「once」は「一度」という意味で学校で習った人も多いのではないでしょうか?「once」はそれ以外にも色々な意味と使い方が存在します。「once」を使ったフレーズには言い換え表現も多数存在し、それらもセットで覚えると英語の表現の幅が広がります。「once again」「once in a while」などのイディオム表現も豊富になります。そんな「once」の意味と使い方を今回は徹底解説していきます!
※音声付きの例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「once」の1つ目の意味は「一度、一回」になります。副詞として使います。 過去形、現在完了形、現在形など様々な時制で使うことができます。 「once a day(1日1回)」「once a month(月に一度)」などの言い回しでもよく使います。 強調したい時は「one time」もネイティブは使います。
I went skating once, but I didn't like it at all.
一度スケートに行きましたが、全く好きになれませんでした。
We have lunch together once a week.
一週間に一度ランチを一緒に取ります。
I've been to Shanghai one time before, and I want to go there again.
以前にたった一度だけ上海に行ったことがあるのですが、もう一度行きたいです。
「once」には「昔、かつて」という意味で使うこともできます。 「昔は◯◯だったけど今は違う」というニュアンスになります。 「in the past, but not now」と置き換えることができます。
This watch once belongs to my grandfather.
この腕時計はかつて祖父のものだった。
「once」は接続詞として使うこともできます。 「once」は「一度〜すると」という意味になります。
Once you've signed, you cannot cancel the contract.
一度サインしたら、契約の破棄はできない。
Once you learn how to speak English, you won't forget it forever.
一度英語をマスターしたら、一生忘れないよ。
上記で紹介した意味と似ていますが、「once」には「〜したらすぐに」というニュアンスもあります。
で置き換え可能です。 この意味の「once」は少し堅い表現なので、口語では「as soon as」や「after」を使う方が一般的です。
Call me up once you get home.
帰宅したらすぐに私に電話してください。
スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォードのスピーチでもこの用法の「the minute」が使われています。
The minute I dropped out I could stop taking the required classes that didn’t interest me, and begin dropping in on the ones that looked far more interesting.
大学を中退した瞬間、興味のない必修科目を取ることをやめて、もっと面白そうな授業に参加することができました。
「once」の次では「2度、2回」を意味する正式な英語は「twice」です。 書き言葉では「twice」を使うことが多いです。 一方、口語では「two times」を使うことも多いです。「two times」はあくまでもインフォーマルな英語であることを覚えておきましょう。 「two times」は、「twice」よりも「1回ではなく2回」であることを強調している響きがあります。 「3度、3回」は、、、「thrice」という言葉がありますが、かなり古めかしい英語なので「three times」を使うことの方が一般的です。 「4度、4回」以降は「four times, five times, six times,,,」と「times」を使います。
The meeting was held twice a week.
一週間に2度会議が開かれた。
I've already asked him about that two times!
それに関しては彼にもう2回も聞いたよ!
「twice」は比較級と一緒に使うことで「2倍」という意味で使うこともあります。 A is twice as...as B. の形で「AはBの2倍...だ」となります。 例文で確認してみましょう。
The population of Japan is twice as large as that of Korea.
日本の人口は韓国の人口の2倍である。
しかし口語では A is twice bigger than B. などと言うことがあります。 しかし、これは厳密には文法的に誤りなので注意してください。書き言葉では避けるべき用法になります。
「once」を使ったイディオムはたくさん存在するので、ネイティブがよく使うものを中心に紹介していきたいと思います。
「at once」は「同時に」という意味です。 「at the same time」と置き換え可能です。
My mother and sister always start talking at once.
母と姉はいつも同時に話し出す。
「once again」は「again」の強調で「また」という意味になります。 過去に一度起きていることを強調した言い回しです。
Once again, a racial attack happened in the United States.
また、人種差別による暴行事件が米国で起きた。
「once more」は「もう一度」という意味です。 「one more time」と言い換えることができます。 「once more」で「once again」と同じ意味で使うこともあります。
I'd like to go skying once more before the winter ends.
冬が終わる前に、もう一度スキーに行きたい。
「once in a while」で「たまに」という意味になります。 「sometimes」と置き換え可能です。
Come visit us once in a while.
たまにはうちに遊びにきなさい。
「once upon a time」は「昔々あるところに」という意味です。 「once upon a time」は昔話をするときに冒頭で登場する定番のフレーズです。
Once upon a time there was an ugly duckling.
昔々あるところにみにくいアヒルの子がいました。
「once in a blue moon」というフレーズに関しては別の記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
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