「be sure」の意味と使い方を解説していきます。「sure」単体では「確かな」を意味する形容詞ですが、be動詞と一緒で使うことで意味が変化します。後に続く前置詞「to」「of」「if」「about」や「that」によっても微妙にニュアンスが変わりますので注意が必要です。また、似ている表現「make sure」との違いも解説します。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語となっております。
「sure」は形容詞で、主語に<人>がきて、意味は「(人が)確信している」という意味になります。 形容詞なので、be動詞を伴って<状態>を表します。 よって、「be sure」は「(人が)確信している(状態)」という意味になります。 例えば、「I'm sure.」ならば「私は確信している」という意味になります。 ※be動詞は主語(主語がない場合は命令文)によって、「am」「is」「are」「be」のいずれかに変化します。 そして、「be sure」は後に続く前置詞またはthatによって、意味や使い方が変化しますので、例文とともに1つずつ解説していきます。
「be sure」の後に何も続けずに使うことも可能です。 「be sure」のあとに前置詞やthat節がないと、「何を確信しているのか」を言及することができず、使う場面はかなり限られてしまいます。 例文で使い方を見てみましょう。
Are you sure? - Year, I'm sure.
「本当に?」-「うん、本当だよ」
「Are you sure?」は直訳すると「あなたは確信していますか」という意味になりますが、もっとカジュアルに「本当?」「大丈夫?」というニュアンスで使います。 それに対してて「I'm sure.」と返せば、「本当だよ」「大丈夫だよ」という意味になります。
「be sure」に、不定詞「to」+動詞の原型 を続けて使うこともあります。 肯定文と命令文の両方で使う場合があります。 命令文で使うと「Please be sure to...」で「必ず...してください」という意味になります。 (※be動詞の命令文は、原型beを使います。「Be a good boy.(いい子にしてなさい)」など) 相手に依頼するときに「必ず〜してください」「絶対に〜してください」「忘れずに〜してください」という感じで念押しをする意味合いで使います。「please」を使わないとかなりストレートな響きになってしまいますので、「please」を付けるのが無難です。 「Please be sure to...」は「Please don't forget to...」とほぼ同義になります。 例文です。
Please be sure to close all the windows when you leave the house.
外出するときは、必ずすべての窓を閉めてください。
Please be sure to keep me updated on the process.
必ずプロセスを常に私に知らせるようにしてください。
「Please be sure to...」は、これらの例文のように、あらゆる命令文の文頭につけてしまえば使うことが可能です。 次に、肯定文で使う「be sure to」を紹介します。 「◯◯ is sure to...」の形で使うと、「◯◯は必ず...するだろう」という意味になります。 この場合、確信しているのは主語ではなく話者になるので注意してください。
She is sure to get accepted into Stanford University.
彼女はスタンフォード大学に受かるだろう。
のような例文の場合、この発言をしている話し手が彼女がスタンフォード大学に受かることを確信しているのであって、彼女が確信しているわけではありません。
「be sure」に、前置詞「 of」と名詞または動名詞を続けて使うことも可能です。 「be sure of...」で「...を確信している」という意味になります。 「of」の後には、名詞または動名詞が続きます。 下記の2つの例文では意味が全く同じになります。
Please be sure to answer all parts.
すべての問題に答えてください。
Please be sure of answering all parts.
すべての問題に答えてください。
このように「be sure to 動詞の原形」の形は、「be sure of ...ing」の形に変更可能です。意味は同じです。 これらの例文の場合は、不定詞toを使う方が自然です。 例文です。
"Do you think the Giants will win this game?" -"Yes, I''m sure of it."
「この試合ジャイアンツが勝つと思う?」-「もちろん、確信してるよ。」
Don't be too sure of yourself.
自惚れるなよ。
「be sure of」の場合は、命令文で使うことはほとんどありません。 「Be sure of it!」を直訳すると「それを確信していろ!」という意味になり、少し不自然な感じになります。
「be sure about」は「be sure of」と同じです。 ネイティブでも「be sure about」と「be sure of」は明確に使い分けはできていません。 「be sure of」の方が書き言葉で、「be sure about」の方が話し言葉に適してる程度の違いがあります。
「be sure」の否定文+「if」+「主語+動詞」と続くと、「〜かどうか分からない」という意味になります。 この「if」は「もし」という意味ではありませんので注意してください。「〜かどうか」という意味になります。 「be sure」の後に続く「if」は、否定文で使うのが基本です。
He looked sick in the morning, so I'm not sure if he is coming to the party tonight.
今朝彼は具合が悪そうだったので、今夜のパーティーに来られるか分からない。
I'm not sure if I can get a job after graduating from college.
大学卒業後、就職できるかどうか分からない。
「be sure」+「that」+「主語+動詞」と続くと、「...ということを確信している」という意味になります。 if節とは違い、that節では肯定文も否定文も続けることができます。
I'm sure that she is coming to the party tonight.
彼女は今夜のパーティーに来るだろう。
「make sure」の基本的な意味は「確かめる」という動作動詞になります。 「make sure of...」は「check ....」と同義になります。 ですので、「確信している」という状態を表す「be sure」とは使い方が異なります。
Please make sure that the door is locked.
ドアの鍵がしまってることを確かめてください。
上記の例文のような意味合いは「be sure」を使って表すことはできません。
命令文「make sure to...」という形では「必ず...してください」という意味になります。 この場合は、命令文「be sure to...」と同じ意味になります。
Please be sure to lock the door.
ドアの鍵を必ず閉めてください。
Please make sure to lock the door.
必ずドアの鍵を閉めてください。
「make sure」の詳しい意味と使い方に関しては、下記の記事に書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
「sure」と似ている単語に「certain」があります。 最後に「sure」と「certain」の違いを簡単に2点解説します。
「sure」は主観的に判断して確信している場合に使うのに対し、「certain」は客観的に判断して確信している場合に使います。
I'm sure that he is a doctor.
私は彼は医者だと(主観的に)確信している。
I'm certain that he is a doctor,
私は彼は医者だと(客観的に)確信している。
「sure」の方がカジュアルでライトに使う言葉なので、日常会話では「sure」を使うことが多いです。
「sure」と「certain」には文法的な違いもあります。 「sure」は主語に<人>しかとれませんが、「certain」は<人>も<it>も両方取ることができます。 「It is certain that...」は「...であることは確実だ」になります。 「I'm certain that」よりも確信度が高い言い回しになります。
It is certain that she is a doctor.
彼女が医者であることは確実である。
英語学習をしたい方にオススメの英会話教室、オンライン英会話、英語学習アプリを厳選した記事を書きました。興味のある方はぜひご覧ください。