「ロジカル」という言葉、正しい意味と使い方を理解していますか?「ロジカル」は英語ですが、現在では日本でもビジネス用語として広く使われています。そこで今回は「ロジカル」という用語の正しい意味と使い方を紹介します。
「ロジカル」は英語の「logical」をカタカナ表記したものです。 「logical」は形容詞で「論理的な」という意味です。 「logical」は名詞「logic」が由来しています。「logic」は「論理」という意味になります。日本語でも「ロジック」と表記します。 「logical」の定義を『ケンブリッジ英英辞典』で見ると、
となっています。 このことからも、「logical」の和訳が「論理的」で間違いないことがご理解いただけたかと思います。 「論理的」以外でも「理にかなった」「筋の通った」「合理的」などの和訳でもよいでしょう。 ビジネスシーンで英語が必須な方など、本気で英語を学びたい人にオススメの英会話教室、オンライン英会話、英語学習アプリを厳選した記事を書きました。興味のある方はぜひご覧ください。↓
「ロジカル」は堅い言葉ではありませんが、日常会話で使用することはあまりません。なぜなら、日常会話でそもそも「論理的」な話題が少ないからです。 「ロジカル」というワードをよく使うのは、ビジネスシーンです。特にIT関係の会社では「ロジカル」という言葉は日常的に頻繁に使用されています。 意味は前述の通り「論理的」です。 活用は、
となります。 それでは「ロジカル」「ロジック」を使った例文を見てみましょう。
ビジネスシーンでは「ロジカルシンキング」という言葉もよく使われます。 「ロジカルシンキング」は「logical thinking」をカタカナ表記したもので、直訳では「論理的思考」となります。 この「ロジカルシンキング」は、単純に「論理的な考え方」を指す言葉ではなく、コンサルティング企業などで使われるビジネスの専門用語です。しかも英語にも関わらず、英語圏では使用されていない言葉で、ある意味では和製英語と言えます。 ビジネス用語での「ロジカルシンキング」とは「複数のリソースから情報を収集し分析する様々なスキル」のことを指します。「ロジカルシンキング」を駆使することで、この情報社会に溢れる山のような情報の中から自分に必要なものを選択し、世の中の因果関係が理解できる、とされています。
「ロジカル」の類義語はたくさんあります。 その一部を紹介します。
「ロジカル」の対義語は、
の2つが考えられます。 これらをカタカナ表記するのはあまり一般的ではないで、「感情」「直感」という日本語を使えばよいと思います。 ビジネスシーンでは「非論理的」と言う方がよりしっくりきます。 例えば、彼の発言はいつも非論理的だ、など。
「ロジカル」は俗に言う「意識高い系ワード」の1つとされています。 ここで言う「意識高い系ワード」とは、英語の単語をカタカナ用語としてビジネスの場で使われている単語です。日本語でそのまま伝えれば良いものをわざわざ英語を用いて使用するので、使用している人は「意識高い系」と揶揄されます。 なので、「ロジカル」は多用すると、職場などによっては浮く可能性があるので注意しましょう。IT企業なのでは普通に使う言葉なので心配無用だと思います。 その他にも意識高い系ワードはたくさんあるので、その一部紹介しておきます。
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✔「ロジカル」は「論理的」という意味 ✔「ロジカルだ」「ロジカルに」「ロジカルな」などと活用されて使用される ✔「ロジカルシンキング」は情報分析のフレームワークを指す日本特有のビジネス用語 ✔「ロジカル」は職場によっては意識高い系ワードとして嫌がられる可能性があるので注意