「Shall we dance?」というフレーズで「shall」を知っている人も多いと思いますが、「shall」には実は色々な意味と使い方があります。アメリカ人はあまり日常会話に「shall」を使いませんが、聖書などでも出てくる大切なニュアンスが「shall」にはあります。今回は「shall」の意味と使い方を徹底解説したいと思います。
「shall」には様々な意味があり分かりづらいのですが、
の2つのポイントによって意味が変わります。 なので合計で6通りの意味と使い方があります。
肯定文・否定文で主語が一人称(I, we)の場合、「shall」は「...だろう」という意味になります。 アメリカ人は「shall」をほとんど使いません。私も3年間アメリカに住んでいましたが、ほぼ聞いたことありません。 「...だろう」といえば「will」ですよね。 アメリカ人は「shall」ではなく99%「will」を使います。 例文を見ていきましょう。
I shall be sick if I don't drink water.
もし水を飲まなかったら、具合が悪くなるだろう。
肯定文・否定文で主語が二人称(you)の場合、「shall」は「...させよう」「あなたは...することになるだろう」という意味になります。 これは「話し手の意思」を表します。 これも「will」と同義です。 「話し手」が神の意志などを反映している場合(つまり聖書!)、 厳かな予告や禁止などを示します。 「shall」は日本語の古語のように、古めかしい感じがあります。 日本語でも日常会話で「汝」などの古語を使ってる人がいたら少し違和感があるように、アメリカでも「shall」を使ってると少し違和感がありますので、注意してください。
You shall have a new computer for your birthday.
誕生日にパソコンを買ってあげよう。
Thou shalt not kill.
汝、殺す無かれ。(聖書の十戒の1つ)
「shalt」は主語が 二人称単数「thou」の時の直説法現在形です。 これらは古英語の文法なので、あまり意識する必要はありません。
肯定文・否定文で主語が三人称(he, she, they, it)の場合 も「shall」は「...させよう」「彼は...することになるだろう」という意味になります。
The man shall die.
あの男は生かしておくまい。
疑問文で主語が一人称(I, we)の場合、 「shall」は「...しましょうか」という意味になります。 「Shall I..?」は、アメリカでは「Should I...?」で代用されます。 「Shall we..?」は直訳で「私たちは...しましょうか?」となり、意訳すると「...しましょう」となり、「Let's...」と同義です。 あの有名なフレーズ「Shall we dnace?」は、「踊りましょう」という意味です。
Shall I open the door?
ドア開けましょうか?
Shall we go to the theater?
映画館行きましょう。
疑問文で主語が二人称(you)の場合、 「shall」は「あなたは...するつもりですか」という意味になります。 これも「will」と代用できますね。
Shall you go to the church this Sunday.
今週の日曜日教会行きますか?
疑問文で主語が三人称(he, she, it, they)の場合、「shall」は「彼に...させましょうか」という意味になります。 この表現は、現在ほとんど使われていません。 Do you want him to do...? で代用するのが普通ですね。
Shall he wait for you?
あなたのこと彼に待たせますか?
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