アンケートやエクセルなどで「N/A」または「n/a」という表記を目にしたことがある方は多いかと思います。この謎の表記は何を表しているのでしょうか?今回の記事では「N/A」の意味と使い方、さらにその他の略語を合わせて紹介します。
「N/A」は略語として使われる英語表現です。「N/A」には様々な意味があります。 「N/A」が表す主な意味は、下記の2つです。 ①Not Applicable:該当なし ②Not Available:利用不可、入手不可 書き方は「N/A」と大文字の時もあれば、「n/a」と小文字で書かれることもあります。 特に正式なものはないので、どちらでもOKです。 また、「N/A」は文章内というより、リスト内やエクセルなどのデータ内で使われることが主となります。 もちろん文章内でも使うことはできますが、文章内では略さずに使用する方がより相手に伝わるので親切かもしれません。
「N/A」は「Not Applicable」の略語で「該当なし、適用外」の意味合いがあります。 日本語で表すと、「どちらでもない、あてはまらない」のニュアンスに近いです。 例えば、選択肢から選ぶような質問に対して、選択肢の中ではなくどちらにも該当しない場合や、そもそも質問には該当しない場合は「N/A」と回答することができます。
◯アンケート内で TEL:012‐345‐678 FAX:N/A ※該当なし=FAX番号はない
Please write "N/A" if the questions do not apply to you.
質問が当てはまらない場合は"N/A"と記入してください。
「N/A」は先に紹介した「該当なし」の他に「Not Available」の略語でもあります。 意味は「利用不可、入手不可、提供不可」などです。 「Not Available」はよく、商品の在庫がない、時間や場所などを提供できないなどの状況で使われます。 例文を確認してみましょう。
◯レストランのメニューで Clam chowder:N/A in summer クラムチャウダー:夏季は提供いたしません
I am N/A on the requested date.
指定の日程は都合がつきません。
「N/A」は上記で紹介した通り、主に「Not Applicable」もしくは「Not Available」の意味で使われることが多いですが、実はそれ以外の意味でも使うことができます。 Not answered:回答なし 「N/A」は「Not Answered」の略語でもあり、「回答なし」のニュアンスで使われます。 例えば、アンケートで電話番号を記入する欄に回答がない場合は「N/A」と用いることができます。 No account:取引なし 「N/A」は「No Account」の略語としても使われ、「取引なし」の意味合いがあります。銀行など特定のシチュエーションで用いられます。 Natural Aspiration:自然呼気 こちらは頻繁に使われる表現ではありませんが、「Natural Aspiration」つまり「自然呼気」のニュアンスで用いられることがあります。 自動車などのエンジン区別方法を表す専門用語ですので、日常会話ではあまり使いません。
〜番外編〜 「Na」:sodium(ナトリウム) 「N.A.」:North America(北米)
「N/A」の略語はスラッシュ「/」を用います。 「N/A」の他にスラッシュを使う略語を紹介します。
「W/」は「With」の略語で「〜と一緒に、〜を伴って」のニュアンスです。 大文字の「W/」でも小文字の「w/」でもどちらでもOKです。 例えば、「親子丼(味噌汁付き)」は「Oyakodon w/ miso soup」と表すことができます。
「w/e」は「whatever」の略語で「どうでもいい、何でも、何であろうとも」のニュアンスです。 大文字の「W/E」でも小文字の「w/e」でもどちらでもOKです。 例えば「やりたいことは何でもやれ」は「Do w/e you want to do.」となります。 「whatever」自体に様々な意味があり、別の記事で詳しく説明しているのでよかったらご参考までに見てください↓↓
「W/O」は「Without」の略語で「〜なしに」などのニュアンスで使われます。 こちらも大文字でも小文字でもどちらの形でも使用ことができます。 例えば、「あなた無しでは生きていけない」は「I can't live w/o you!」となります。
「A/C」は「air conditioning」の略語で「エアコン」という意味です。 大文字の「A/C」でも小文字の「a/c」でもどちらでもOKです。 「エアコン付けて」は「Turn on the a/c please.」となります。
「B/C」は「because」の略語で理由を述べる時に使います。 大文字の「B/C」でも小文字の「b/c」でもどちらでもOKです。 「仕事だから行けない」は「I can't make it b/c I have work.」となります。
「b/w」は「between」の略語で「〜の間に」のニュアンスです。 大文字の「B/W」でも小文字の「b/w」でもどちらでもOKです。 「あなたと距離を感じる」は「I feel the distance b/w you and me.」となります。 また、「b/w」は「Black and White」の略語としても使われることがあります。「白黒」という意味です。
「C/O」は「in care of」の略語で、手紙の宛名などに「〜様方、気付」を使う時に用いるスラングです。 大文字の「C/O」でも小文字の「c/o」でもどちらでもOKです。 例えば「太郎様気付、花子様」は「Ms. Hanako c/o Mr. Taro.」となります。
「T/F」は「True or False」の略語で、「真か偽か」のニュアンスです。 大文字の「T/F」でも小文字の「t/f」でもどちらでもOKです。 よく、テストなどで「正しいかもしくは誤りかどちらか」で回答するような問題がこの「T/F」となります。
「Y/N」は「Yes or No」の略語で「はいかいいえか」のニュアンスで使われます。 大文字の「Y/N」でも小文字の「y/n」でもどちらでもOKです。 「はいかいいえで答えなさい」というような質問や問題がこの「Y/N」形式となります。
「Y/O」は「years old」の略語で「〜歳」の意味合いです。 大文字の「Y/O」でも小文字の「y/o」でもどちらでもOKです。 「私は20歳です。」は「I am 20 y/o.」となります。
「24/7」は「24 hours a day, 7 days a week」の略で「年中無休」という意味です。 例えば、「我々の店は年中無休です」は「Our store opens 24/7.」となります。
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