相手からの提案や勧誘に対して「No, thank you.」とお断りを入れたことがある人は多いのではないでしょうか?実はこの「No, thank you.」という表現は少し強意的なので注意が必要です。今回は「No, thank you.」のニュアンス、類語表現、返事の仕方などを詳しく解説していきます。
家族や友人などからの提案・依頼・勧誘を断りたい時に「No, thank you.」という返事は少し強意的なニュアンスになってしまいます。 日本語の「いえ、結構です。」「もう結構です。」のようなニュアンスになります。 「No thanks」と「thank you」の部分を省略する場合もありますが、「No, thank you」「No thanks」は時に失礼になりうるので注意が必要です。 例えばレストランの店員が「Would you like another glass of water?(お水のおかわりいかがですか?)」と提案する際、 「No, thank you.」という返事は相手に少しだけ不快感を与えてしまいますので、他の表現(下記で紹介します)で伝えましょう。
“Would you like another cup of coffee?” “No, thank you.”
「コーヒーももう1杯いかがですか?」「いえ、結構です。」※申し出に対する断りでは強意的。
「Thank you.」と感謝・お礼言われたときに、「You're welcome.(どういたしまして)」と言うのが普通だと思いますが、そのときに No, thank YOU. だと、「こちらこそありがとうございました」と丁寧な意味になります。 「Thank you, too.」でも同義です。
"Thank you for meeting with me today.""No, thank YOU! / Thank you, too!"
「今日は私と会ってくださってありがとうございます。」「こちらこそどうもありがとうございます!」
「どういたしまして」の英語表現
「Thank you, but no thank you.」でしたら丁寧な英語表現になります。 「ありがとう。でも結構です。」と相手にまず感謝の気持ちを伝えることができます。 カジュアルな会話の中だと「Thanks, but no thanks.」と言うこともできます。
「I'm good.」が断る時の英語表現ということを知らない人は多いですよね? 日本語の「(私は(大丈夫です。」のニュアンスに近いです。 good は「良い」という意味ですが、提案・依頼・勧誘に対して、
な返事となります。
「I'm good.」の類似表現、言い換えとして「I'm alright」「I'm Okay.」「I'm fine.」なども使われます。 断る英語表現のレパートリーとして覚えておくといいかもしれません。
などとするとより丁寧な英語表現になります。
など、「今は結構ですがまたの機会に」という表現を加えることでより自然で丁寧な表現になります。
「Are you sure?」は「本当ですか?、大丈夫ですか?」と言う意味があります。 少し疑念を含み、答える際はyesという答えが期待されます。
「Oh, okay.」は「あっ、わかりました。」というニュアンスです。 「Oh」は感嘆詞(間投詞・感動詞)で相手の言動などに対する反応や応答の役割を果たします。 「Oh」自体とても曖昧な表現(ポジティブ・ネガティブの両方の様々な感情を表現することが可能)なので、後に同意の意を持つ「Okay」を入れることで、「No, thank you.」と同義の意味で使えます。
と、「もし...ならば、教えてください」という表現も加えると親切です。
Oh, okay. Let me know when it's needed.
あっ、了解です。もし必要だったら言ってください。
依頼表現でよく使われている「please」ですが、上で説明した「I'm good.」と同様使い方に注意する必要のある英語表現です。 「please」自体はとても丁寧なのですが命令文で「Please...」と始める表現は強意的です。 基本的に話し手に利益のあることについて「…してくだされば感謝します([うれしいです)」といったニュアンスを含むためです。
Please hand it over.
それを渡してください。(渡してくれるとありがたい、の意を持つ)
日常会話で「I want... please.」と肯定文を使って依頼をすることがあると思います。 肯定文で「please」を用いることは可能です。
I want hot coffee, please.
ホットコーヒーをください。
日常会話では「please」を使わずに「Can I...?」「Can you...?」を用いて依頼することが一般的です。 「Can I...?」「Can you...?」の文末に「please」を加えるとより丁寧な表現になります。
Can you pass me the salt?
塩を取って私に渡してくれる?
Can I go to May's house, please?
メイちゃんちに遊びに行ってもいい?お願い!
ビジネスの場面では「Please」を含む強意的な表現より、助動詞「can」の丁寧表現「Could」を使うことが一般的です。
Could you please tell John to come to my office?
ジョンに私のオフィスに来るよう伝えていただけますか?
上記の「Could you please」よりもさらに丁寧な表現は「「I would appreciate it if you could...」です。 日本語の「〜していただけると幸いです。」のニュアンスに近いです。
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