「fag」というスラングは米英では全く違う意味で注意が必要なスラングの代表格です。自動詞、他動詞、名詞で意味がかなり違う単語ですので、そこにも注意が必要です。
「fag」のアメリカ英語での意味は、「ホモ」です。転じて「女っぽい男」などの意味もあります。「faggot」の省略形です。「homosexual」と同義です。 「fag」「homesexual」という言葉は、侮辱的・差別的ですので、基本的に使用を避けるべきです。代わりに「gay」という言葉が一般的です。「gay」は元々「陽気な」という意味で、そこから転じて「同性愛者」のことを指すようになりました。英語では男女両性の同性愛者を「gay」と表現することが可能です。 しかし、近年では「gay」という言葉も一般化し、差別的に使う場合があるので注意しましょう。例えば、「That's so gay!」といって、「おかまっぽい、気持ち悪い」などのニュアンスで使う場合もあります。
ところが、イギリス英語での「fag」は「タバコ」を示すスラングです。 「cigarette」と同義です。 イギリス人がアメリカ人に、「おれはタバコが好きだ」と言ったときに、アメリカ人が「なんだって??!」なんて返事をするのが1つ定番の笑いになっています。
「fag」は「嫌な仕事」「大変な仕事」などという意味もあります。これも基本的にはイギリス英語で使われている意味です。
This is just too much fag.
これはただひたすら大変な仕事だ。
他動詞の「fag」には、「(人)を疲れさせる」という意味があります。 「tire」という他動詞と同義です。 通常「out」とともに受け身で使い、「へとへとになって」という意味になります。 「exhausted」と同義です。
I got fagged out by work.
仕事でへとへとになった。
「fag」は自動詞で、「一生懸命やる」という意味があります。通常「away」とともに使います。
She fagged away at English and finally got accepted to a local college in US.
彼女はこつこつ英語の勉強をし、最終的にアメリカの地元の大学に受かった。
「fag end」というイディオムがあります。意味は、 (1) 残りクズ (2) (公演などのつまらない)最後
At the fag end of the class, almost every student seemed to be dozing.
クラスの終盤、ほとんどすべての生徒が居眠りしてるようだった。
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