「even if」「even though」は和訳が同じなので分かりづらいですが、明確な違いがあります。今回はその違いについて説明します。
「even if」「even though」はともに「たとえ...するにしても、たとえ...でも」という「譲歩」の意味ですが、それぞれに続く文章の内容に差異があります。
また「even if」「even though」の「even」は強調の役割であり省略可能ですが、「譲歩」の意味ではつけるのが一般的です。 「even if」は「even supposing」などと表現することも可能ですが、アメリカ英語ではあまり聞かない表現なので、あまり気にしないで大丈夫だと思います。「whether or not」と置き換えることも可能です。
I will go on a picnic even if it rains.
雨が降っても、おれはピクニックはいく。
上記の例文の「even if」は「when」で置き換えることが可能です。 「雨が降る」かどうかは実際にはわからない「仮定」の話なので、「even if」を使います。「even though」を使うのは不適切です。
Even if I had met with you, I would not have fallen in love with you.
たとえあなたと会っていたとしても、恋に落ちることはなかっただろう。
上記の例文のように、「even if」節は「仮定法」も可能です。もちろん「even though」では仮定法は不可です。
Even though she is my sister-in-law, I do not lend any money.
いくら義理の妹とはいえ、お金は一銭も貸さない。
この文章では、「彼女が実際に義理の妹」であることがわかります。
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