知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌がったりする「人見知り」な性格である子供は非常に多いですが、成長していく過程で家族以外の人と接することにも慣れ自然に克服していくものです。しかし、大人になっても克服できずにいる「大人の人見知り」が近年急上昇中!今回は、「大人の人見知り」について徹底解析します!
人見知りの本来の意味は、「子供が知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌がったりすること」です。 母親など、家族と四六時中過ごしている子供が知らない人や慣れていない人の前に行くと泣いたり、恥ずかしがってもじもじする・話せないといった状態になることを「人見知り」といいます。
本来は、上述したように子供が初めて会う人間に対して「恥ずかしい」と感じたり「怖い」と感じる感情を「人見知り」といい大人になるにつれて人と接することに慣れてくるものです。 つまり、子供の頃に「人見知り」であっても大人になると「人見知りではなくなってくる」ということです。 しかし、近年では「大人の人見知り」が近年増加中で
といった「人見知りな性格」である大人が増えてきています。
「人見知り」の人の「人見知り」をする対象を言えばやはり「初対面の人」ですよね。 「人見知り」の人は、初対面の人と接するとどのように接したらいいのかわからずひどく緊張してしまいます。 とにかく緊張し、何も話せなくなってしまったり、話しかけられたことに対して話しが広がるような答え方ができないといった状態になってしまうなど、そこから仲を深めるのにある程度の時間を要してしまいます。
「人見知り」の人は、非常に「恥ずかしがり屋」な性格をしていることが多いです。 何をするにも、人の目が気になってしまい、「今日は少し変な服を着ているから恥ずかしい」など他人が全くきにならないようなことを気にして恥ずかしがる傾向があります。 人前に出るのも、もちろん「色々な人が自分に視線を送る」ということに対して「恥ずかしい」と思ってしまいます。 「恥ずかしい」という気持ちが、言いたいことを言えなくしてしまったり、積極的な行動を避けさせてしまうのです。
【例えば、こんなことが恥ずかしい・・・!】
そんなこと誰も見てないし気にしてないよ!ということがなぜかめちゃめちゃ気になってしまい「恥ずかしい」と思ってしまうのです。
「人見知り」の人は、自分と他人を比べる癖があることが多いです。 何でも人と比べていて、自分を他人よりも劣っていると感じてしまうからコンプレックスで人前に出ることに対して苦手意識を持ってしまうのです。 「あの人はかわいいから自分を見下しているに違いない」というように決めつけ相手と距離を保ち過ぎてしまいます。 相手は何も思っていないのに、自分で勝手に比べて優越をつけてしまうので上手に人間関係を築くことができないのでしょう。
上述しているように、人見知りの人はいつも他人と自分を比べては「自分はダメなやつだ・・・」と思っています。 自分に自信がないから人と話すときに緊張してビクビクしてしまうのです。 自分への自信のなさが、人と接するときに態度に出てしまっているといえるでしょう。 自分に自信をもって堂々としている人は、例え初対面の人であってもハキハキと喋ることができるものです。
「人見知り」の人の心はガラスのように柔くもろいです。
ということを常に考えていて「恥をかきたくない」と強く思っていて、ちょっとでもバカにされるような発言をされたりすると、一瞬で割れてしまうガラスのハートの持ち主です。 だから、「人見知り」の人は人の顔色を伺うようなビクビクとした接し方をしてきます。
人見知りの人は、疑い深い性格をしていることが多いです。 過去に裏切られたり、恥をかいたことがトラウマになってしまっているなど、原因は様々ですが、何らかの理由でとても警戒心が強くなってしまっている可能性が高いです。 なので、簡単に人に心を開くことができず、自分の本心をなかなか人に見せることはできないのです。 仲の良い友達にすら本当の自分を隠して付き合っているというようなこともあるでしょう。
