「テンション」や「モチベーション」という言葉はよく使われていますよね。ですが、この2つの言葉の違いはご存知ですか? 似た意味で使われている言葉ですがしっかりと違いはあります。 今回はこの「テンション」と「モチベーション」の違いについて、それぞれの意味や使い方を踏まえて徹底解説します!
「テンション」・・・その瞬間の気分や気持ちのこと(俗語)、本来は精神的な緊張や不安のこと 「モチベーション」・・・意欲や動機づけのこと
「テンション」は本来は「精神的な緊張や不安」といった意味ですが、昨今では「気分や気持ち」として使われていますのでそれについて説明します。 テンションは、その瞬間に抑揚する気分や気持ちのことを言います。 「テンション」は外部からの影響を受けやすく、何か良いことがあればすぐに上がり嫌なことがあればすぐに下がります。 例えば欲しかった物が手に入ったり、誰かに褒められたりするとその瞬間にテンションは上がります。 また、体調が崩れたり職場で上司に嫌味を言われたりするとその瞬間にテンションは下がります。 「モチベーション」は目的のための意欲や動機づけのことです。 テンションとは違い、簡単に上がったり下がったりはしません。 嬉しいことがあって上がるというわけではなく、何かやるべきことややりたいことなど目的や目標を果たそうとする内側から沸き起こるやる気や意欲です。 瞬発力はなく、何かを活動したり物事を行うために維持される内的なエネルギーです。
「テンション」は人が生活する上で必ずしも持ち合わせているものです。 ちょっとでもプラスの感情が発すればテンションは上がり、逆にマイナスな感情が発すればテンションは下がります。 人によってテンションが上がったり下がったりすることは異なりますが、日々の生活の中で様々なことでテンションは上下するかと思います。 また、日常生活において誰でも上下するテンションですが、「テンションの高い人」と「テンションの低い人」に分かれることもあります。 日頃からハキハキと元気であったり、リアクションが大きかったり、ノリが良くエネルギッシュな人を「テンションの高い人」と言います。 逆に、声が小さかったり表情が暗かったり、いつも元気ややる気がなくノリが良くない人を「テンションの低い人」と言います。 これはその人そのもののことを指していて、その時の状態を指しているわけではありません。 主なテンションの言い回しは
です。 テンションが高いことを「ハイテンション」と言います。 また、若者の中では「テンションが上がること」を略して「テンアゲ」と言うこともあります。
「モチベーション」は何か目標や目的がある場合に使われ、日常的に使われることはあまりありません。 例えば仕事などで任されたプロジェクトがある場合に、最後までやりきるためにモチベーションを上げます。 この場合テンションだけ高くても仕事をやりきることはあまり出来ません。 「モチベーションが上がっている」状態は、やる気がある状態や、継続してやれている状態のことを指します。 これは、「絶対にやり遂げよう」と行動したことから生まれる気持ちと、外部からの期待や言葉によって生まれる気持ちがあります。 例えば、仕事であれば上司に「期待しているよ」「君だから任せられた」などと言われるとモチベーションは上がります。 逆に「君には無理だね」「まあ出来る範囲でやっておいて」などと言われるとモチベーションは下がります。 「モチベーションが下がっている」状態は、やる気や気力が失われ行動する気にならなくなる状態を言います。 主な言い回しは
です。 また、モチベーションはよく「モチベ」と略されることがあります。 「モチベが上がってきた」「モチベを高める」などと使います。