英語スラング「nope」という言葉を知っていますか?「no」を意味する言葉ですが、実は単に「no」だけを表す言葉ではなく、もう一歩踏み込んだニュアンスがあります。また動詞として使うこともあるスラングです。今回は「nope」というスラング英語の意味と使い方を徹底解説していきます!
「nope」は「no」とほとんど同じ意味ですが、より砕けたスラング表現です。 対義語「yes」のスラング表現が「yup」と同じです。
《「Nah」という表現は??》 フォーマル No > Nah > Nope インフォーマル フォーマル Yes > Yah / Yeah > Yup インフォーマル 「nah」という表現は「no」と「nope」の間のフォーマル加減という感じです。
発音「ノウプ」と言います。人によっては「プ」は破裂音なのであまり聞こえないこともあります。 例文です。 ※音声マークをクリックすると発音を確認することができます。なお、音声はアメリカ英語になっております。
"Are you going clubbing tonight?" - "Nope, I don't want to."
「今夜クラブ行く?」-「いやあ、行きたくないわ」
"Hey, have you seen it?" - "Nope."
「ねえ、見かけた?」-「いやあ」
SNSなので、「nope nope nope」という表現を最近よく見かけます。 これはどういう意味かと言うと、
という感じです。 「nope」には、人や虫、出来事に対する嫌悪感・恐怖心などの意味合いも含まれています。 「nope nope nope」と3回繰り返して表現するのが定番で、家でゴキブリが出たときなどにネイティブはこのフレーズを大きな声で言います。
Nope nope nope! I just found a cockroach in the kitchen!
無理無理無理!台所でゴキブリいた!
「nope」は自動詞で「ビビる、おったまげる」という意味もあります。 「nope」が嫌悪感・恐怖心を表すニュアンスから派生して、動詞でも「恐怖を感じる」=「ビビる」という意味が生まれました。
などが同義です。
I noped so hard when I saw a spider in my room.
自分の部屋でクモを見つけたとき、おったまげた。
こちらもSNSなので、トランプ大統領に対して「nope」と発言しているのを見かけることがあります。 これも上記のニュアンスと同じで、「トランプは無理」「トランプはないわ〜」という嫌悪感を表し、侮辱する意味合いです。 下記の画像がとてもよく見かけます。
「dope」は「馬鹿」を意味するスラング英語です。 ジョージ・ブッシュ=「dope」= 馬鹿 バラク・オバマ=「hope」= 希望 ドナルド・トランプ=「nope」=無理 を意味します。 全て、韻を踏んだジョークとなっております。 ちなみに、スラング「dope」には他の意味もあるので、気になる方はぜひ下記の記事も見てみてください。
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