子供の頃は、人見知りをして話しかけられても返事すらすることができなかったような「人見知り」も、大人になればそれなりに会話をすることはできます。 問われたことにきちんと回答することもできますし、自分が話しやすい内容であれば流暢に話すこともあるでしょう。 ただ、ここからさらに相手に問いかけたり話しを広げることは難しく、いちど「・・・・。」という沈黙が訪れてしまうと「どうしよう!」とドキドキしてしまいます。
というポジティブな気持ちがあれば「人見知り」にはなりませんよね。 常にマイナス思考だからこそ、人と接するときも後ろ向きで「人見知り」になってしまうのでしょう。 人と会話をした後も「あの発言はよくなかったのではないか・・・」などと常にマイナス思考を発動させてやたらと落ち込んでしまいます。
マイナス思考ということからもわかるように、人見知りの人はとても「明るい性格」とは言えないでしょう。 ハキハキと喋ったり、明るく話しを盛り上げるような性格ではないので、周りの人から見て「この人暗いな・・・」という印象をもたれがちです。 会話をするときに自信がないような喋り方だったり声が小さい、目が合わないといったようなことがあると「暗いな」と感じますよね。 人とコミュニケーションをとることが苦手ということが性格を暗くしているということもあるでしょう。
人見知りの人は、異様に「完璧である」ことにこだわる「完璧主義」であることが多いです。 なので、みっともない自分を他人に見せるのを嫌がります。 「こういう人間でなければいけない」という自分の中の理想があって、そうではな自分や失敗している姿、悩んでいる姿を見られることをに対して「恥ずかしい」と感じています。 よって、他人にとっては何も気にならないようなことに対して「こんな自分を見せてしまった恥ずかしい・・・」と思いつめてしまうことも多く、そもそも人と接することを避けてしまうのです。
人見知りの人は、そもそも会話をすることが好きではありません。 たとえ1対1であっても「人と話す」という行為自体が好きではないという人が多いです。 自分の気持を上手く言葉にして伝えることができないという苦手意識や、自分と一緒に話しても楽しくないのではないかとうい思いが頭をかけ巡ってしまうので、会話自体できればしたくない・・・と思ってしまいます。 仲のいい友人と話してしても、完全に聞き役に回る事が多く、自分の話をするのはあまり得意ではないと感じていることが多いでしょう。 3人以上人が集まる会話では、話しを振られれば話すけれどだいたいは一言も話さずに相槌を打っているだけ・・ということも多く「無口な人だな」という印象を与えがちです。
例えば、誰も見ていないのに「自分を見て笑っている」だとか、そういった「自意識過剰」なところがあるのも人見知りの人の特徴であると言えるでしょう。 実際、「周りの人の目が気になるから上手く話せない」と思っている人見知りの人は沢山います。 実際だれも見ていないし、気にしていないのに見られていると感じて「恥ずかしい」と思ってしまうのです。 つまり、「他人からどう見られるか・どう思われるか」を異様に気にしすぎなのです。
人見知りで口数が少ない人って、真面目に仕事に取り組んでいるようなイメージありますよね? 実際に「完璧主義」ということからもわかるように、人見知りにはしっかりと仕事をする真面目なタイプに多いです。 周りからの評価を気にしているということもありますが、自分のやるべきことはきちんと真面目に取り組みます。曲がったことは大嫌いで正義感も強いです。 しかし、思っていることを口にすることが苦手なので、「これは間違っているだろう!」と思っても上手く言えずにモヤモヤしてしまうことも・・・・
人見知りの人は、いつでも人も目を気にしているというだけあって感受性が強いです。 側にいる人の表情や態度の非常に微妙な変化をすべて感じ取ります。 なので、「あっ今機嫌を損ねたな・・・」「自分に対してあきれているんだな・・・」なんてことを察知してしまい、それを物凄く気にしてしまいます。 あの時の○○さん怒っているみたいだったな・・・なんてことを気にしだすと夜も眠れなくなってしまうほど気にしてしまう繊細な心の持ち主なのです。
人見知りの人は、やっぱり人とコミュニケーションをとることが苦手なので、「一人でいる方が楽」だなと感じています。 とくに大勢が集まるような場所は苦手で、どうしていいかわからなくなってしまうし、できればその場に参加しなくていい方法をいつも考えています。 人に気を使いすぎてその場を楽しむことがでいないので、「一人でいるほうが楽」と感じます。 新しい出会いを求める・楽しむなんてことはできない性格なのです。
