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「寛大」の意味とビジネスでの使い方、類語、対義語、英語表現

「寛大」という言葉をご存知でしょうか。「寛大な心」といった良い回しで耳にすることが多いのではないでしょうか。今回は、「寛大」という言葉の意味と使い方を紹介します。また、「寛大な心」を持っている人の特徴や考えについても解説した他、「寛大」と「寛容」の違いも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「寛大」とは

「寛大」の読み方は「かんだい」

「寛大」の読み方は「かんだい」です。 「寛」は音読みで「カン」訓読みで「ひろい・ゆるやか・くつろぐ」と読みます。 「大」は音読みで「ダイ・タイ」訓読みで「おお・おおきい・おおいに」と読みます。

「寛大」の意味は「度量が大きく思いやりがあること」

「寛大」の意味は、「度量が大きく思いやりがあること」です。 「寛」は、「広い・くつろぐ」といった「心のゆとり」を意味する漢字です。 「大」は、そのまま「大きい」という意味で使用される漢字です。 したがって、「寛大」は「広く大きなゆとりのある心」という意味になることがわかります。 「ゆとりのある心」とは、例えば他人のミスをすんなり許せるような「器の大きさ」「度量が大きい」ということです。 どんなことでも広い心で受け止める度量の大きさがあること、思いやりがあること、を表現する言葉です。

「寛大」を含む四字熟語は「徳量寛大」

「寛大」を含む四字熟語は「徳量寛大」があります。 「徳量寛大(とくりょうかんだい)」は、「度量が大きく寛容な様子」です。 「徳量」とは、「徳が高く器量がある」ということです。 したがって、「徳をそなえていて、度量が広く大きい」という意味のある四字熟語になります。 「徳」の意味は、「善行(良い行い)」です。 その他にも「寛」のみが含む四字熟語には、

  • 寛仁大度(かんじんたいど)
  • 外寛内深(がいかんないしん)
  • 劉寛温恕(りゅうかんおんじょ)

などがあります。

「寛大」の使い方と例文

「寛大な◯◯」「寛大に■■」と使う

「寛大」という言葉は、「寛大な◯◯」「寛大に■■」と使うことができます。 「寛大な◯◯」な主な言い回しとしては、

  • 寛大な処置
  • 寛大な処分
  • 寛大な心で見守る
  • 寛大な心遣い

などがあり、 「寛大に■■」には、

  • 寛大に許す
  • 寛大になる
  • 寛大に振る舞う
  • 寛大に扱う
  • 寛大に見る

といった言い回しがあります。 詳しい使い方については例文を参考にしてください。

例文

  • 弁護人は被告人に殺意はなかったとして寛大な処置を求めました。
  • 十分寛大な処分だと思うが、本人はどうも納得がいっていない様子だった。
  • 至らない点も多いかと思いますが、どうか寛大な心で見守っていただけたらと思います。
  • 復職してからのみなさまの寛大な心遣いは深く感謝しております。
  • あの時寛大に許すことができていれば、離婚にまで話が発展することはなかっただろう。
  • 昔はトガっていましたが年齢を重ねて寛大になることができました。
  • 厳しくするだけではなく、あえて寛大に振る舞うことも大切です。
  • 普段厳格な父からは想像できないないほど寛大に扱われていたので何者なのかと驚いてしまった。
  • はじめこそまだ慣れていないと思い寛大に見るが、だんだん厳しくなっていくので覚悟するように。

「寛大なご配慮」などとビジネスでは謝罪メールで使う

「寛大」は感謝の文章で使われることがほとんどですが、メールの全体的な趣旨は謝罪になります。 例えば、何かミスをしたりなど相手に対して失礼があった場合に謝罪をする場面に、「広い心で許していただき、ありがとうございます」「丁寧に対応していただき、感謝いたします」といった文脈で使用します。 これは、こちらがした失礼なことを対応してもらった後に使う表現になります。 簡単に言えば、「許してくれてありがとう」という意味合いで「寛大」はビジネスメールで用います。 例えば

  • 寛大なご配慮
  • 寛大なご対応
  • 寛大なご処置
  • 寛大なお言葉

といった言い回しが使用されます。 敬語の接頭語「ご」は、相手の行為に対して使われているので、尊敬の意味になります。 「ご」をわざわざ付けなくとも、後に敬語表現が続きますが、恐縮している気持ちを強調するために付けた方がよいでしょう。 また、始末書などの文章では、反省の言葉や謝罪も言葉を述べたあとで「寛大なご処置を承りますよう...」というように、「どうか許してください」というニュアンスで使用されることもあります。

