to decide what to talk in tomorrow's meeting" to me. とすると目的語が長すぎるので、この場合は目的語を形式的に「it」を置き、文末に「to decide what to talk in tomorrow's meeting」を追加します。 「up to」にはその他にも意味がありますので、気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。

《完全版》「up to」の意味とネイティブの使い方

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「What are you up to?」の3つ意味と使い方、返事の仕方とは?

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「depend」の意味と使い方

「depend」の意味は「...にかかっている、依存する」という意味になります。 「It depends on you.」は、「それはあなたにかかっている、依存している」という意味になります。 なので、「It depends on you.」の方は、「それはあなた次第だ」という和訳で正解です。 「It depends on you.」と言われた場合、あなたに決定・決断の責任はありません。決定するのは話者ですが、あなた次第で決定する内容は変わりますよ、というニュアンスです。

It depends on you whether we go out for lunch or not.

ランチに外食をするか否かは君次第だよ。

上記の例文「It depends on you whether we go out for lunch or not.」の主語である「it」は形式主語です。 「it」=「whether we go out for lunch or not」になります。 英語では、文頭の主語や文中の目的語が長くなるのを避けるために、文末に持ってくることが多いです。

That depends.

それは時と場合によるね。

「That depends.」という表現もよく使います。「それはケースバイケースだね」という意味になります。 「That depends.」は「on the circumstances」が略されています。

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