人見知りの人は「内気な性格」で、
ということが多いです。 何かと自信なさそうにしていることが多く、人前で自分の気持ちや意見を言うのは大の苦手。 周りの目をきにするあまり、内気な性格になってしまっているという可能性が考えられます。
「人見知り」の人は、「自分はこう思う」という意見や、「こうしたい」と思っていることを他人に伝えることが苦手です。 自己主張をすることで、反感を買ってしまったり、反対意見を言われて傷つくことを恐れています。 そういった気まずい状態になるくらいなら自分が我慢すればいいと思っているのです。 自分が意見することによって他人からの評価が下がってしまうことを恐れてしまうのでしょう。
人見知りの人は、もちろん自分から他人に声をかけることができません。 話しかけることで無視されたり、反応が悪かったら傷つくので、最初から話しかけないのです。 仲のいい友人関係であっても自分から「会わない?」などと声をかけることはできません。 「その日は用事があって・・・」と言われるだけでも傷ついてしまうし、落ち込んでしまうからです。 いつも誰かが話しかけてくれるのを待っていたり、特定の友達が遊びに声をかけてくれるのを待っています。 全く交友関係を持たないということではなく、仲のいい友人に声をかけてもらえれば食事にでかけたり、遊ぶこともできるのです。
人見知りの人は自分に自信がなく、自分の意見を伝えるのが苦手で会話をするときはモゴモゴと小さな声になりがちです。 人は、自分に自信がないと無意識のうちに声が小さくなっていくものです。 ハキハキと大きな声で話しておきながら「自信はありません」なんていう人なかなかいないですよね。 相手が誰であろうと「会話をする」という行為自体が「恥ずかしい」と感じているので、ハキハキと話すことができないのです。 話す相手に対して「緊張してしまう」ということも要因としてあげられます。
人見知りの人は、「自分に自信がない」ということを上述してきましたが、そもそも自分の見た目をコンプレックスに思っていることが多いです。 自分の外見に自信がないから、「初対面の人にはどうせ良い印象をもってもらえない・・・」と思ってしまうので、初対面の人と会話をすることに苦手意識を持ってしまいます。 自分に自信がある人のほうが、性格も明るく社交的であることのほうが多いですよね。 外見のコンプレックスが原因で人見知りになっているという可能性も充分に考えられるでしょう。
服装には、その人のセンスがでるので、おしゃれだなと感じる人にはイケてる雰囲気が感じられますよね。 人見知りの人は、そもそも自分に自信がなく、自分の服装に興味がないのでオシャレや身だしなみに気を使うことがありません。 自分がおしゃれな服装をしていたって「痛い人」として見られてしまうだけだと思っています。 流行を気にするなんてことはもちろんありませんし、ヨレヨレの洋服だって平気で着てしまいます。 できるだけ目立たないような色合いの服を選ぶので、地味な印象を与えがちです。
人見知りの人は、人と話す時はいつも緊張している状態なので気が張っていることが多く笑顔になることが少ないです。 どちらかというと人と会話をするときは、何かに怯えているようなそんな表情をしていることが多く、笑顔を見せるのは心を許したごく限られてた少人数のみであると言えます。 笑顔が少ないと、暗い印象を与えてしまいますし、とても話しかけづらいですよね。 いつどのようタイミングで笑えばいいのかもわからないのでしょう。
人見知りの人の声のトーンは割と低めです。 声のトーンが高いと、
といった明るいイメージを抱きますが、人見知りの人は自分に自信がないので声が低くなってしまいます。 低い声は
といったマイナスな印象を与えてしまいます。 他人と会話するときの「恐怖心」が声のトーンで表現されているのでしょう。
基本的にマスクは、風邪を予防したり風邪をひいてしまっているときに他人に移さないようにという配慮、または花粉症であるといった理由でつけるものですが人見知りの人は自分の顔を隠す為にマスクを愛用しているということがあります。 大人になると恥ずかしい・緊張するからという理由で顔を隠すことはできませんが、マスクをつけていると、顔の半分以上が隠れるので安心感があるようです。 「自分を隠したい」という気持ちの強さからマスクに依存してしまい、マスクがないと外出できないという人も多いようです。