例文

  • この度は◯◯様の寛大なご配慮に感謝申し上げます。
  • こちらの不手際にもかかわらず寛大なご対応ありがとうございます。
  • ◯◯様に寛大なお言葉を頂戴し、大変恐縮でございます。
  • 二度とこのようなことが起きないよう注意してまいりますのでどうか寛大な処置をお願いいたします。

「寛大」と「寛容」の違い

「寛容」の意味は「心が広く人を受け入れること」

「寛大」・・・・・「度量が大きく思いやりがあること」=人に優しくすること 「寛容」・・・・・「心が広く人を受け入れること」=人を受け入れること

「寛容」は、「かんよう」と読みます。 「寛容」の意味は、「心が広く人を受け入れること」です。 例えば、自分とまったく違う考えの人が現れて、自分の意見を否定してきたとしても、その人の言っていることをきちんと受け入れる器の大きさがある人を「寛容」といいます。 また、他人がミスをしたときに相手を厳しく責め立てないといったような心の広さをもつ人も「寛容」と表現することができます。 つまり、「寛大」が「度量が大きく、思いやりのある心」を意味しているのに対して「寛容」は「人の言動を受け入れる心の広さ」を表す言葉です。 どちらも同じような意味合いで使用される言葉ではありますが、「寛容」は他人の欠点や過ちを許す場合に使用されることが多い言葉であるということを覚えておくといいでしょう。

「寛容」の例文

例文

  • 無礼な輩に対しても、一切怒ることなく彼はいつでも寛容であった。
  • 私の母はどんなに反抗をしても寛容な姿勢を示していた。
  • 優れた人ほど寛容で様々なことをいつでも吸収していると言えるでしょう。
  • 彼はどんな学生も受け入れる寛容な学生寮を作ってくれた。
  • 理不尽なことがあっても寛容な態度を示すのは非常に難しいことです。

「寛大」の類語

雅量

「雅量」は、「がりょう」と読みます。 「雅量」の意味は、「人をよく受け入れるおおらかで広い心」です。 どんな人であっても受け入れることができる広い心を持っている人を「雅量がある」といった表現で良い表すことができます。 「寛容」とは違って「〜な」「〜に」という形容動詞としては使用することができないの注意してください。

例文

  • どんな人でも受け入れられるぐらいの雅量がないとこの仕事は務まりません。
  • 私にも彼ぐらいの雅量があれば、もっと人生上手くいくかもしれない...。

寛仁

「寛仁」は、「かんじん」と読みます。 「寛仁」の意味は「心が広く思いやりがあること」です。 「仁」という漢字には「思いやり.いつくしみ」という意味や「儒教で説く最高の徳」という意味があります。つまり、「寛仁」は、広い心で思いやりがある、かつ「徳」があるということです。

例文

  • 彼の非常に寛仁な対応に誰もが尊敬の念をいだきました。
  • いつでも寛仁な行いをしていたので神が味方をしたのだと思いますよ。

宥恕

「宥恕」は「ゆうじょ」と読みます。 「宥恕」の意味は、

  • 寛大な心で罪を許すこと。許して咎めないこと
  • 見逃してあげること

となります。 「宥恕」には、「被害者が加害者の行為を許容すること」という意味も含まれます。

例文

  • ご宥恕を賜りたく、連絡した所存です。
  • この度の過失をご宥恕いただきありがとうございます。

諒恕

「諒恕」は「りょうじょ」と読みます。 「諒恕」の意味は「事情を思いやってゆるすこと」です。 「恕」は「相手を思いやって許す」「思いやり」「同情」を意味しています。 「寛大」も、相手に思いやりをもち広い心で受け止めることを意味する言葉であるため「諒恕」も「寛大」と同義語であると言えるでしょう。 自分が何か悪いことをしてしまった場合に「ご諒恕を請う」「ご諒恕を賜りたく」などと使います。 「ご諒恕」は「ご寛恕」と同じ意味ですが、使用頻度は低いです。

