「take it easy」は日本人にも馴染みの深い英語のフレーズですがシチュエーションによって4つもの意味と用法があることはあまり知られてないのではないでしょうか?今回は「take it easy」の意味と用法を日本人が勘違いしやすいポイントと音声付き例文とともにわかりやすく解説したいと思います。
「take it easy」は軽くアドバイスする時、ちょっと冷静になってほしいとお願いする時、激怒している相手を落ち着かせる時、別れ際の掛け声など様々なシチュエーションで使うことができます。1つずつ紹介していきます。 ※音声付き例文がありますので、発音の確認に活用してください。音声はアメリカ英語になっております。
「take it easy」のコアの意味は、「のんびりやる」「気楽に行く」「リラックスする」「力まない」です。これは「relax」「chill」「chill out」などに近いニュアンスです。「take things easy」と表現することもあります。
「take it easy」を通常の肯定文で使用している例文を見てみましょう。
I think I need to take it easy for a while.
俺しばらくゆっくりする必要があると思うんだよね。
I'm gonna take it easy at home for a couple of days.
家で数日ゆっくりするわ。
"What are you up to tonight?" - "Just taking it easy, maybe."
「今夜何するの?」-「たぶんダラダラするかな」
軽い命令文などで「take it easy」を使うと、相手を励ますニュアンスになり「無理せず頑張ってね、気楽に行きなね」という意味になります。 日本人の感覚だと「Work hard!」や「Do you best!」と言ってしまいたくなりますが、ネイティブはあまりこのように言いません。「Take it easy!」というのがより自然です。
Hey take it easy. You'll be all right.
気楽にいきなよ。あなたは大丈夫だから。
You should take it easy until you feel better.
体調がよくなるまで、ゆっくりした方がいいよ。
"I'm so pooped." - "Just take it easy."
「本当に疲れたわ」-「少しゆっくりしなよ」
具体的にどんなことに対して気楽に行くべきか述べるときは「take easy on...」を使います。前置詞「on」を使うことで目的語を持つことができるので便利です!「...は控えめにする」という意味で使うことができます。
I think you should take it easy on the alcohol.
あなたお酒控えめにした方がいいと思うよ。
命令文の「take it easy」は使い方によっては、無理なことを要求してくる人に対して「無理言わないでよ」という意味になったり、激怒してる人に対して「落ち着きなよ、キレるなよ」という意味になります。 「Easy!」と略して使うことも可能です。
"I want you to move the piano." - "Come on! Take it easy! I'm not man of steel!"
「ピアノ動かしてほしい!」-「ちょっと!無理言わないでよ!鉄の男じゃないんだから」
Hey take it easy man! Don't get mad so quick.
おい、落ち着けよ。すぐキレるなって。
"I'm gonna fucking kill you!" - "Hey hey hey. Easy easy easy."
「ぶっ殺してやる!」-「おいおいおい、落ち着いて落ち着いて」
「take it easy」を別れ際に使い「じゃあね」という意味になります。元々はアメリカで別れ際に「気楽にやれよ、しっかりな」という意味で使われていたのが一般化し、今では「またね」「じゃあね」というニュアンスで使われます。(相手に頑張ることがなくても使います) 「take care」や「see you」などと同じように使われます。
"See ya!" - "Take it easy man."
「またね」-「じゃあね」
Ok, take it easy, you guys. I'll see you soon.
了解、じゃあまたね、みんな。またすぐ会いましょう。
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