人見知りの人の趣味は、やはり一人で楽しめるものです。 テニスや卓球など一人ではできないようなものは、誰かとコミュニケーションをたらなければできないので、心から楽しむことができず、趣味にはなりません。 さらに言うと、一人で出来るものの中でも自分の考え方に近い作品をチョイスすることで
といったことから、読書や映画鑑賞を好みがちです。
人見知りの人は、会話をするときに人の目を見ながら会話をするのが苦手です。 自分に自信がない上に、相手のことを信用することができず警戒心が強いといった理由から、じーっと相手の目を見つめることがでないといった理由が考えられます。 会話をしている相手にどう思われるかを気にしすぎてして、緊張してしまうため相手の目を見る余裕などないのです。 よって、どうしても相手を見ることができず挙動不審な話し方になってしまうことがほとんどです。
人見知りの人で、「人前で話すことは大得意です!」という人はまずいないでしょう。 だいたいは、人前にでると頭が真っ白になってしまうという人がほとんどです。 なので、プレゼンなど人前で何か意見を言わなければいけないような場面は、逃げ出したくなってしまうほど苦痛なことです。 自分に自信がないので人前に出ると、大勢の人に自分のだめな部分を見透かされているような気分になってしまうのです。 また、人前で恥をかきたくないという恐怖心があるという事も考えられます。
人見知りの人は、団体行動がとにかく苦手で大勢が集まるような飲み会など極力参加することを避けがちです。 自分の意見を思うように伝えられなかったり、他人に気を使って過ごさなければいけないので全然楽しむことができないんですよね。 人に気をつかって過ごす時間よりも一人で過ごす時間のほうが気が楽なので、理由をつけては飲み会を断ったり社内旅行でも一人で行動をするなど、団体行動を避ける傾向にあります。
人見知りの人は、極力人と会話をしたくないし接点を持ちたくないと思っているので気配を消しがちになります。
といったように、ただひたすらに気配を消します。 自分から人見知りながら話しかけようとするのではなく「あえて話しかけられない」ような環境を自ら作ってしまっているのです。
人見知りの人は、かなりの確率で「電話が苦手」です。 顔をあわせるわけじゃないけれど、慣れてない人との電話はやはり緊張してしまいます。 できれば、メールで済ませたいと思っていて例えば何かを「キャンセル・変更」したいという場合でも企業のホームページを開いて「メールボックスはないのかな・・・」と探してしまいます。 電話で連絡すれば一発で終わるのに、多少のやり取りを要してしまっても「メール」でのやり取りを好みます。 相手が「電話で直接確認したい」と思って連絡をしてもわざと電話に出ないといったこともあります。 それくらい電話会話をするのが苦手なのです。
「ネット弁慶」という言葉をご存知でしょうか。 普段は人見知りであったり小心者で人と会話しることが苦手なのに、インターネット上では明るく調子よく振る舞う人のことを「ネット弁慶」といいます。 「人見知り」に人には、この「ネット弁慶」もなかなか多く、TwitterやInstagramといったSNSでは「いえーーーい!」といったパリピ感を出していたり、普段は言えない心の内を軽快に文章にして表現している人は非常に多いです。 リアルな付き合いよりも、インターネットを通じた付き合いのほうが気が楽だと感じているのです。
人見知りの大きな原因となってしまっているのが「自分に対する自信のなさ」です。 まずは、身なりをしっかりと整えて自信をつけましょう! 例えば、いつも暗い色の服を着ているなら、明るい色の服を着てみるべきです。 人は見た目が9割というように、第一印象が暗いと相手からも「暗い人なんだな」と思われてしまいますし、何より自分が自分のことを「暗い」「人を接することが苦手」という嫌なイメージを刷り込んでしまいます。 ブランド品を身に着けてみると気持ちも心もシャキッとしますよね。 おなじように、洋服やお化粧をきちんとして身なりを整えてみましょう! たったそれだけでも、初対面の人と話す時に少し堂々と話すことができたりするものです。