例文

  • 今回の件は相手方に諒恕を仰ぐしかないでしょう。
  • ◯◯様が不在のためメールでの連絡をご諒恕ください。

忠恕

「忠恕」は、「ちゅうじょ」と読みます。 「忠恕」の意味は「自分の良心で忠実で、他人に対する思いやりが深いこと」です。 「忠」には、「まごころ」という意味があり「許す・大目に見る」という意味があります。 つまり「忠恕」は、「思いやりをもって」というニュアンスが強いということがわかります。

例文

  • どんなことがあっても忠恕の心は忘れないで生きていきたいです。
  • 忠恕な心を持っている人は自然と周りの人から助けてもらえる人生を送ることができる。

おおらか

「おおらか」の意味は「人柄や心がゆったりとして、細かいことを気にしないさま」です。 「心が広い、優しい」といった意味で褒め言葉として使われています。 例えば、「おおらか」な人は相手がミスをしても笑い飛ばしてくれる包容力がある人を指します。

例文

  • どんなことがあってもおおらかな気持ちでいたいと思っています。
  • おおらかな態度の店員さんが接客をしている雰囲気の良いお店でした。

広量

「広量」は「こうりょう」と読みます。 「広量」の意味は、「度量が大きく心が広いこと」です。

例文

  • 彼の広量さに心を動かされ、いつしか絶対にこの人と結婚をしたいと思うようになりました。
  • その広量は男らしさがあって、外見だけではなく内面も魅力的な人だなと実感しました。

「寛大」の対義語

狭量

「狭量」は「きょうりょう」と読みます。 「狭量」の意味は、「人を受け入れる心が狭いこと」です。 「寛容」が、「人を受け入れる心の広さ」を表す言葉なので、「狭量」は「寛容」の対義語であるということがわかります。

例文

  • そんな狭量な性格じゃあ部下にも慕われないだろうし出世は難しいだろう。
  • 自分の意見が通らないととにかく納得がいかない狭量なところがありました。

偏狭

「偏狭」は「へんきょう」とい読みます。 「偏狭」の意味は「考え方が狭いこと」「度量が小さいこと」です。 自分だけの狭い考えにとらわれてしまっている様子を「偏狭」と言い表します。

例文

  • 私の父はとにかく偏狭な性格をしていて、流行り物は一切受け付けません。
  • 周りの人から隔離していたせいで視野が狭く偏狭な考えをもつようになってしまったようだ。

厳格

「厳格」の意味は、「手加減などしない厳しい様子」です。 規律や道徳に厳しく、不正などを許さない厳しい様子を「厳格」と言います。 「寛容」は、「厳しい」というよりは、多少のことは笑って許すというおおらかさを表す言葉なので、「厳格」は「寛容」の対義語になります。

例文

  • 厳格な父に育てられたせいか、彼女はきつい性格をしている。
  • 彼は曲がったことが大嫌いで誰に対しても厳格だった。

過酷

「過酷」の意味は「苦しいほどに厳しいこと・むごいこと」です。 「寛容」は人に対しておおらかな気持ちで接することでしたが、「過酷」は、厳しすぎる様子を表す言葉なので、対義語になります。

例文

  • こんな希望に溢れた小さい子にまさか過酷な未来がまっているなんて夢にも思いませんでした。
  • 特に長女ということもあって、妹や弟よりも過酷な扱いを受けていました。

けちくさい

「けちくさい」は、「心が狭くてせこせこしている」という意味の言葉です。 主にお金を使うことをケチケチしたりすることに対して使用される言葉ですが、「心が狭い」という点でいえば「寛容」の対義語であると言えるでしょう。

例文

  • あまりにけちくさい話を繰り広げているので、心の中でついついバカにしてしまいました。
  • 私の母は、けちくさいのでなんでもかんでも姉のお下がりを私におろしてきました。

「寛大」の英語表現

generous

「寛大」に最も近い英語は形容詞「generous」です。 名詞は「generosity」です。 「generous」は「very kind」に置き換えることできます。 「困った人を出だすけるように、非常に優しい」というニュアンスです。 「be generous to...」で「...に寛大だ」という意味になります。

She was generous to everybody.

彼女は誰に対しても寛大だった。

magnanimous

聞き慣れない単語だとは思いますが、「generous」の類語に「magnanimous」があります。 「magnanimous」も「寛大な」という意味なのですが、特に競合相手に対して使う単語です。

He should be magnanimous in victory.

