今までの人生で「この人威圧感すごいな」と思う人に出会ったことはありませんか?本記事ではそんな威圧感がある人の心理、特徴、威圧感のある人との上手な付き合い方、威圧感をなくす方法についてご紹介していきます。
「威圧感」とは威圧されているような感覚のことを指します。 「威圧」とは強さや威厳、威嚇によって相手を押さえつけることです。 職場の同僚や上司、またはバイト先のお客さん、すれ違った人でもかまいません。「なんか怖そう」「近寄り難い」と感じた経験はありませんか?それは相手が「威圧感」を出しているせいかもしれません。 本記事ではそんな威圧感がある人の心理、特徴、威圧感のある人との上手な付き合い方、威圧感をなくす方法についてご紹介していきます。 そんな人が周りにいて攻略に困っている、またはそんな威圧的な自分をどうにかしたいと思っている人は是非参考にしてみて下さい。
威圧感がある人は自信がなく、人から批判されることを恐れている場合があります。 声を大きくしたり、「めちゃめちゃこっち見てくる…」とこちらが萎縮してしまうくらい目線が鋭かったりするもの実は自信のなさや自分の弱さを隠すためにだったりします。 まさに「弱い犬ほどよく吠える」ですね。 また、自信がないため人に注目してもらいたくて、威圧的になってしまっている場合もあります。
自信がない理由にも繋がりますが、コンプレックスを抱えている可能性も高いです。 コンプレックスを抱えると、それを隠そうと必死になってしまうんですよね。 また、外見にコンプレックスがある場合は学歴や知識で相手に勝とうと上から目線になってしまいます。逆もしかりで、自分の頭が悪いことをコンプレックスに思っている人は、外見や高級な持ち物を身にまとって相手を見下したりして威圧感がある人になってしまいます。
威圧感のある人は、「回りの人はみんな自分を見下している」と感じてしまっています。 誰もそんなことを思っていないのに、「見下されている」と思っているので、舐められたくないという気持ちから横柄な態度をとったりなど、人を見下すような態度や発言をして威圧感を与えてしまいます。 実際に威圧感のある人を見下そうとする人はいないですよね。 威圧的な態度をとることで、自衛しています。 見下されると感じてしまうのは、先程も言ったように自信がなかったりコンプレックスを抱えていたりしているからです。
自惚れから威圧的になっている人もいます。 例えば自分の仕事が早く片付いた時なんかに、まだ終わっていない人に対して「手伝おうか?」ではなく「まだそれやってんの?」と威圧的な一言から入ります。 こんな時は大抵「仕事が早い、できる自分カッコいい」と自惚れています。 他にも、周りから恐れられるのをカッコいいと思っていたり、「みんなが自分に近づいてこないのは尊敬されているからかも!」と思っていて威圧的な行動を取る人もいます。
威圧感がある人は単にコミュニケーション能力が低いだけという可能性もあります。 コミュニケーション能力が低い人は会話をするのが苦手なため、反応も薄いし塩対応だったり、会話での情報収集ができないのでその分人のことをよく観察していたりします。 そんなつもりはなくても、これらの行動が人によっては「威圧感あるな…」と思われてしまう原因になってしまうのです。 また、必要以上にコミュニケーションをとりたくないために威圧感を放って他人を寄せ付けないようにしている場合もあります。
威圧感のある人は相手より優位な立場にたっていたいという気持ちが強く、そのため主導権を握ろうとする特徴があります。 上から目線で話をしてきたり、口調が荒かったり、相手を小馬鹿にしたりと上から押さえつけることで威圧感を与え、主導権を握ります。 相手が高圧的な人だと意見したくてもなかなかできなくなってしまいますよね。 自分の思い通りにいかなかったり、反論されるとわかりやすく機嫌が悪くなるなど自己中心的な一面を持っています。
責められると意外と弱かったりするもの特徴でしょう。 弱い自分を隠すために威圧感を放っている人もいるので、そんな人は責められると弱いです。 絶対防御できる壁を壊して敵が攻撃してきた時って「え…どうしよう」って怯みますよね。そんな感じです。 威圧感を放って攻め込まれないようにしていたのに、それを突破されてしまうと意外と大人しくなったり、若しくは更に威圧的な言動をして自分を保とうとする可能性もあります。
