「短気」な人っていますよね。なぜあんなにすぐ怒るのか、幼少期にも原因があります。短気な人は嫌われる傾向にあります。そこで今回は「短気な人」について詳しく解説していきます。自分が短気になってしまっている人もチェックしてみてください。短気な人の恋愛や、職場にいる短気な人への対処法なども紹介しますよ。短気を治す方法も紹介しますので是非参考にしてみてください。
「短気」は「たんき」と読みます。 意味は「気が短いこと、我慢できずにすぐに苛立ったり怒ったりする性質」です。 「短気な人」「短気を起こす」などと主に使われています。
●気が短い 意味:すぐイライラする性分のこと、物事に対して待つことができないこと 短気と同義です。短気を文章にすると「気が短い」ですね。 「彼は気が短いから、ちょっとした間違いでもすぐに怒ってくる」 「15分も並べないなんて、あの人は本当に気が短いよ」 ●気短(きみじか) 意味:気が短くせっかちなこと、怒りっぽいこと 短気の漢字を入れ替えた言葉で、同義です。ちょっと古っぽい言い方ですね。 「Aくんは昔から気短で、どこにいても喧嘩している」 「気短な性格がいつの間にか落ち着き、今ではむしろ何も感じなくなった」 ●短慮(たんりょ) 意味:気が短くせっかちなこと、浅はかなこと 「慮」という字が付くことから「思慮が浅い」といった意味合いが強いです。短気で浅はかな人に対して使われています。 「Bさんは短慮性急な人だよね、いつも何も考えず行動して失敗しているよ」 「彼女のことになると、どうしても短慮になってしまう」 ●怒りっぽい 意味:怒りやすいこと、すぐに腹を立ててしまう性質 言葉の通り、とにかくすぐに怒ってしまう人のことを指して使います。 「父は年を重ねて怒りっぽくなった気がする」 「怒りっぽい人と出かけるのは本当に苦痛だ」 ●癇癪持ち(かんしゃくもち) 意味:ちょっとした事にも怒り出したり喚いたりする性質を持っていること 「癇癪」とは怒りや不安なことがあるとキーッとなってしまうことです。主に子供がなるものですが、大人でも癇癪を持っている人がいますよね。制御出来ない場合は、受診が必要とも言われています。 「大人の癇癪持ちは、一度然るべきところで受診するべきだろう」 「不都合なことがあると、すぐに癇癪を起こす」
●気長(きなが) 意味:のんびりして焦らないこと、気が長いこと 「彼からの連絡を気長に待つ」 「気長な性格のAさんにはつい甘えてしまう」 ●悠然(ゆうぜん) 意味:ゆったりと落ちてついているさま、物事に動じない様子 「Bくんは短気な上司に理不尽に怒鳴られたが、悠然と立ち去って行ったのがかっこよすぎた」 「あの熊の悠然たる態度が面白くてずっと見ていられる」 ●呑気(のんき) 意味:性格や気分がのんびりしていること、気楽な様子 「彼女は本当に呑気な人だよね」 「まだ大丈夫だろうと呑気に過ごしていたら、新作はとっくに完売していた」 ●冷静(れいせい) 意味:落ち着いていて、感情に左右されないこと 「いつでも冷静な判断をする部長はみんなから信頼されている」 「冷静な人に育って欲しいので、子供には冷子と静子と名付けようと思う」
「短気」の英語は「short temper」です。 「have a short temper」で「短気だ」という意味になります。 「be short-tempered」でも同じ意味になります。 「get easily upset(すぐにカッとなる)」「get angry over small things(小さなことで怒る)」などと表現することも可能です。
「短気は損気」とは、「短気を起こすと最終的には自分が損をする」ということを表した言葉です。 本来「損気」という言葉はなく、「短気」に語呂を合わせて作られた言葉になっています。 短気は損気、以外で「損気」を使うことはありません。 短気な人は後先考えずにすぐカッとなって怒ったり、どうでもいいことで苛立ったりします。 それによって対人関係でトラブルになったり、イライラしていることによって物事がスムーズにいかなかったり物を乱雑に扱って壊したりしてしまいます。 短気でいると損失が多いうえに取り返しのつかないことになることもあるため、「短気でいるのはやめた方がいい」という意味を込めて「短気は損気」と言い伝えられています。
短気な人は、他人の話を最後まで聞くことが出来ません。 気が短いので、相手が話している途中で自分の意見を言ってしまったり、感情をあらわにしてしまいます。 また、自分と少しでも違う意見だと受け入れることも出来ないので、その時点で話を聞くことを辞めてしまうこともあります。 短気な人は他人の意見に耳を傾けることが出来ずすぐに否定するので、相手からも「この人に話をしても無駄だな」と思われてしまいます。