彼は勝利したのだから、負けた競争相手にもっと寛大であるべきだ。

lenient

「lenient」は「罰や判断が寛大な」という意味の単語です。 「lenient」は事に対しても人に対しても使うことができます。 「be lenient with...」で「...に対して寛大だ」という意味になります。

The female teacher seems to be too lenient with boy students.

例の女性教師は男子生徒に寛大すぎるようだ。

Some legal experts think that five years in prison is lenient, considering how much suffering he has caused.

彼が引き起こした苦しみを考慮すると、5年という刑罰は寛大(すぎる)と考える法律専門家もいる。

tolerant

「tolerant」は「寛容」という日本語に近いです。 「自分とは違う人の行動や考え方を賛同していなくても受け入れる」という意味です。 「be tolerant of...」で「...に寛容だ」という意味になります。

People in China are more tolerant of children in public places than in Japan

中国人は日本人よりも公共の場にいる子供に対してより寛容だ。

寛大な心の持ち主の特徴

なんでも受け止めてくれる包容力がある

寛大な心をもっている人は、細かいことを気にしません。 ちょっとしたミスや間違いは「いいよ〜直しておいて〜」ぐらいで済みます。 本人は割と細かいミスなどはしないのですが、他の人のそういう部分には優しく対応します。 すぐに修正出来るものや、対して変わらないものに関して怒ったってしょうがないと思っています。 相手のダメなところもすべて、受け止めてくれる包容力があるのが寛大な心の持ち主なのです。 寛大な心を持っている人も前では、無理をせずありのままの自分をさらけ出してもすべてを受け止めてもらえるという安心感があります。

感情の起伏がなくめったなことで怒ることはない

寛大な心をもっている人は、とにかく穏やかで、感情の起伏がありません。 自分の気分で不機嫌になったり、ピリピリした雰囲気を作りませんし、怒りを我慢するというよりは、周りのことを気遣って嫌なムードにはしないんです。 感情の起伏が激しい人と一緒にいると、気持ちが落ち着くどころが怒り出したり不機嫌になられると気を使ってしまいますし、疲れてしまいますよね。 寛大な人は、どんなに嫌なことがあっても感情を爆発させてしまうようなことがないので、いつでも穏やかで、とにかく一緒にいて落ちつける存在であると言えるでしょう。

どんなことがあっても、相手のことを否定しない

寛大な心を持っている人は、どんなことがあっても相手のことを否定することはありません。 自分と違う意見を持っている人がいても「そういう考えもあるんだね」と素直に受け止め、どんどん自分の視野を広げていきます。 また誰かがミスや失敗をしてしまった時でも否定や拒絶をするのではなく、一度受け入れてくれます。そのうえでなぜミスをしてしまったのかを一緒に考えてくれたり、失敗しないためにはどういうことをすればいいかを教えてくれます。 故意的に悪いことをしたり不注意でミスをした場合には、ちゃんと叱ってくれます。しかしそれは頭ごなしに怒るのではなく「そういうことをすると信頼をなくすから気を付ける」「社会人として自覚を持つべき」と、人生観を含めて話をしてくれます。 「怒る人は、自分が偉いと思っている」と明石家さんまさんが言っていました。 寛大な心を持っている人は、ただ頭ごなしに怒らずにすべてを受け入れる包容力を持っていると言えるでしょう。

損得勘定で人を選ばない誰に対しても平等で接する

寛大な人は、広く大きな心をもっているので、損得勘定で人を選んだりすることがありません。 つまり、誰に対しても平等で公平な態度で接します。 陰口を言ったり、卑怯な真似をすることがありません。 寛大な心の人は、周りからの評価もあまり気にしていないので、誰かにおべっかを使ったり表面上の付き合いをすることがないのです。 自分にとってなんの得がなくても、相手をしっかりと認め相手の存在を尊重するのが寛大な人であると言えるでしょう。

言動はゆったりとして落ち着いている

また寛大な人は言動もゆったりとして落ち着いています。 早口で慌ただしい人はおおらかさや寛大さとは程遠いですよね。 話し方も行動も何もかもが落ち着いています。 そのためせっかちな人からすると、イライラしてしまうこともあります。 寛大な人は、どんなときでもずっしりと構えている器の大きさがあるので、変に焦ったり、せかせかと生き急いでいるようなことはしません。

