「promise」は「約束する」という意味で知っている人が多いと想いますが、文法は思った以上に色々なパターンがあるので注意が必要です。不定詞「to」が付いたり、that節であったり、目的語が2つフォローしたりますので、1つずつ解説していきます。また、「promise」「promisng」は「約束」以外の意味もありますので、紹介したいと想います。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカになっております。
「promise」の基本的な意味は「約束する」になります。 「promise」は意味は簡単ですが、使い方(文法)にいくつかのパターンがあるので、1つずつ紹介していきます。
《0》promise 「約束する」(自動詞) 《1》promise+物事 「何々を約束する」(他動詞) 《2》promise+物事+to+人 「何々を誰々に約束する」(前置詞「to」) 《3》promise to+動詞 「...することを約束する」(不定詞) 《4》promise that... 「...ということを約束する」(that節) 《5》promise+人+that... 「...ということを誰々に約束する」(that節) 《6》proomise+人+物事 「何々を誰々に約束する」(目的語が2つ) 《7》”...,” 人+promise. 「...といって誰々は約束した」(会話)
「promise」は上記の7通りになります。 上記の使い方を1つずつ例文で紹介したいと想います。
I have go home. I promise that.
家に帰らなきゃ。それを約束したから。
I will give back your toys after you finish your homework. Because I promised it to you.
宿題終わったらおもちゃ返してあげる。だって、あなたにそれを約束したからね。
I promised to buy a new car for my son's birthday.
息子の誕生日に車を買ってあげることを約束した。
I promised that I would go to Mexico one day.
いつか必ずメキシコに行くことを約束した。
I promised my friend that I would pay back my debt.
友達に借金を返すことを約束した。
My parents promised me a new jacket if I pass the exam.
試験に合格したら、両親は私に新しいジャケット(を買ってくれること)を約束した。
"I will be there for sure," I promised.
「そこに必ず行く」と私は約束した。
I promised that I would go to Mexico one day.
いつか必ずメキシコに行くことを約束した。
「promise」は名詞としても使います。 名詞として使う場合は、下記のように動詞と組み合わせて使います。
「promise」を名詞として使う場合は、「約束をする、守る、破る」ということに重きが置かれていて、目的語などを取ることは少ないです。 何を約束したのか、誰と約束したのか、を明記したい場合は、冒頭で紹介したように動詞「promise」を使うのが自然です。 「That's a promise.」で「今言ったことは約束だ」という意味のフレーズで、約束する内容を言ったあとに文末で使うことがあります。このフレーズも「promise」を名詞で使っています。
I'll try, but I'm not making any promises.
努力するけど、約束は一切しないよ。
If you make a promise, you have to keep it.
もし約束するなら、守らないとだめだよ。
I'll be home for your birthday. That's a promise.
誕生日は家に帰るよ。約束ね。
A promise is a promise.
約束は約束だ。
「promise」は「約束する」という意味から派生して、「...が見込まれる、...になることが予想される」という意味でも使います。 「promise to be...」は、予想される内容がポジティブなときに使います。 「good」「exciting」などのポジティブな形容詞と一緒によく使われます。 例文です。
It promises to be an exciting party.
それはかなり楽しいパーティーになることが予想される。
The new book promises to be one of the biggest sellers in our time.
新しい書籍は現代において最も売れる本の1冊になりそうだ。
名詞「promise」は「約束」以外にも、「有望」「見込み」などの意味があります。
She shows great promise as a movie director.
彼女は映画監督として大変有望である。
Our new recruit holds promise.
新米は将来が期待されている。
「promising」の形にすると「有望である」という形容詞になります。 「成功する兆候がある」「楽しくなる見込みがある」という意味になります。 対義語は「unpromising」になります。
Investors invest in startups that look promising.
有望に思えるベンチャー企業に投資家は投資する。
最後に「promise」を使ったイディオム(慣用表現)をいくつか紹介したいと想います。
「Promised Land」は文字通り「約束の地」という意味になります。 元々は宗教用語で、ユダヤ人のためにイスラエルが神から与えられた地である、という意味合いで使われていました。 一般的には「皆が憧れる土地」という意味で使われます。
Germany is the Promised Land for the refugees from Africa.
ドイツはアフリカからの難民にとって憧れの土地だ。
「I promise you!」は「約束するよ!」という意味で、自分が言ったことは真実であることを強調する言い回しです。口語で使われます。 「I swear to God.(神に誓うよ)」という言い回しに似ています。
I really saw it! I promise you!
おれは本当に見たんだ!約束しますよ!
「Promises, promises!」はイギリスで使われるイディオムで、相手が言ってることが信じられないときに「どうせ口だけでしょ」というニュアンスで使う言い回しです。 「You are all talk.(あなたは口だけ)」という表現に近いです。
「promise the earth」または「promise the moon」も主にイギリス英語で使われるイディオムで「できないことを約束する」という意味です。
Politicians promise the earth in the election.
政治家は選挙のときにできないことを約束する。
「a lick and a promise」は「雑な掃除」「雑な仕事」という意味になります。 「give... a lick and a promise」で「...を雑にやる」 「do... with a lick and a promise」で「...を雑にやる」 という意味になります。
Bill didn't have much time, so he did his math homework with a lick and a promise.
ビルはあまり時間がなかったので、テキトーに数学の宿題をやった。
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