「what the hell」というフレーズを聞いたことはありますか?映画などでよく聞くフレーズですよね。「what the hell」はネイティブがよく使うスラングですが、実は様々な意味があるスラングです。今回は「what the hell」の意味と使い方を徹底解説します!
※音声付き例文がありますので、発音を確認するのにぜひ使ってみてください。音声はアメリカ英語になっています。
「what the hell」のコアな意味は、「what」の強調です。 (和訳に関しては下記で説明していきます) 「what!?(何!?)」という表現をどういう時に使うか想像していくと、ネイティブの使い方もわかってきます。 「what the hell」は実は様々な感情を表現することができるフレーズです。 今回は「感情」別に「what the hell」の使い方を見ていきます。「what the hell」を使うネイティブ話者の感情を理解することで、和訳もおのずとわかってきます。 「What the hell?!」というフレーズ単体で間投詞的に使う場合と疑問文の中で使うこと場合もあります。(詳しくは例文を参考にしてください)
「what the hell」が最もよく使われるのは「信じられない時」です。 「what」のコアな意味である「疑問」を通り越して、目の前で起きてること、今聞いてることが信じられないときです。 例えば、
などなど 無限にシチュエーションは考えられますが、 とにかく目の前で起きてることに、目を疑う瞬間は「What the hell!?」です。 和訳は「何だって?!」「え!?」「まじかよ!」「信じられない!」などが適しているでしょう。
What the hell?! Did he really say so?
何だって!?彼は本当にそう言ったの?
What the hell? That strange man is checking me out.
まじー!あの知らない男がずっと私のこと見てるんですけど。
「check out」の使い方に関しては下記の記事を参考にしてください。
「what the hell」は「怒ってる時」も使うことができます。 和訳は「何だと?!」「は?!」「ちくしょう!」となります。
What the hell? Get out of here now!
何だと?今すぐ出て行け!
間投詞だけではなく、文章で使うこともできます。使い方は「what」と同じです。
Hey dude what the hell are you saying?
おいてめえ、何言ってやがるんだ?
「what the hell」は「感動した時」も使えます。 あまり上品な表現ではありませんが、いい意味で期待を裏切られたときに、つい「what the hell」と言ってしまうネイティブの若者は多いです。 「Wow」などと同義です。 「うわー!」「すげー!」などの和訳になります。
What the hell! How beautiful this lake is!
うわー!なんて美しい湖なんだ!
「what the hell」は相手が言ったことに対して「同情する時」にも使うことができます。 「ええ!」「まじなの?」「ひどいね」などと和訳できます。 丁寧な表現なら「I'm sorry.」です。
"My girlfriend asked me to break up with her." - "What the hell...But you gotta move on then!"
「彼女に別れてほしいと言われたんだ」-「まじか...でもそれなら切れかえていかないとね」
「what the fuck」というフレーズとほぼ同義ですが、「what the fuck」の方が汚い表現です。 「what the heck」という表現もあります。この「heck」というのは「hell」と「fuck」を組み合わせた造語で、「fuck」という強い言葉を遠回しに表現する役割があります。 ネット掲示板やSNSなどでは「what the hell」は「Wotthehell」「WTH」「wth」などと訳されます。 ネイティブが「what the hell」というときに、「what」の音がかき消され「the hell」のみ言うときもたまにあります。
「what」を強調するためにネイティブは「what on earth」と言うこともあります。 「what on earth」は、「what the hell」などとは違い、汚い表現ではありません。単なる強調であり、下品な響きはありません。 「一体全体」などの和訳が当たられることが多いです。
「what the hell」の発音はいくつかの特徴があります。 「what the hell」では「the」の発音は「ザ」という「da」「ta」に近いです。 「the」は正式には少し舌を上下の歯で挟んで発音するのですが、これを簡略化して発音すると「da」「ta」になります。 また「what」と「the」がくっついて、「ワッタ」「ワッダ」というような発音になります。 「what the hell」で「ワッダヘル」「ワッタヘル」といった感じになります。 もっと強調したいときは「ワッダへーール」という風に「hell」の部分を長めに発音します。
「hell」は「地獄」という意味ですが、英語では強調の意味で使われます。 上品な表現ではありませんが、映画などを見ているとスラングとしてよく登場します。 「what the hell」以外にも「hell」を使用したスラングはたくさんありますので、今回はよく使うものを厳選して紹介したいと思います!
「the hell 主語 動詞」の語順で「...なんてとんでもない」という意味になります。 なので「The hell you say!」は「You can't say that!」と似ていて「そんなことはお前は言えない」つまり「よく言うよ」という意味になります。 「The hell you do」といえば、「そんなことあるもんか!」となります。
"I do know what I am saying!" - "The you do!"
「自分で何言ってるかくらいわかりますよ!」-「お前にわかるもんか!」
「what」以外の疑問詞も「the hell」を組み合わせることができます。
です。
Who the hell do you think you are!
お前自分を誰だと思ってるんだ!
「a hell of a...」の「...」に名詞がきて、「やばい...」という意味になります。 よい意味でも悪い意味でも使います。どちらかの意味かは文脈で判断することになります。まさに日本語の「ヤバい」と同じですね
I joined a hell of a party last night.
昨夜はヤバいパーティーに参加した。
「形容詞 as hell」 = 「very 形容詞」となります。 形容詞のあとに「as hell」をつけて「とても」と形容詞を修飾します。 この形容詞には悪い意味がくるのが普通です。 「as fuck」と言っても同義です。
That weird guy is noisy as hell.
あのキモい男くそうるさい。
「Go to hell!」で「うせろ、ちくしょう」などという意味です。
正しいxxxxの使い方
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