「sweet」という単語は皆さん知っていると思います。「甘い」という意味で学校で習った方も多いのではないでしょうか?しかし、「sweet」には他にも様々な意味がありネイティブは色々な使い方をしています。辞書には載っていないスラング的な使い方も存在しますので、そこで今回はスラング英語「sweet」の意味と正しい使い方を解説していこうと思います。
日本語でも甘いものを「スイーツ」と表現するように、「sweet」には形容詞で「甘い」という意味があります。 飲食物に対して使う時に主に「(飲食物が)甘い、甘口、糖分が多い」という意味合いで使います。 「sweet」の動詞は「sweeten」で「(砂糖などで)甘くする」となります。 ちなみに「ほろ苦い」の英語表現は「bittersweet」です。 分解すると「bitter(苦い)」+「sweet(甘い)」となっています。 「bittersweet」という表現は食べ物にはもちろん、思い出や経験に対して「ほろ苦い」と表現したい時にも使えます。
This cupcake is too sweet for me.
このカップケーキは甘すぎるな。
Let me sweeten this coffee with sugar because it is still bitter.
このコーヒーはまだ苦いから砂糖で甘くしましょう。
I like this bittersweet chocolate cake.
私はこのほろ苦いチョコレートケーキが好き。
The bittersweet end to this sitcom is just right.
複雑な結末がこのドラマにはぴったりだ。
「スイーツ」や「デザート」など、日本語でも「お菓子」の表現はたくさんありますよね。 下記の記事で「お菓子」の英語表現をまとめていますので、ぜひご覧ください。
「sweet」は人に対して使う時に、「可愛い」という意味合いで使うことができます。 同義に「cute」や「pretty」、「adorable」などがあります。 「可愛い」という意味なので、小さい子供、特に女の子に対して使います。 バリバリのキャリアウーマンに「sweet」を使うとイラッとさせてしまう可能性もあるので注意しましょう。 「可愛い子ちゃん」は「sweetie」と言います。この表現は後ほど詳しく説明します。
Your baby girl is so sweet!
あなたの赤ちゃんとても可愛いわね!
Hello, sweetie. How are you?
こんにちは、可愛い子ちゃん。元気?
ここからはスラングとして使われている「sweet」の意味と説明をしていきます。
「sweet」は「素晴らしい、かっこいい、いいね!」などのニュアンスで使われます。 同義に「cool」や「awesome」があります。 「sweet」には様々な使い方があります。 まず1つ目は間投詞的に「Sweet!」と単体で使用するパターンです。 何かを見て、聞いて、感じて、とっさに出る感じです。日本語の「すご!」「やば!」といった感じです。 2つ目は、相手の会話全体を肯定する表現では「That's sweet.」がよく使われます。 「超イケてる!」など「sweet」さを強調したい時は「Sweet-ass」と表現することもあります。 「ass」は「お尻」という意味ですのでこの表現はやや下品かもしれません。
Sweet! No assignment today! I can fully enjoy my weekend!
素晴らしい!今日は宿題なしだって!思いっきり週末楽しめるわ!
"I finally got accepted into Stanford University!" - "Wow, that's sweet! Congrats!"
「とうとうスタンフォード大学に合格したよ!」-「うわー、すごいね!おめでとう!」
This new Lamborghini is a sweet-ass, dude! I'm jealous of you!
この新しいランボルギーニめっちゃイケてるな、お前!嫉妬!
「sweet」は人に対して使う時「優しい、思いやりのある」というニュアンスで使われることもあります。 基本的には女性がよく使う表現です。 ・You are so sweet. ・That's so sweet of you. などが一般的なフレーズです。 「とても、非常に」の意味で「so」を用いて「so sweet」というセットで使うことが多いです。
Thank you for bringing me a gift! You are so sweet.
プレゼントを持ってきてくれてありがとう。本当に思いやりがあるのね。
He always picks you up at the station? That's so sweet of your boyfriend!
いつも駅に迎えに来てくれるって?彼は本当に優しいんだね!
日本語で「あなた」などの呼びかけがあるように、英語にもその人の名前以外で呼びかける表現がいくつかあります。 「sweet」は奥様や彼女、娘や孫などに呼びかける時によく使われている英語表現です。 同義には「honey」や「baby」などがあります。 「sweet」とそのまま使う「my sweet」や「sweet darling」などの他にも、下記のように形を少し変えて使います。 ・sweetheart(スイートハート) ・sweetie(スイーティー) ・sweet pea(スイートピー) ・sweet pie(スイートパイ)※可愛すぎて困るような人に使う(例:孫) ・sweet poo(スイートプー)※「poo(うんち)」を含みやや気持ち悪い表現
Hello, my sweet. Your papa is home. Where are you?
可愛い娘ちゃん〜パパが帰ってきたよ。どこにいるのかな?
Look! My sweet pie is smiling like an angel.
見て!可愛い可愛いお孫ちゃんが天使のように笑ってるわ。
ここで注意したいのが、「sweet」は女性的な男性に対して使うと、「オカマ」などの差別的なニュアンスになることです。 もちろん、使う相手やシチュエーションによって捉え方も違ってきますが、注意が必要です。
You don't smoke? What, you sweet or something?
タバコ吸わないの?何?オカマか何か?
これはかなり稀ではありますが、「sweet」は「麻薬、クスリ」という意味でも使われることがあります。 麻薬をデザートのような感覚で呼んでいるのかもしれません。
Let's go and have some sweets.
麻薬やりに行こうぜ。
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