自分の長所を自分でいくつか上げてみるなど、自分に自信をもてるように長所をみつけてみるのもいいでしょう。 自分では恥ずかしくて長所なんて見つからない!という場合は、習い事をしてスキルアップすることにより、人より得意なこと・できることを長所にしても自分に自信をもつことができますよね。 習い事を通じて、「作業をしながらの会話」などで人見知りを克服できた!なんてこともあります。 はじめの一歩を踏み出す勇気がいりますが、ぜひ挑戦していただきたいです
自分から会話をすることが苦手でも、「挨拶」くらいなら自分から誰でもできるはず。 きちんと相手の顔を見て自分から挨拶をする習慣をつけましょう。 挨拶を無視する人はそうそういないはずです。 必ず挨拶を返してくれるので、それが自信につながることでしょう。 さらに、愛想よく自ら挨拶をすることでかなり印象がよくなります。 それだけで相手もあなたに話しかけやすくなりますよ。
人見知りで自分から話しかけることが苦手だと感じるなら、せめて「話しかけやすい人」でいるべきです。 暗い表情をして暗いオーラをしていては話しかけづらいなと思われてしまいますよね。 できるだけ、笑顔でいることを心がけてみましょう。 にこやかにしているだけでも印象がだいぶかわり、「話しかけてみよう」と思ってもらいやすいです 。 話しかけてもらっているうちに、自分も会話をすることに慣れてくれば徐々に相手に心を開くことができますよね。 雰囲気作りは無理をしてでも頑張るべきでしょう。
人見知りの人は、大抵人と会話をしているときの「沈黙」を嫌がります。 沈黙になってしまった瞬間「どうしよう、沈黙だ!何か喋らなきゃ!どうしよう!」とアタフタとしてしまいがちです。 でも、沈黙になってしまうのは決して自分だけの責任ではありません。 会話の相手にも原因があると思いませんか? つまり、自分だけアタフタと焦る必要はないということです。 このことを覚えておけば、沈黙になっても焦ったりしないはずです。
会話をするときに「何を話せばいいのかわからない・・・」と困ってしまうから話しかけられない・初対面の人は苦手だ・・・と感じる人は、あらかじめ自分が話しやすいとおもう話題を先に用意しておいてもいいでしょう。 例えば、趣味の話や好きなものの話だったらいくらでもでいるぞ!と思うのなら趣味や好きなものの話しを相手にふってみればいいのです。 趣味や好きなことの話しであればいくらでも話せるでしょうから、いくらでも話しを盛り上げることができますよね。 これなら話せるぞ!という話しを何パターンか用意しておくと安心ですよね。
人見知りの人は、「自意識過剰である」ということを自覚するべきでしょう。 誰も見ていないし、気にもしていないのに「恥ずかしい」と思っていたりするのは非常に時間の無駄ですよね。 逆の立場で考えてみて、自分は他人の言動をそこまで気にしていますか? おそらくそこまで気にしていないと思います。 それと同じで、周りの人もあなたのことを何も気にしていないのです。 あなたが少し自分をさらけだしたところで、他人はそれほど興味もないし、「この人変だな・・・」なんてひややかに見ることはありません。 大抵の人は受け入れてくれるはずです。 「周りの目を気にしているなんてもったいない!」ということに今すぐに気がつくべきなのです。
人見知りで人付き合いが苦手だという自覚があるなら、初対面の時点で「人見知りなので慣れるのに時間がかかります」など、自分が人見知りであることを先に公言しておくといいでしょう。 そうすれば、ちょっと会話をするときぎこちないけど人見知りだっていってたからな・・・など多少上手く会話ができなかったとしても理解してもらえますよね。 また、「本当は仲良くしたいんだけれど、人見知りだから心を開くまで時間がかかってしまう」という気持ちが伝えられるので、上手く会話ができなかったとしても変に拒絶された気持ちになることがありません。 じゃあもっと自分から話しかけてみようと思ってくれるかもしれませんし、少しづつ距離をなくしていけばいいかと前向きに考えてくれかもしれません。
