「センテンス」という言葉をご存知ですか?耳にしたことがあるけど意味を聞かれるときちんと説明できないなと言う人の多いのではないでしょうか。今回は、「センテンス」の意味と使い方を例文つきで詳しく紹介します!また、語源や類語についても紹介しますのでぜひ参考にしてください。
センテンスの意味は「文」です。 「文」とは、まとまった思想を表したもの、書いた言葉のことで、「センテンス」は単純に、「文」をカタカナ語に言い換えただけの言葉です。 ’’朝ごはんに目玉焼きを食べました。’’というように、「。」で区切られた一つの文章が「センテンス」です。 例えば、 ’’朝ご飯に目玉焼きを食べました。それと卵焼きも食べました。’’となると、「。」は二つ使用されているので「センテンス」は二つということになります。
「センテンス」というカタカナ語の語源は、英語の「sentence」です。 「sentence」は「文」という意味です。 「mid-sentence」または「in mid-sentence」の形で「話の途中で」という意味になります。
Your final statement is too long and complicated. You should make it compact and clean.
君の最終陳述は長くて複雑だ。簡潔で明晰にした方がよい。
She is impatient and always interrupts me mid-sentence.
彼女はせっかちでいつも私が話をさえぎる。
英語「sentence」は法律用語として使い「判決」という意味もあります。 民事を含めた一般的な「判決」は「judgement」を使います。「sentence」は主に刑罰に対する判決に使います。
He was giving a life sentence.
彼は終身刑を言い渡された。
「ワンセンテンス」は、「one」(ひとつ)「sentence」「文」で、「一文」という意味で使用される言葉です。 ’’今日の朝ご飯は目玉焼きでした。’’ というこの「。」までが「ワンセンテンス」です。
例文
「フルセンテンス」とは、「主語と動詞を伴った完全な文」という意味です。 特に英文に対して使います。 「フルセンテンスで答える」という形で使うのが一般的です。 「Do you like apples?」に対して「Yes.」は、フルセンテンスで答えていません。 「Yes, I do.」や「Yes, I like apples.」だとフルセンテンスで答えていることになります。 「How are you?」に対して「Good.」はフルセンテンスではありませんが、「I'm good.」ならフルセンテンスです。 英語では「full sentence」より「complete sentence」という方が一般的です。
例文
「トピックセンテンス」は、「文章のはじめの要約」という意味の言葉です。 「トピック」は「話題」、「センテンス」は「文章」という意味があります。 その段落に書かれている文章の話題の中心となるう文章のことを「トピックセンテンス」といいます。 トピックセンテンスを用いることで、読み手は要点を理解した上で文章を読み進めることができるので、長文でも混乱せずに読み進めることができるので、わかりやすいという利点があります。
例文
「短いセンテンス」とは、「短い文」という意味です。 ビジネスシーンでは、長い文章より、短い文章で重要事項が簡潔に書かれた文章が好まれます。 忙しくで時間がないのに、何を伝えたいのかわからない文章を渡されたら「何が言いたいんだよ!」とイライラしてしまいますよね。 例えば、 「今朝は、朝ごはんに目玉焼きをたべ、飲み物にはコーヒーを飲み、とても優雅な朝の時間を過ごすことができました」 という長い一文にするよりも、 「今朝は、朝ごはんに目玉焼きをたべました。飲み物にはコーヒーを飲み、とても優雅な朝でした」 というように、いくつかの短いセンテンスに分けたほうが読み手としては読みやすいということです。
「一つの文章に対して重要事項は1つだけ盛り込む」といった意味の「ワンセンテンスワンメッセージ」という言葉もあります。 一つの文章に言いたいことを詰め込みすぎると、読み手が内容を理解し辛くなってしまうので簡潔にまとめようというニュアンスで使用されます。
「センテンス」という言葉を聞いて「センテンススプリング」という言葉を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 「センテンススプリング」と言えば、元ネタはタレントのベッキーさんと、ゲスの極み乙女のボーカルである川谷絵音さんの不倫騒動ですよね。 この2人の不倫を週刊文春が報じたことをきっかけに、2人の不倫が明るみに出て騒動となったことから、本人たちが「週刊文春」の「文春」を「センテンススプリング」と言っていたことをきっかけに、世間に広まった言葉です。 「文春に掲載されてことで、関係性が世間に知られたので、逆に堂々をできるきっかけになった」ということから、2人がテンション高めに 「ありがとう文春!」 「センテンススプリング!」 とLINEでやりとりしているのがさらに流失してしまったのです・・・。 この時の「文春」を直訳した「センテンススプリング」という言葉が非常に話題になりました。
