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英語では全く意味が違う!「スキーム」の正しい意味とビジネスでの使い方

英語では全く意味が違う!「スキーム」の正しい意味とビジネスでの使い方

「スキーム」という言葉を知っていますか?「事業スキーム」などビジネスシーンでよく使われている言葉です。しかし、英語の意味は全く異なります!今回は「スキーム」の正しい意味と使い方と英語での使い方を紹介します。また、「プラン」や「スキーマ」との違いも解説します!

「スキーム」の意味・語源

ビジネスシーンにおける一般的な「スキーム」の意味

ビジネスで「スキーム」は枠組みを持った計画・設計、または、計画的な枠組みといった意味でよく使われています。 「枠組み」とは「物事の大筋」のことで、主に「目標を達成するための大筋がある計画」などのことを「スキーム」と言います。 また、目標に向けた「やり方」や「仕組み」のことを意味しています。 これは英単語の「scheme」からきている言葉です。 「枠組みをもった計画」といった意味を持つギリシャ語が語源となっています。 またビジネスでは、「基本計画」といった意味でよく使われている「マスタープラン」があります。 「スキーム」はそれに比べて体系立てられた枠組みとしての計画のことを指します。 文脈によっては「枠組み」と捉える方が分かりやすい場合もあります。

金融用語としての「スキーム」の意味

金融用語の「スキーム」は、投資や資金調達、M&A(企業の合併買収)の「手法」の意味になります。 例えば、「集団投資スキーム」という言葉があります。これは、不特定多数の投資家から集めた資金により、ベンチャー企業や有価証券に投資し、その収益を出資者に分配する投資手法のことを指します。 この手法によって、投資家1人では実現できない巨額の投資が可能になり、多くのリターンが見込めます。

「スキーム」と「スキーマ」の違い

似た言葉に「スキーマ」がありますが、若干意味が異なります。 「スキーム」が具体的に完成された計画を意味するのに対して、「スキーマ」はそれ以前のおおまかな状態(概念)の計画を指します。 また、様々な分野においてそれぞれ少しずつニュアンスが変わります。 IT業界では、だいたいデータベースで使う用語で「構造定義」です。 心理学においては、認知発達における心理的な描写(心像・概念)のことを指します。 新しい経験をするとき、過去の経験に基づいて作られた心理的な「枠組み」や認知的な構えの総称のことです。

「スキーム」と「プラン」の違い

「スキーム」が、「枠組みを持った計画」を意味するのに対して、「プラン」は「単なる計画」また「企画案や予定・考え」などを意味します。 そのため構想段階である計画なども含みます。 「プラン」に比べて「スキーム」はもっと具体的で目的を持った計画のことを指しています。 また、枠組みだけを表すのは「フレームワーク」となります。

「スキーム」の使い方

「スキーム」には、「計画」と「枠組み」の2つのニュアンスが含まれています。 そして、計画することやその枠組みだけではなく、目標に向けてその計画を継続していくことを含むこともあります。 ビジネスシーンでは、主に「計画」として使われています。 下記の例文を参考にしていみてください!

・「次のプロジェクトのスキームを、早急にまとめてください」 ・「スキームの構築は常に初期段階で行うべきである」 ・「A社によるスキームには疑問がある」 ・「明日のミーティングでこのスキームが承認されれば、次のステップへ進むことができる」 ・「来週のプレゼンまでに、指摘されたスキームの箇所を修正する」

また、スキームにはさまざまな熟語が存在します。 それらも紹介していきます!

事業スキーム・ビジネススキーム

政治や経済の分野では「基本計画」や「基本構想」の事を「スキーム」と呼ぶことがあります。 また、ビジネスモデル(事業の枠組み)のことを「事業スキーム」や「ビジネススキーム」とも呼びます。 例えばCDやDVDのレンタルショップの「事業スキーム」は、「ショップがCDやDVDを購入して著作権使用料も支払い、それをレンタルショップ会員に貸し出してレンタル料を受け取る」という流れになります。

・「新サービス開始に伴い事業スキームを変更した」 ・「今のビジネススキームは良いので、店舗のあり方の検討が必要である」 ・「新しい事業スキームを考えていく」

○○スキーム

また、ビジネスシーンで「スキーム」は、計画や仕組みについて表現するために名詞と合わせて「○○スキーム」とよく使われます。 例えば、認証する仕組みであれば「認証スキーム」、課金をする仕組みであれば「課金スキーム」となります。 それ以外にも ・「評価スキーム」 ・「連携スキーム」 ・「投資スキーム」 ・「運用スキーム」 ・「販売スキーム」 ・「返済スキーム」 ・「企業再生スキーム」 …などと様々な形で使われています。