威圧感がある人は声が大きいという人が多いです。 小さな声で喋る人よりも大きな声で喋る人の方が威圧感がありますよね。 たとえ同じことを言っていたとしても、ボソボソと喋るより大きくハキハキと喋ることで相手の印象にも残りやすく、自信満々に聞こえます。 「そんなに自信があるならこの人の意見に従おうかな」と相手に思わせ、主導権を握ることができるのです。 そのため、自信がなくてもとりあえず大きな声で相手に威圧感を与えます。
威圧感がある人は話すスピードが速くなりがちです。 話すスピードを速くすることで、相手が反論する隙きを与えません。 話し合いをする時や説明を聞く時に一気に捲し立てられるように話をされると「あ、じゃあそれでいいです」「なんかよくわかんないけどそれで」と相手に同意してしまうことってありませんか? 話すスピードが速いとで聞き手側の理解力が下がり、より主導権を握りやすくなります。
目つきや態度を悪くすることで相手に威圧感を与えます。 面接の時でも面接官に睨まれるようにじっと見つめられるとこちらも萎縮してしまい本来の力が発揮できなかったりしますよね。 鋭い視線で「全部見ている」と思わせたり、横柄な態度で「自分のほうが上だ」と相手を押さえつけます。 これらのような態度をとって威圧感を与えることで「この人には逆らわないようにしよう」と相手に思わせます。
威圧感がある人は歩き方やジェスチャーも大袈裟になりがちです。 胸を張って背筋をピンと伸ばし堂々と歩いているとそれだけでなんだか威圧的に感じることもありますよね。 ドラマなんかでも威圧感をバリバリ出しているキャラクターってただ歩いているだけでもすごく堂々としています。 筆者はキーボードのタイピングの音が異様に大きい人とかも威圧的に感じてしまいます… 他にも、機嫌が悪い時は大きな音を立ててドアを締めたり、物の扱いが乱暴になったりとあからさまに機嫌が悪いことをアピールしてくることもあります。
気が短いのも特徴の一つでしょう。 威圧感がある人は忍耐力がなく、自分の思い通りに事が進まなかったり、面倒な仕事を任されるとすぐに機嫌が悪くなります。 例えば誰もが嫌がるような仕事や面倒な仕事を頼まれると、「なんでそんな仕事しなくちゃいけないの?」「なんでこんな仕事頼んでくるなんて本当にありえない」と怒り心頭に発することも… また、威圧感が強い人は自分が優位な立場にたっていたいため、その立場が少しでも脅かされたらすぐさま自己防衛のために相手を攻撃します。
威圧感のある人って近寄り難いオーラが出ていますよね。 偉そうな人って佇まいだけで「あ、この人偉そう」「近寄ってはいけないな」ってわかることはありませんか? もちろん年齢や服装、髪型などの身だしなみで判断することもありますが、それとは別に近寄り難いオーラが出ています。 道を聞く時もなんとなく威圧感の出ている人にわざわざ聞こうとは思いませんよね。 筆者はショップで店員さんに話しかけられるのが苦手で「接客不要ですオーラ」を出す時があります。 そのオーラがしっかり出ているかはわかりませんが、中には察してそっとしておいてくれる店員さんもいます。
ガタイが良いと威圧的に見られがちです。 ラグビー選手や柔道をしている人などガタイが良い人ってそれだけで威圧感があります。 身体が自分よりも一回りも二周りも大きいことで「自分より強いんだろうな」と相手に思わせることができます。 実際に戦う前でも対戦相手のガタイが良いだけ怯んだりしますよね。 相手に威圧感を与えようと思っていなくても、ガタイがよいだけで相手が萎縮してしまう場合もあります。
キッと睨んでいるかのような目つきをしていると、それだけで威圧的に感じてしまいますよね。 「余計なこと言うなよ…」なんて言われている気分になってしまいます。 また目力の強い人も威圧感がありますよね。 全て見透かされているような気持ちにもなりますし、目力の強い人に見られると全てを制圧されているような気持ちになってしまうことがあります。
眉間にシワが寄っていると、怒っているように見えますよね。 そのため、周りからは「怖い…」と感じられてしまい、威圧感のある人と思われてしまいます。 ただ資料を読んでいたり考え事をしているだけなのに「今は話しかけない方がいいな…」と、近づきがたくなります。 視力が悪かったり考え事をする時もなるべく眉間にシワが寄らないように意識しましょう。
