「sticky」という英単語を知っていますか?通例「ベタベタする」という形容詞で使われますが、スラングでは別の意味があります。今回は「sticky」のスラングの意味と使い方を、音声付き例文と共に紹介していきます。
「sticky」の基本的な意味は、「ベタベタする」という形容詞です。「くっつく」を意味する動詞「stick」が形容詞になって「sticky」です。 ハチミツを触った手がべとべとする、のりを使ったので紙がベタベタするなどはすべて「sticky」を使うことができます。 この粘着性があるという意味から派生して様々なスラングを生まれました。 「sticky」のスラング、特に下記で紹介してる最初の2つは主にイギリスで使われます。アメリカではこのような意味で「sticky」を使いませんので、注意が必要です。
スラング「sticky」の1つ目の意味は、「難しい、厄介な」です。 「problem」や「situation」などの名詞とともに使うことが多いです。 「difficult」「awkward」などが類義語です。 「sticky」という言葉は、実際はそこまでやばくない「厄介さ」を指します。 「ややこしい」程度と理解していた方がよいかもしれません。 しかし、イギリス人は謙遜で結構やばいことにも「sticky」を使うことがあり、アメリカ人からするとその謙遜は理解不能なため、米国人、英国人間で使用すると勘違いを生まれやすい単語のようです。
One of my friends is in a sticky situation.
わたしの友達の1人は難しい状況にある。
She got involved with a sticky business.
彼女はややこしいビジネスを始めた。
スラング「sticky」は、「be sticky about...」で「<人>が...に文句をいう」という意味です。 動詞「complain about」に近いです。
My mom is always sticky about going home late.
母はいつも帰宅が遅いことに厳しい。
「ベタベタする」から派生して、ユーザーの興味を引きつけ長く使ってしまうインターネットのサービスに対して使うのが、この意味の「sticky」です。 近年SNSの台頭によって、特に若い人がながくずっとスマホをいじっていますよね。そんな状況にぴったりな表現が「sticky」です。中毒性のあるものサービスに対して使うことができます。
Instagram is so sticky that especially young girls cannot stay away from it for even an hour.
インスタはとてもスティッキーなので特に若い女性は1時間でさえ離れることができない。
例文のように、IT業界なのではすでにカタカナで「スティッキー」などと表現されています。
肌がベタベタすることから、蒸し暑いこともスラングで「sticky」と表現します。 「humid」「muggy」などが同義語です。
According to the weather forecast, it will be super sticky tomorrow.
天気予報によると、明日はめっちゃ蒸し暑いらしい。
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