気持ちの切り替えが早くポジティブでいつも明るい

寛大な心の人は気持ちの切り替えがとても早いです。 落ち込むようなことがあっても、次の日にはケロッと元気になっていることがあります。 落ち込んでいてもしょうがない!次頑張ろう!と前向きでいられます。 また、対人関係でトラブルがあったとしても、気持ちを切り替えることができるので引きずることもありません。ちゃんと謝罪をし合うことが出来れば、また仲良くすることが出来ます。 基本的にとってもポジティブで、気持ちが明るく、他人にイライラすることがないんですよね。 全くイライラしないわけではありませんが、例えイライラしたとしてもそれを表に出さずにいられます。周りから見ると「全然怒らなくてすごいな」と思われるほど、笑い飛ばしてしまいます。

寛大な心を持つ方法

気持ちに余裕をもち笑顔を心がける

自分の心に余裕がないと、寛大な心をもって人に接することができません。 余裕がない時ってイライラしたり慌てふためいたりしてしまいますよね。そういう自分の心がいっぱいいっぱいな状態だと、他人に寛大になることはできないでしょう。 心に余裕を持つためには、時間に余裕を持って計画を立てることが重要です。 スケジュールをキツキツにしたり、ギリギリに行動をしていると余裕がなくなってきます。時間に追われると人は必ず焦ったり不安になったりして冷静な判断が出来なくなります。 そのため、常に時間には余裕を持って行動し、何事においても計画性を持って取り組みましょう。 ちゃんと計画を立てるだけで心と時間に余裕を持つことが出来ます。 また、笑顔で過ごすこと! 笑顔でいることで自然と気持ちに余裕をもつことができます。

感情的に発言しない、行動しない

寛大な心を持つには、感情的にならないことです。 感情のままに発言をしたり行動をしたりすると、場の空気を壊したり相手を嫌な気持ちにさせたりしてしまいます。感情的な言動は、相手に悪意があったり自分自身がいくら正しかったとしても「自己中心的」「威圧的」と捉えられてしまいます。 優しさは『他人に対して思いやりがあること、そして穏やかで上品なこと』を表します。感情的な言動は穏やかでも上品でもありませんよね。 慎ましくしとやかな様子を「優しい」と本来は使っていました。優しい人になるためには感情的な発言をせずに柔和で品のある言動を心がけましょう。

好きなことをする時間を持つ

上述しているように他人に対して寛大に接するには心に余裕が必要です。 そして余裕を持ったりストレスを溜めないようにするためには、自分の好きなことをする時間を作りましょう。心が元気じゃない時って、余裕をもなくなりますしストレスも溜まってしまいます。そうすることで他人に対して冷たくしてしまったり、八つ当たりをしてしまうことがあります。 ですので、自分で仕事のことや対人関係での嫌なことなどを忘れて楽しい!と思える時間を作りましょう。趣味に没頭したり、体を動かしたり、ちょっと散歩に出かけたりと、自分が好きだと思えることならなんでもいいです。 「あー楽しかった!」「幸せだなあ」と思えるような時間を過ごすようにしましょう。

自分の気持ちと向き合う

他人に対して寛大な心を持って接するにはストレスを溜めないようにすることも大切。 自分の好きなことをする時間を作りましょう。心が元気じゃない時って、余裕をもなくなりますしストレスも溜まってしまいます。そういうときって他人に対して冷たくしてしまったり、八つ当たりをしてしまいがちですよね。 ですので、自分で仕事のことや対人関係での嫌なことなどを忘れて楽しい!と思える時間を作りましょう。趣味に没頭したり、体を動かしたり、ちょっと散歩に出かけたりと、自分が好きだと思えることならなんでもいいです。 「あー楽しかった!」「幸せだなあ」と思えるような時間を過ごすようにしましょう。

生活習慣を整える

寛大な心をもつには、睡眠・食事・運動などの質やバランスを今一度見直してみましょう。 忙しくなると人は不摂生になったり、生活習慣が乱れてきます。そうするとストレスが溜まりイライラしやすくなったり無気力になってしまいますし、気持ちに余裕がもてません。 生活習慣が乱れているなと感じる人は、寛大な心をもつために少しずつで良いので改善に努めましょう。 質が悪いようであれば良い物へと変えるもしくは変えられるような策を考えることが大切です。 <睡眠>

  • 時間は適切か?一般的に6〜8時間の睡眠時間が理想
  • 寝具や寝間着の状態はどうか?肌触りは悪くないか?
  • 寝室の環境はどうか?気温や湿度はちょうど良いか?
  • 寝る直前の飲食はしていないか?
  • スマホ、PC、テレビの画面を直前まで見ていないか?
  • 感謝の気持ちで寝床につけているか?