髪の毛がすごい明るくて派手だったり、ドレッドヘアやカラフルな髪色など奇抜であると、威圧的に感じてしまうことがあります。 ヘアスタイルはただのその人の趣味なので、派手や奇抜でも穏やかな人も多いですが、イメージが先行して恐怖心を持ってしまうのでしょう。 特に金髪はヤンキーや不良のイメージがあったり、奇抜なヘアスタイルはロックバンドなど激しい人のイメージがあったりします。 本人は周りに威圧的なことをしようとしていなくても、周りが勝手に威圧感のある人と思ってしまいます。
太っていたり、ムキムキだったり、高身長だったりと、身体が大きいとそれだけで威圧感があるように思われてしまいます。 やっぱり大きい人って強そうですし、怖いなと思ってしまうことがあります。 怒らせたら一瞬で潰されてしまいそうですもんね… 逆光だと影になる部分も大きく、その影に自分が飲み込まれてしまってより恐ろしく感じることもあるでしょう。
ふんぞり返った姿勢をしている人も威圧感があります。 威張っているように見えてしまい「怒ってるのかな」「何か文句を言われそう…」と思ってしまいます。 本当は腰が痛くて反っているだけなのかもしれませんが… 威張っている人と言えば、ふんぞり返った姿勢ですよね。 これは威圧感のある人と思われても仕方ありません。
威圧感がある人と上手く付き合うには黙って聞き手に回ってみましょう。 威圧感がある人は自分に反抗する人が嫌いです。その逆に自分の話を素直に聞く人を好みます。 そのため威圧感のある人が話をしている所に割って入ったり、反論をせずに黙って聞き役に徹すれば好感を持たれるでしょう。 ときどき「すごい」「流石です」などの相槌を打つと更に気分はよくなります。
威圧感のある人は短気な人も多いのでちょっとしたことでもグチグチ言ってくることがあります。 全部を聞いて真に受けているとこちらもストレスが溜まってしまいます。 そんな時は大事なことだけ聞いて、半分以上は聞き流してしまっても良いでしょう。 もちろん反省すべき点はしっかり反省するべきですが、例えば仕事でのミスなのに「どんな教育を受けてきたんだ」と家庭環境のことを持ち出されたり、「これだからゆとり世代は」と論点がずれて今関係ないことまでグチグチ言われるようであれば聞き流して問題ないでしょう。
必要なことは臆せずに言ってみると意外と良い関係が築けるかもしれません。 威圧感がある人は大抵反抗されることを嫌いますが、中には反骨心のある人を買っている人もいます。 会議などで誰も意見する人がいない中、「自分はこう思います」としっかり自分の意見を言える人は貴重な存在。 「こいつは骨がある奴だ」と気に入られることもあります。 相手の反応を気にせず意見が言えるのであれば臆せずに意見すれば良いですし、反応を気にするのであればこの人には意見を言っても大丈夫かどうかというのを見極める必要があるでしょう。
可能な範囲で距離を取りましょう。 先述したとおり、威圧感のある人と真正面から付き合い続けるとストレスが溜まってしまいます。 どんなに気にしないようにしていてもちょっとした発言や行動が気になって自分の力が100%発揮できないこともあります。 そんな時はいっそのこと距離をとりましょう。 誘われても適当な理由を付けて断ったり、なるべく離れた席に座って会話を避けたり、仕事関係の人なら会話を必要最低限に留めるなどしてなるべく関わらないようにしましょう。 なるべく関わらないようにしていれば、向こうも察して離れていってくれるかもしれません。 たとえ察してくれなかったとしても、最低限の付き合いに留めておけばストレスは少なくて済みますよね。 可能な範囲で距離を取っても堪えられない場合は、転職や引っ越しなど環境を大きく変えるのも手段の一つです。
威圧感が強い人はいっそのこと「可哀想な人」だと憐れんでも良いかもしれません。 高圧的な言葉を浴びせられたり、態度を取られたとしても「この人はこんな考え方しかでいない人なんだ」「こんなことする人は周りからもきっと疎まれているんだろうな」と思うようにすればダメージも少なくて済みます。むしろ同情の気持ちが生まれてしまうくらいで良いでしょう。 ただしその感情を表に出してしまうと逆効果になってしまいます。相手が逆上してしまう場合もあるので注意しましょう。