・「長期的な投資スキームの説明を受けた」 ・「しっかりとした連携スキームが構築されている」 ・「今の評価スキームは正直使いにくい」

スキーム図

「スキーム図」とはプレゼンテーション資料などでよく使われる図式です。 事業計画の内容や流れを図解したものが「スキーム図」になります。 スキーム図があると段階や流れを把握しやすくなり、プレゼンで説明するときも理解しやすくなります。 下記がスキーム図の一例です。 誰しも見たことがあると思いますが、四角や丸の枠と矢印が一般的に使われています。

カラースキーム

「カラースキーム」とは名前の通り色彩計画のことです。 カラープランニングと同意語になります。 色そのものが持つ心理的・生理的・物理的な性質を利用して、まとまりのある雰囲気を作ったり人々の感情などに働きかけるなどの目的に合った配色を行うための設計のことです。 主に建築やインテリア、ウェブデザインなどで使われています。 例えば「基本は緑・白の2色だけを使い、目立たせたいところに赤を用いる」など、配色を運用するためのルールを決めます。 そうすることで全体がまとまり、またアクセントとなる色を使うことで見た人が注目するようなデザインになります。 また、同じトーンなどで合わせることでまとまりを持たせます。 元気なイメージであればビビットな色たちを使い、癒し空間を作りたいのであれば淡い色たちを並べたりします。

「スキーム」の類語・対義語

類語

○計画(プラン) (意味:物事を実行するためにその方法や順序を考えること) ・「今後に向けた計画を練る」 ・「新プロジェクトが計画通り進む」 ○戦略(ストラテジー) (意味:組織などを運営するにあたり将来を見通した方策) ・「新事業成功のため、3つの戦略を作る」 ・「B社の営業戦略には、いつも驚かされる」 ○構想 (意味:これから行う物事について内容や規模などを考え骨組みをまとめること) ・「構想中の段階では、プロジェクトメンバー以外への口外は禁止だ」 ・「構想は出来てきたが、具体案が思い浮かばない」 ○体系(システム) (意味:個々別々のものを統一した組織のこと、構成する各部分を系統的に統一した全体) 一般的に○○体系と使われています。 ・「既存のコンテンツ体系を変更できますか?」 ・「定義したプログラム体系の表示をする」 ○仕組み (意味:物事の組み立て、構造、企て) ・「この仕組みでは、複雑すぎる」 ・「封建制度が社会の仕組みの基礎であった時代だ」

対義語

○結果 (意味:物事や行為などから生じた現象・状況) ・「長年構築したスキームの結果は見事だった」 ○実行 (意味:実際に行うこと) ・「長いこと計画してきた事業を予定通りに実行する」 ○偶発<ぐうはつ> (意味:偶然に物事が起こること) ・「あの事業を思いついたは、昼休みに話していて思いついた偶発的なものだった」 ○突然 (意味:物事がふいに起こるさま、予期しないことが急に起こるさま) ・「突然の競合の出現に、今年から社内が慌ただしくなった」

「スキーム」の英語は全然意味が違う?

日本語の「スキーム」の語源になっている英語の「scheme」は実は全く違う意味で使うことがほとんどです。 英語「scheme」の基本的な意味は「陰謀、悪い企み」になります。 日本語の「スキーム」に近い表現は、 ・organized plan(組織化された計画) ・system(システム) ・systematic framework(体系的な枠組み) などと表現すればよいでしょう。 例文を見てみましょう。

She has a crazy scheme for becoming a billionaire before she turn 30.

彼女は30歳になる前まで億万長者となるクレイジーな陰謀を企んでいる。

We needed to come up with an amazing plan to double the revenue.

収益を倍にするには、弊社は素晴らしいスキームを考える必要があった。

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「スキーム」は意識高い系ワード?

「スキーム」は意識高い系ワードの1つとされています。 意識高い系ワードとは、日本語でも伝わるのにあえて意識の高い人が使用しているカタカナ英語のことを揶揄して言う言葉です。 職場やシチュエーション、一緒に仕事をしている人によっては、「スキーム」などの意識高い系ワードを使うことで相手に不快感を与える可能性があるので多用はしないように注意しましょう。

・アグリー(agree):賛成、同意 ・アウトソーシング(outsourcing):外注、外部委託 ・アサイン(assign):割り当てる、任命する ・アジェンダ(agenda):計画、議題 ・アライアンス(alliance):提携、同盟 ・ウィンウィン(win-win):双方に利益となること ・コストパフォマンス(cost performance):費用対効果 ・コミットメント(commitment):委託、委任 ・コンバージョン(conversion):ウェブサイト上で獲得できる最終的な成果 ・リスケ (reschedule):日程変更、予定延期

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さいごに

スキームについて理解できたでしょうか? ✔計画・設計のこと、またその枠組みのこと ✔ビジネスでは「目標を達成するための大筋がある計画」などのこと ✔計画や仕組みについて表現するために名詞と合わせて「○○スキーム」とも使われる ビジネスシーンではよく使われている言葉です。 しっかりと覚えて社会人としての知識をつけましょう!

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