「センテンスパワー」や「センテンストリプル」、「センテンスレセプター」などはPSO2のゲーム用語として使用されている言葉です。 「PSO2」とは、「ファンタシースターオンライン2」というアクションゲームのことです。 自由度の高いキャラクタークリエイトや、アバターの着せ替えなども楽しめるゲームで、ゲームコンセプトは「4つの革命」「オンラインRPG最高のアクション」「無限の冒険」「究極のキャラクタークリエイト」「境界を超えるRPG」です。
「パラグラフ」とは、「文章の段落」という意味の言葉です。 つまり、内部に構造をもった一つの考えのまとまりを「パラグラフ」といいます。 「文」を沢山集めるのではなく、一つの話題に対して「一段落」として設定して、段落内には一つというが原則となってします。 文章をわかりやすくするために、パラグラフはとても重要です。
例文
「フレーズ」は「単語のかたまり」「決り文句」または「音楽の楽句、メロディの区切り」という意味で使用されます。 歌詞のいち部分や、文章の中の一節などを「ワンフレーズ」などと表すことができます。 元々の言葉は英語の「phrase」で、「まとまった意味を表すひと続きの言葉」「言い回し」という意味があります。 例えば、わかりやすいフレーズを連呼することで印象づける戦略方法です。だと、「わかりやすい言い回し」「わかりやすい言葉」というようなニュアンスになります。
例文
「テキスト」の意味は、
です。 例えば、「テキストを入力」などで目にしたことがあるのではないでしょうか。 これはつまり「本文を入力」という意味になります。
例文
「ダイアグラム」は、デザインやコミュニケーションといった分野で、伝えたい情報を二次元の象徴化された図、記号、無地列などを「ダイアグラム」といいます。 物事のコンセプトや、システムやプロセスなどをひと目で見てわかるうように表現することができます。
などが「ダイアグラム」に含まれます。
例文
「パッセージ」の意味は、「通路・通行・文章の一節」です。 つまり、文章中にあるまとまっと部分のことを「パッセージ」と表現することができます。 また、主要なメロディラインを続く部分のことを指す音楽用語でもあります。 元々の語源である英語の「passage」には「廊下」という意味でも使用され、色々なものの経過や進行を表す言葉としても使用されている単語です。
例文
「ターム」の意味は、「期限・期間」です。 「ターム」は、元々「終わり」という意味をもった言葉で、そこから転じて「境目」、「期間」という意味合いを持って使用されるようになったということが考えられています。 さらに、「テクニカルターム」というように、専門用語や学術用語として使用されることもあります。 ビジネスでも、長期間のプロジェクトや他社との業務提携などある程度の期間を設けることがありますが、この設けられる期限や期間を「ビジネスターム」といいます。 期間の何日、何ヶ月なのかという細い日数については、起業規模によって異なるので、これといって定義があるわけではありません。
例文
「文章」の意味は、「文を連ねて、まとまった思想、感情を表したもの」です。 主に詩に対しての、散文を「文章」といいます。 文法の中で、「文」よりも大きな単位になります。 紙に文字を書き記したものでなくても、コンピューターを使って記録するようなものでも文字で書く形式であれば「文章」といいます。
例文
「節」の意味は「区切りとなる箇所・段落」です。 「一節、二節」というように、段落のように文章を区切る言葉として使用されます。 その他にも
というような意味で使われることもあります。
例文
「句(く)」の意味は、「言葉や文章の切れ目」「センテン」という意味で使用されます。 また、詩歌などの一段落を「句」といいます。 「句」は主に、「主語+動詞」という2語以上のかたまちで一つの品詞として使われるもののことをいいます。 なので、「センテンス」と同じ意味になります。
例文
「センテンス」という言葉について理解していただけましたか? まとめると、 ✓「センテンス」の意味は「文」 ✓英語「sentence」が語源 ✓「ワンセンテンス」「トピックセンテンス」といった言葉でも使われる ✓類語には「パラグラフ」「フレーズ」などがある。 となります。 「センテンススプリング!」が流行っていた時はよく耳にしていましたが、最近はどうでしょうか。 しかし「センテンス毎に〜」など、使用される言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね(^o^)