「WTF」という英語圏のメールやSNSで使われるスラングを知っていますか?「What the fuck」という「what」を強調する表現です。このスラングはシチュエーションによって様々な意味と使い方があります。今回は「WTF」の意味とネイティブの使い方を解説します。音声付き例文がありますから、発音も確認してみてください。
「WTF」は「What the fuck」の略で「何てこった、何だって」という意味です。 ネイティブが会話で使うときは「what the fuck」といいます。メールやSNSでも「what the fuck」と書くこともありますが、よく使う表現なので頭文字をとって「WTF」をよく略して使用します。 「what the fuck」および「WTF」のコアの意味は、「What」の強調です。 シチュエーションによって下記の6つのニュアンスを持ちますが、あくまでも基本的な意味は「何」を意味する「what」であることを覚えておくことが大切です。 日本語でも「何?!」と言ったとき、状況によって色んな意味があると思います。単なる疑問のときもあれば、怒っていたり、驚いていたり、心配していたり。。英語圏のネイティブも同じです。 「WTF」「what the fuck」には2つの使い方に分けることができます。 1つ目は間投詞です。 「WTF」または「what the fuck」単体で使い、状況ごとに感情を表現する。「Oh my God.」などと同じです。今回は間投詞「WTF」を中心に解説していきます! 2つ目は疑問文です。 「WTF」「what the fuck」のあとに疑問文が続き、強調した疑問を示す。 「WTF are you saying?」のように、「what」の代わりに使うことも可能です。 「WTF」「what the fuck」は「fuck」という言葉が入っているので汚い言葉です。ビジネスシーンやあまり親しくない友人との間では使わないようにしましょう。教養がなく下品な印象を相手に与えます。日本人が思っている以上に「fuck」は汚い表現で、相手の気分を害する可能性もありますので、注意しましょう!
「WTF」「what the fuck」は「what」の強調した表現です。 「what」の最も基本的な意味は「疑問」です。 「the fuck」を使い、その「疑問」を強調しているので、 「疑問」を通り越して「信じられない、疑惑」という意味がきます。 「信じられない」「本当なの?」「疑わしい」というニュアンスです。 話し相手が信じがたいことを言ってきたときの返答
What the fuck? Did he really say so?
信じられない。彼は本当にそう言ったの?
"John was killed by a car accident last night." - "What the fuck. No way."
「ジョンが昨夜交通事故で亡くなったって」-「なんだって。ありえない。」
「WTF」は驚きを示すこともできます。 誰かが予想外のことを突然言ったときに、返事として使えます。 「What a surpirise」などが同義です。
"Last night, I got proposed to by my boyfriend!" - "What the fuck?! Congrats!!"
「昨日の夜、彼氏からプロポーズされたの!」-「まじーー?!おめでとう!」
「WTF」は怒りや苛立ちを表現するときにも使います。「何だよ」「は?」みたいなニュアンスで使います。
"Hey you such an asshole!" - "What the fuck?!"
「お前クソ野郎だな」-「何だと、てめえ」
間投詞だけではなく、疑問文でも使えます。
What the fuck are you saying now?
今になってお前何言ってるんだよ。
「WTF」「what the fuck」は相手が言ってることの意味がわからず混乱したときも使えます。理解する気はあるけども、理解不能といったニュアンスです。
"I am going to marry Yui Aragaki." - "What the fuck? Are you drunk?"
「おれガッキーと結婚するわ」-「何だって?酔ってんの?」
「WTF」は相手に大変なことが起こったときや不幸があったときに、同情や心配を表すこともできます。
"My girlfriend asked me to break up with her." - "What the fuck. I feel sorry but it can't be helped."
「彼女に別れようと言われたよ」-「まじかよ。残念だけど仕方ないね」
「WTF」は相手が言ってることが理解不能かつこちらも興味ないときにも使えます。無関心を示します。「だからなに」「何言ってるかしらねーけど」などというニュアンスになります。 「whatever」 「so what」 「I don't give a shit」 などが同義です。
"Listen! That was not my fault! " - "What the fuck. I don't care what you say now."
「聞いてよ。あれはおれのせいじゃないんだ」-「知るか。今更お前の言うことなど興味ないわ」
「what the fuck」の類義語は下記の3つがよく使われます。「fuck」の代わりに「hell」、「fuck」と「hell」を組み合わせた造語「heck」や「on earth」などです。「fuck」よりも柔らかい表現になるので、女性などがよく使います。
そのほかにも実はたくさんの類義表現があります。 what in God's name what in tarnation what in the world what the dickens what the Devil what the deuce などなど 最初にもお伝えした通り「WTF」 「what the fuck」はとても汚い表現なので親しい友人以外には、「Seriously?」「Are you sure?」「Are you serious?」「Are you kidding me?」「You've got be kidding.」などを使う方が無難です。
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