過去に後悔があったり、昔懐かしいものに触れて不意に「昔に戻りたいな〜」と思ったことはありませんか?本記事では過去に戻りたいと思う心理、過去に戻りたいと感じるデメリット、過去に戻りたいと感じた時の対処法、精神的に過去に戻る方法についてご紹介していきます。
過去と言っても十数年前とは限りません。 「過去に戻りたい」と聞くととても大袈裟に聞こえるかもしれませんが、1分、1秒前も過去です。 携帯を落とし画面が割れて「1分前に戻りたい…」と思うのも「過去に戻りたい」と思ったことになります。 そう思うと「過去に戻りたい」と誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか? 本記事では過去に戻りたいと思う心理、過去に戻りたいと感じるデメリット、過去に戻りたいと感じた時の対処法、精神的に過去に戻る方法についてご紹介していきます。 過去に囚われてしまってなかなか前に進めないという人は是非参考にしてみてください。
「過去に戻りたい」と思う最大の原因は、「後悔がありやり直したい」でしょう。 例えば、恋愛で相手を傷つけてしまった、仕事で確認を怠りミスをしてしまった、後ろをよく確認せずにバックしたら塀に車をぶつけてしまった、体調管理ができずテストで力が出せなかったなど、「あの時こうしていれば…」「もう一度やり直したい」という後悔があると「過去に戻りたい」と思いますよね。 しかしながら当然今の技術では過去に戻ることはできません。 後々後悔しないためにも「これをしたらどうなってしまうのか?」と先々のことをしっかり考えて行動しましょう。
何か楽しみな予定があるだけで気分もルンルンで仕事や学校も頑張れちゃいますよね。 旅行やデート、テーマパークに遊びに行くなど予定前夜は楽しみで仕方がないし、当日は会社や学校のことなんて忘れてとにかく全力で楽しみますよね。 しかし、その楽しみが終わると待っているのが日常生活という現実。 楽しければ楽しんだ分だけ「明日会社行きたくない〜」「昨日に戻りたい」と思ってしまうのです。
働くって精神的にも肉体的にも結構なダメージがありますよね。 学生の頃は勉強が嫌で「早く働きたいな〜」なんて思っていた人もいざ社会に出てみると、上司や先輩から理不尽に叱られたり、責任に押し潰されそうになったり、遅くまで残業をしたりと「もう働きたくない」「思い描いていた人生と違う」と思うことがあると思います。 そんな時に「学生に戻りたいな」と過去に戻りたくなってしまうのです。
生きている以上、老化は避けられるものではありません。誰だって歳を取ります。 昔は難なくできていたことができなくなったり、物覚えが悪くなったり、身体の衰えを感じた時、特に女性は加齢とともに表れるシミやシワに「昔はこんなじゃなかったのに」「これからどんどん衰えていくの?」と恐怖を覚える人もいるでしょう。 そんな老化への恐れから「昔に戻りたい」と思ってしまうのです。 しかし老化は自然なことです。 衰えた自分を嘆き過去にすがりつくよりも、今の自分を楽しみましょう。
久しぶりに元恋人や旧友と会ったことで過去に戻りたいと思うこともあるでしょう。 元恋人や旧友に久しぶりに会い昔話に花を咲かせることで「あの頃は楽しかったな」と過去に戻りたくなってしまいます。 特に元恋人と別れたことを後悔している場合や人一倍濃い思い出のある友達の場合はその気持ちは尚更強いものになるでしょう。 また人以外にも昔懐かしい物を目にしたり、音楽を耳にすることで「懐かしいな」「あの頃に戻りたいな」と思うこともあります。
大切な人との別れって辛いですよね。 「大切な人とはずっと一緒にいたい」そう思うのが人間の心理だと思います。 一緒にいる時は当たり前過ぎて気付かないけれど、大切な人を失い、その人との楽しかった思い出を振り返り「もっと一緒にいたかった」「あの頃に戻りたい」と過去に戻りたくなってしまうのです。 それでもやはり過去に戻ることはできないので、前を向くしかありません。 しかしこの場合は気持ちの整理が付くまで時間が必要でしょう。
常に「過去に戻りたい」と思うのは、あまりよろしいことではありません。
物理的に過去に戻ることは現代の技術では不可能です。 過去に戻りたいという欲求は決して満たされることはなくフラストレーションになってしまいます。 お腹が空けば何か食べればいいし、眠たくなったら眠ればいい、高価なものが欲しくなったらお金を貯めて買えばいい。 しかし過去に戻ることはどう頑張っても現時点では不可能です。 「過去に戻りたい」という欲求には自分で折り合いをつけるしかなさそうですね。
「過去に戻りたい」という気持ちはモチベーションを下げてしまう恐れがあります。 「あの時ああすれば良かった」「もっと考えればよかった」と過去のことを悔やんでばかりいるとどんどん後ろ向きな気持ちになってきませんか? 過去のことをいつまでも悔やんでいても過去に戻れるわけではありません。 モチベーションを下げてしまうようなことを考えるよりも、これからの明るい未来のことを考えてモチベーションを上げることに意識を持っていきましょう。
過去に浸ってばかりいると現実逃避の癖が付いてしまいます。 例えば、昔の痩せていた頃の写真を見て「前はこんなに痩せていたんだから、またちょっと本気出せばすぐにやせられるでしょ」と今の体型に目を瞑って自分磨きをしなくなってしまったり、大好きだった元恋人との写真や思い出の場所を訪れていつまでも忘れられないなどの現実逃避の癖が付いてしまうと前に進めなくなってしまいます。 それよりも過去は過去と割り切って、しっかりと現実を見つめましょう。
