「ramp up」というフレーズを知っていますか?「ramp up」はあまり馴染みのない表現ではありますが、ビジネス英語ではかなり幅広く使える便利な言葉です。動詞「ramp up」は、「ramp-up」の形で名詞としても使われます。今回はとても便利なビジネス英語「ramp up」の意味と使い方を徹底解説したいと想います。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「ramp up」は「強化する、強める」という意味の動詞です。 生産ラインを強化する、セキュリティーを強化する、営業部門を強化する、などなどビジネスシーンで幅広く使われている言い回しです。 「ramp」は「スロープ(傾斜した板)」のことで、「スロープを駆け上がる」という意味から転じて「ramp up」が「強化する、強くする」という意味になりました。 照明器具のランプは英語で「 lamp」なので、スペルミスに注意しましょう。 対義語は「ramp down」になります。
The company decided to ramp up production to 10,000 unites per month for the upcoming holidays.
その会社は次に来る連休に向けて月あたりの生産を1万ユニットまで強化することを決定した。
Security needs to be ramped up in the airports in Tokyo for 2020 Olympics.
2020年のオリンピックに向けて東京の空港のセキュリティーを強化する必要がある。
Toyota has ramped up the speed of its new automobile.
トヨタは新車のスピードを強化した。
類語には、
などがあります。「pump up」は「Pump it up!」で掛け声として日常会話で使用されたり、エロいスラング英語としても使われるフレーズです。 詳しくは下記の記事で書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
「ramp-up」は名詞で「増加」という意味になります。 類語には、
などがあります。 「ramp-up period」という表現もビジネス英語ではよくします。 「ramp-up period」というのは、「商品やサービスに対する注文が殺到すると予想される時期」という意味になります。
Right after we launched a new service, we saw a ramp-up in orders.
新しいサービスをロンチした瞬間に、オーダーが殺到した。
Christmas is a ramp-up period, so we need to prepare for it in advance.
クリスマスは注文が殺到するので、事前に準備が必要だ。
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