言葉しゃべれないような乳幼児が、母親以外の人に抱かれるた途端に泣き出してしまうのは、生まれつき人間に「防衛本能」が備わっているということを示しています。 誰かに教わったわけでもないのに、「家族以外の人だ!危ないかもしれない!」と感じて泣くのです。 この乳幼児期からはじまる「人見知り」は成長し、色々な人と関わっていく過程で次第になくなっていきますが、大人になってもまだ「防衛本能が強すぎる」ことが原因で「人見知り」になってしまっている人もいます。 誰かにひどく傷つけられたというトラウマなどが原因でいつまでも人に対して「防衛本能」を発動させてしまう人も少くないのです、
例えば、子供はある程度大きくなるまで外部との接点はほとんどなく、家族の中だけで育っています。 そこで、ある程度大きくなって自我が芽生え始めた頃に、初めて合う他人に対して「怖い」という感情を抱きます。 今まで家族の中で過ごしていた子供が初めて見ず知らずの他人を見て「怖い」という恐怖心を抱いてしまうのは当たり前のことですよね。 このように子供が初対面の人に恐怖心を抱くことを「恐怖シャイネス」といいます。 「シャイネス」とは、人間関係に不安を感じ、人を接することを避ける傾向であることです。 こういった幼少期からの初対面の人に対する苦手意識が大人の「人見知り」の要因となっていることが多いです。
「自意識シャイネス」というのもあります。 これは、自分が人からどう見られているのかということを異様に気にし過ぎているこが原因で人と接することを避けるという意味の言葉です。 例えば、人前で何か恥をかいたことがきかっけで、もう恥をかきたくないと恐れてしまい「自意識シャイネス」になってしまいます。これが人を引っ込み思案にしてしまい、「人見知り」にしてしまうのです。 「他人から見る自分が気になる」というこの自意識シャイネスはだいたい10代あたりから強くなってくると言われています。 そして、30代後半からこの「自意識シャイネス」は減退していくと言われいますが、これがなかなか減退しないということがあります。
人見知りの人は自分に自信がないということを上述してきましたが、この自信がないという「自尊心の低さ」が人見知りに繋がっているとも考えられます。 初対面の人に対して
と、マイナスにばかり捉えてしまいます。 つまり、この自尊心の低さが原因で自分に自信がもてないのです。 その結果、人と接するのが億劫になってしまい自分を元から知っている友人以外とは本音で話せなくなってしまっているということが考えられます。
両親からの遺伝子で、生まれつき「緊張をしやすい」という性格の人もいます。 何をするのも緊張してしまうから、人と会話をすえるときにも緊張してしまい特に初対面の人とうまく会話をすることがでいないのです。 つまり、両親のどちらかが人見知りであると、その子供にも「人見知り」が遺伝するということです。 アメリカに比べると元々日本人には「人見知り」の人が多く、そのため遺伝で人見知りになっている人が多いと言われています。
「一人っ子」は、家に両親しかいないので両親以外とコミュニケーションを撮る機会が必然的に少なくなってしまいますよね。 さらに、祖父母や従兄弟とも家が離れているなどほとんど両親としかコミュニケーションをとらないような環境で育っていると、集団生活をする上でなかなか馴染めず、友達ができにくいといった傾向にあります。 だんだん集団生活にも慣れていくのが普通ですが、この状態が長く続き、大人になっても人見知りのまま・・・ということもあります。
幼少期に一番の話し相手になってくれるはずである、両親とのコミュニケーション不足や、愛情不足など家庭環境が劣悪だと、家庭環境がトラウマで人見知りになってしまう可能性が高いです。 かなり心理的な深いキズを追っていることになるので、こういった原因だとやはり「大人の人見知り」になってしまいますし、克服しようとしたところでなかなか難しく、そう簡単にはなおりません。 幼少期の心の傷が原因で「人見知り」どころか「対人恐怖症」などの精神的な病になってしまったりすることも多いです。
幼少期から、
など、「友達」と呼べる関係の人がいない・少ないとなると、大人になっても人との付き合い方がわからなくなってしまいます。 さらに、幼少期にいじめられた経験があるなど、対人関係を築いていく上で悲しいトラウマがあると人と接するのが怖くなってしまい「人見知り」になってしまうということが考えられます。