威圧感が強い人は優しくされると弱かったりします。 威圧感のある人って周りにあまり人が寄り付かないないことが多く、また周りにいるのは太鼓持ちばかりだったりして「寂しいな」と思っていることもあります。 そんな時に損得勘定抜きで「疲れていませんか?」「頑張りすぎないで下さい」「お身体大事になさってくださいね」と優しい言葉を掛けられるとコロッとやられてしまいます。 母親のような無償の優しさで包み込んでみましょう。
ゆっくり話すことで威圧感を軽減することができます。 早口で捲し立てるように話しをされると相手も怯んでしまい威圧感を与えてしまいます。 話し終わった後に「あ〜怖かった」という感想しか残らないかもしれません… その上聞き取りにくいので伝えたかったことが相手にしっかり伝わらないという可能性もあります。 「自分の意見をただ述べる」ということよりも「相手にしっかり理解してもらう」ということを意識して話してみましょう。
自分の意見だけを押し通すのではなく、相手の意見も聞くことも大切です。 威圧感のある人は「バカにされたくない」「下にみられたくない」という思いから相手の意見を聞かず、自分が正しいと思いがちです。 自分本位な考え方のせいで視野も狭くなり、良い案が浮かばず煮詰まってしまうなんてことも… しかし自分以外の新しい意見を聞くことで、視野も広がりより良い答えを導き出すことができます。 相手も周りの意見を聞いてくれる人だとわかれば威圧感を感じなくなっていくでしょう。
いつも真顔だったり、目つきが悪いと「何か気に触ることでもしてしまったのかな」「機嫌が悪そうだから近づかないでおこう」周りに威圧感を与えてしまうのは言うまでもないですよね。 常に笑顔でいると逆に怪しまれてしまいますが、会話に節々に笑顔を見せるなど、少し笑顔を意識してみましょう。 他にも笑顔で相槌をしたり驚いたように相槌をしたりと、ただの相槌にも表情を付けると威圧感を与えずに済みます。
声のトーンが低いと、どうしても威圧的な印象になってしまいます。 その印象を払拭するためにはまず、声のトーンを上げてみましょう。 全く同じ文言を喋っていたとしても、声のトーンが低い人と高い人だったら断然高い人の方が明るい印象を受けますよね。 急にコミュニケーションをとれと言わてもなかなか難しいですが、声のトーンを上げて挨拶をするだけでも印象は変わります。
ズバッと直接的に伝えるのではなく、遠回しな言い方で伝えてみましょう。 確かに遠回しな表現よりもはっきり言った方が「伝える」という意味では合理的ですし、「なにくそ!」と相手のハングリー精神を刺激しやる気を起こさせることができるかもしれません。 しかし、直接的な言葉は相手を傷つけてしまう場合もあります。 例えば「太ってきたから痩せたら?」というよりも「最近温かくなってきたし一緒に運動しない?」と言ったほうが誰も傷つかずにすみますよね。
威圧感をなくしたいと思っているなら着る服の色にも気を遣いましょう。 黒などの暗い色はその重厚感から高級感だけでなく、強さや威厳を感じさせます。 またそういった色の服を着ることで顔色が暗くなり、どうしても威圧感が増してしまいます。 映画の悪役なんかも暗めの格好をして威圧感たっぷりですよね。 選ぶなら白やパステルカラーなど明るい色の物を選ぶようにしましょう。
今回は威圧感がある人の心理、特徴、威圧感がある人との上手な付き合い方、威圧感をなくす方法についてまとめてみました。 威圧感がある人は主導権を握りたがります。そのため声を大きくしたり目つきや態度、オーラで相手に威圧感を感じさせ「自分が優位な立場」だと知らしめます。 そんな威圧感のある人は一見近寄りがたく、怖そうなイメージがありますが、実は自信がなく虚勢を張っているだけだったり、単にコミニュケーション能力が低いというネガティブな人もいます。 実は寂しい思いをしている人もいるのでそんな人には優しい言葉を掛けてあげましょう。 とはいえ威圧感のある人と上手に付き合うには全て真に受けるのではなく適度に流して話を聞くのが良さそうですね。 威圧感を少しでもなくしたいと思う人はまず表情や服装などの外見から始めて、相手のことを考えた態度を心掛けましょう。