人生において無駄な時間など存在しません。 成功したことも失敗したことも経験したことは全てこれからの人生に役立っていきます。 とんでもない失敗をして「過去に戻りたい」と思うことがあっても、「いい経験になった」「この経験はきっと無駄ではない」と前向きに考えましょう。 そうすれば、失敗をすればするほど経験値は上がり、成長できます。 今の自分は過去の自分達の集大成です。考え方によってはこれからもどんどん進化できるはず。 いつまでも過去に執着していても成長の妨げになるだけです。
頭で解決できないことは体で解決するのが大切です。 まずは汗を流す習慣を付けてみましょう。 現代人、特にオフィスワークの人は運動不足になりがちです。 運動は身体にだけでなく、心にも良い影響を与えます。 運動をするとセロトニンという「幸せホルモン」と言われるホルモンが上昇し、コルチゾールというストレスを感じると増えるホルモンが減少すると言われています。 またセロトニンはリズム運動をすることで分泌を活性化させるため、ランニングなどを習慣化すると良いかもしれませんね。 運動した後はしっかり睡眠をとって身体を休めることもお忘れなく。 「過去に戻りたい」と落ち込んでも、まず身体を動かすことで一旦冷静になれます。
二度と同じ失敗を繰り返さないためにも、過去の後悔を現在に活かしましょう。 確認不足で起こったミスや相手を傷つけたり怒らせてしまった行動など、「あの時ああしておけば良かった」と後悔した過去の失敗は、後悔して終わるだけでは意味がありません。 後悔したことをしっかり覚えておいて、失敗を繰り返さないようにすることが大切です。 改善点がある場合はどんどんアップデートしていきましょう。
これを機会に新しいことに挑戦してみるのもありかもしれません。 資格取得に向けて勉強してみたり、料理やダンスなど今まで興味はあったけれど挑戦できなかったものに思い切ってチャレンジしてみましょう。 新しいことにチャレンジすることで新たな趣味をみつければ気分転換にも繋がりますし、環境を変えることで新たな知識やスキルを身につけることになるので今の自分に自信が付き満足できれば、過去を振り返らなくなるでしょう。
未来を妄想してワクワクするのが夢実現において最も大切なことです。 どんなに「過去に戻りたい」と過去に執着しても戻ることはできません。 しかし「こんなことをしたい」「こんな人になりたい」など、未来にはいろんな可能性があります。 過去に囚われたままでいるのか、夢を実現するために努力をするのか、同じ時間を過ごすならもちろん後者のほうが良いですよね。 明るい未来に目を向ける習慣を身に付け、過去に執着するのはやめましょう。
物理的に過去に戻ることはできませんが、昔の写真を見返すと精神的には過去に戻ることができます。 卒業アルバムをみたり、携帯のカメラロールを遡ると思い出がいっぱい詰まっていますよね。 その思い出を振り返ることで過去の記憶を呼び覚まし、一時的だったとしてもまるで過去に戻ったような気分になれるでしょう。 写真以外にも昔遊んでいたおもちゃやゲーム、部活で使っていた道具やユニフォーム見ることで過去に戻ることもできます。
若い頃のドラマや音楽にふれることでも過去に戻れるでしょう。 テレビで昔懐かしいドラマが再放送されていたり、当時流行っていた音楽や元恋人が好きだった音楽を聞くと「懐かしいな〜」「あの頃はまだ中学生だったな〜」と過去を思い出すきっかけになります。 今では動画、音楽配信サービスも普及し、思い出のドラマや映画、音楽をいつでも楽しむことができます。 同世代の友達と集まって若い頃のドラマや音楽に触れて昔を懐かしむのもたまには良いかもしれませんね。
この方法は自分の過去に戻るというよりも、もっと広い意味で日本もしくは世界の過去を遡ることができます。 歴史書とは歴史を書き記した書物のことです。 みなさんも学生の頃に聞いたことがあると思いますが、有名なものだと「古事記」や「日本書紀」、「平家物語」も歴史書にあたります。 歴史書を読むことで昔の生活様式や事件を学ぶことができます。 また、歴書にのめり込むことで過去にタイムスリップしたかのような気分になれるかもしれません。
歴史的建造物を訪問するのも歴史書を読むのと同じく過去を遡ることができるでしょう。 しかし、歴史書を読んで頭の中で想像するよりも、歴史的建造物を実際に見て回ることで過去をよりリアルに感じることができるます。 日本にはお城や神社、寺院の他にも富岡製糸場や駅や橋、学校や資料館、歴史館など様々な歴史的建造物があり、世界にはさらに多くの歴史的建造物があります。 興味のある人は是非歴史的建造物を訪れ、歴史に触れてみましょう。
いかがでしたか? 今回は過去に戻りたいと思う心理、過去に戻りたいと感じるデメリット、過去に戻りたいと感じた時の対処法、精神的に過去に戻る方法についてご紹介しました。 誰だって失敗したり後悔したことがあると「過去に戻ってやり直したい」と思うことはありますよね。 初めから前向きに考えることができれば良いのですが、なかなかそうはいかない時もあります。 しかし、どう頑張っても現代の技術では過去に戻ることはできません。 悔やんだり、喪失感に襲われても自分で気持ちに折り合いを付けるしかないのです。 「過去に戻りたい」という気持ちを未来に向けましょう。 いつか「こんなこともあったな〜」と笑い話にできたら最高ですね。