<食事>

  • 自分に合った食事や時間は把握しているか?
  • 食べ過ぎていないか?
  • 食べなさ過ぎていないか?
  • 体に悪い添加物などは含まれていないか?
  • 好きな物だけを食べていないか?
  • 外食ばかりをしていないか?

<運動>

  • 運動はしているか?
  • 階段を避けていないか?
  • 徒歩や自転車を避けていないか?
  • 一気に頑張りすぎていないか?
  • 座りっぱなしになっていないか?

寛大すぎることのデメリット

人間関係、特に恋愛において彼氏彼女に対して寛大すぎるとあまりよくありません。 寛大すぎることで生じるデメリットを最後に紹介します。

几帳面さが足りないと思われる

寛大すぎると「まあ、いいよいいよ」となんでも許してしまうし、寛容すぎてざっくばらんになってしまうところがあります。 そのため、細部まできっちりやらなくてはならない事に関しては几帳面さが足りません。 特に細かい数字や、1分単位で考えなければいけないようなことを几帳面にこなすことは苦手だったりします。 きちんとしなければいけない物に対して「まあ、こんなもんでいいか」と妥協されてしまっては、頼んだ側としてはモヤっとしてしまいますよね。 几帳面さが足りないと思われてしまうのが、寛大な心をもっている人とデメリットであると言えるでしょう。

優しさを利用されてしまうことがある

また、寛大な人は相手を選ばないので、どんな相手にも寛大に対応します。 そのため、中にはその優しさを利用してくる人がいます。 寛大なって、相手を疑わないので、何か頼まれれば「いいよ〜」と受けてしまいます。 その結果頼んだ方がただ楽してサボれるだけになってしまうこともあります 対して仲良くもないのに都合の良いときだけ利用されたりなど、嫌な思いをしてしまうことも少なくありません。

ストレスを一人で抱えやすい

寛大な人は、ばなんでもかんでも「いいよ〜」と許している反面、自分ではめちゃくちゃ気にしていたりします。 それを無理やりにでも「ま、いいか」と思い出すので、自分の心の小さな傷を見過ごしてしまいます。 本当はまだ傷付いているのに、明るく振る舞ってしまうところもあるので実はストレスを抱えているといういことがあるんですよね。 しかしそういった部分を絶対に外には見せないので、つい一人で抱え込みがちです。 たまにその部分に気付いてくれる人がいると、とても信頼します。

恋愛面ではいい人止まりになることが多い

寛大な人は恋愛面でいい人止まりになってしまうことがとても多いです。 優しくて相談しやすいので居心地が良く、ドキドキしたり刺激が足りなくなってしまうパターンです。 たまに冷たくされると人は不安になりますよね。しかしどうでもいい人に冷たくされても何とも思いません。要するに、ちょっと不安になるということは相手が気になっている証拠なんです。しかし、寛大な心をもつ人相手だといつでも優しいので、不安になることがほとんどありません。そのためなかなか恋心に気づかなったり恋愛に発展しづらくなってしまいます。 また、恋愛に刺激を求める人もいます。そういう人は相手と喧嘩をしたり、傷付けられたり、ハラハラドキドキするようなことこそが恋愛の醍醐味と考えています。そのため、常に優しくされて安心してしまうと恋愛ではなく、家族や友人のような関係になってしまいます。 将来のことを考えればおおらかであることに越したことはない気がしますが、世の中は割と恋愛に刺激を求める人が多いです。

まとめ

「寛大」という言葉について理解していただけたでしょうか。 簡単にまとめると... ✓「寛大」の読み方は「かんだい」 ✓「寛大」の意味は「度量が大きく思いやりがあること」 ✓「寛大」を含む四字熟語には「徳量寛大」がある ✓「寛大な◯◯」「寛大に■■」と使う   など となります。

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