他人に興味がないというのも、人見知りの原因であると言えるでしょう。 他人に興味がないからこそ、初対面の人と仲良くなろうという気がおこらないのです。 そもそも会話を続ける気がなく、本心では「どうでもいい」と思ってしまっています。 さらに、自分の心理とは裏腹に無理に「仲良くしなくちゃ」と距離を縮めようとしてしまうから、余計にぎこちない接し方になってしまい、上手く行かずどんどん自信をなくしてしまいます。 幼少期から一人で過ごすことが好きだったという人は、他人と一緒に楽しむという経験が少なすぎるので、このような状況になってしまいがちです。
「コミュ障」とは、「コミュニケーション障害」の略です。 「コミュニケーション障害」とは、他人とコミュニケーションを上手くとることができない・他人とコミュニケーションをとることに対して苦痛に感じる障害のことをいいます。 脳機能の発達に何らかのう障害があって、発症している場合や、過去にトラウマになってしまうようなことがあったなど何らかの精神的な要因で発症している場合があります。
「対人恐怖症」とは、人と接するときに「嫌われるのではないか」といった不安や緊張を感じてしまい、人と接する事自体がその人にとって「恐怖」になってしまっているような状態のことをいいます。 「対人恐怖症」の人は、大抵「対人関係」を持つことすら避けるような生活を送ってしまいます。 このように、とにかく人を信用できない・怖いといった感情から誰とも接することができなってしまい、日常生活に支障をきたしてしまうほど人とコミュニケーションがとれなくなってしまっている状態を「対人恐怖症」といいます。
「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」とは、家庭では普通に会話をすることができるのに、外出先など特定の場面・状況では会話をすることができなくなってしまう疾患のことをいいます。 幼少期に発症するけケースが非常に多く、家では活発なのに幼稚園や保育園で非常に内気になってしまう・誰とも会話をすることができなくなってしまうという症状がでます。 だいたい6〜8歳になるまでに自然に改善されていくことが多いですが、ただ「内気な性格」なのか「場面緘黙症」なのかといった判断が難しく、治療に至らないまま大人になっても「場面緘黙症」に悩まされてる人も多くいます。
虚言癖とは、「どうしても繰り返し嘘をついてしまう性質」のことで、漢字の通り「虚言=うそ」をついてしまう「癖」のことをいいます。 本来、人は何か嘘をついてしまう理由があります。後ろめたいことがありそれを隠すために嘘をついたり、相手を騙すために嘘をついたりします。 そして嘘をつくことでどうなるかを考えて嘘をつきます。 しかし、虚言癖の人はそういった理由もなくどうなるかを考えていません。 嘘をつくことが癖になっており、自分で制御できなくなっています。 そして、嘘つきまくってしまうがゆえ、喋れなくなってしまうのです。
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。 スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。 遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する芸人・オードリー若林さんの大人気エッセイです。
ほんの少しの勇気と「勘違い」で人生は180度変えられる。 中高6年間、ほとんど人と関わらないようにして過ごしていた著者が研究・実践し導きだした、人見知り克服ハウツー本です。
「人前での自己紹介でしどろもどろになる」「ちょっと注目されただけで真っ赤になって震える」「パーティーで誰とも話さずに帰宅することがある」「他人に立ち入られたり、質問されるのが怖い」...。 こんな、あがり症や引っ込み思案の悩みを抱えていませんか? このノートでは、「体」「気持ち」「考え方」「行動」の軌道修正で、苦手なことを少しずつ減らしていきます。
「大人の人見知り」について理解していただけましたか? 大人になっても「人見知り」という性格に悩んでいる人も非常に多いのではないでしょうか。 しかし、「性格」を変えるのはなかなか難しいことです。 「人見知り」な性格は、悪いことではありません。 良いところもたくさんあります! 「人見知り」という本当の自分を受け入れた上で好きなことをやって楽しく生きていきましょう。