短気な人はすぐに怒鳴ります。 カッとなると大きな声で周りを押さえつけようとします。 だいたい短気な人は、正しい判断も出来ていませんし頭もよくありません。 頭が良く冷静に判断できている人は、落ち着いて相手に意見や思いを伝えます。 怒鳴る短気な人は自分の意見に自信がなく、とにかく大きな声で相手をビビらせることでしか相手に勝てないと思っている証拠です。
短気な人は物にも当たります。 誰かに苛立つようなことがあると、わざと机に物を置くときに「ガンッ!!」とすごい勢いで置いたり、椅子にドスッと座ったりゴミを投げたり…本当に大人げないですよね。 怒鳴るのと同じですが、相手をビビらせようとわざと大きな物音を立てます。 さらに、周りに怒っていることにも気付いて欲しいので物音を立ててアピールしています。 こうやって冷静に短気な人の行動を分析すると、それしてどうなるの?と思ってしまいますね。 自分が周りから「めんどくさい」「すぐキレてうざいな…」と思われてしまうだけです。
短気な人は、自分はすぐ人に怒るくせに周りから指摘されることは嫌がります。 自分のことは棚に上げていますよね。 そのため、自分が間違っているのに注意や指摘をされると逆ギレします。 例えば仕事中に私語が目立ち「ちょっと仕事集中してね」など言われると「自分は一度も私語したことないのかよ」と逆ギレします。本当に幼稚ですよね。 短気な人は、常に自分が世界の中心で自分の非を認められません。
短気な人は、お店や電車などで知らない人にもキレることがあります。 例えば料理が運ばれて来るのが少し遅いと店員さんに「まだ料理が運ばれて来ないんですけど?」とキレたり、電車が揺れたことによって隣にいた人がぶつかってしまっただけで舌打ちをしたりします。 短気な人はすぐ感情的になるので、周りが見えなくなります。 そうやってキレている姿は、周りの人から良く思われていないことには気付きません。 知らない人にも喧嘩っ早いのはトラブルのもとになるので気を付けましょう。
短気な人は、思いつくとすぐに行動してしまいます。 居ても立っても居られないので、どうしたらいいのかを考える前に行動します。 そのためリスクヘッジ出来ません。 仕事などでも、後になって「あの時もう少し考えておけばよかった」「先に考えれば分かってたことなのに」と思うことが多いです。 さらに対人関係でも先に行動してしまうことがあります。 「Aさんは○○らしい」といった話を聞き、それが自分にとって不都合なことであると事実確認をせずにAさんを怒ったり責めたりしてしまいます。 しかし後々聞いたらそれは勘違いだった、とかAさんなりの考えがあったことがあります。 誤解だったと分かっても、確認せずに怒ったためにAさんからの信頼はなくしてしまいます。
短気な人は、悪い情報にすぐ目が行きます。 そのためすぐに怒ったりしてしまいます。 ある意味目ざとく、情報のキャッチが早いのですが周りからしたらヒヤヒヤですよね。 いつ怒られるか分からなくて恐ろしい気持ちになってしまいます。 短気な人も良いところに目を向けられればいいのですが、どうしても悪いところが目についてしまうのでしょう。 そして見つけたら黙っていられず、つい本人に注意をしてしまいます。
短気な人は、自分が絶対に正しいと思っています。 そのため周りの人に対して口出しをしたり指摘をすることが多くなります。 意地悪をしているわけではなく、本人はただ自分が正しいと思ってその正義を押し付けてきます。 ただ正しいと思い込んでいるうえに怒りっぽいため、周りが「それは間違っている」といっても逆ギレするだけで終わってしまいます。 短気な人はすぐにカッとなるので自分の正義に反することにはすぐに怒ってきます。
短気な人の特徴に、自分には甘く他人に厳しいというところがあります。 他人に厳しくても自分にも厳しい人は、感情的に怒るようなことはしません。 きちんと、相手が不快にならないやり方で注意や指摘をするでしょう。 しかし短気な人は自分に甘いため、自分さえ良ければいいと思っています。 そして周りにだけ厳しく、自分のことは棚に上げてキレてきます。
短気な人はとてもせっかちです。 気が短いというのは、怒りっぽいだけでなく結果などが待ちきれなく催促してしまう性格を言います。 そのため、例えば相手からの返信がちょっと遅いだけで「返信ください」「○○どうなった?」と確認の連絡を入れてきます。 お店など行列に並んで待つことも苦手で、ちょっとでも待ち時間があると空いているお店を探しに行きます。
短気な人はすぐにテンションが上がります。 というのも、嫌なことがある度にその場で怒っているので、その後は一人でスッキリしていることも多いです。 そのため、良いことがあればその場でテンションがすぐに上ります。 要するに、良い感情も悪い感情も表に出やすいということです。興奮しやすいんですよね。 感情の起伏も激しく、周りの人からすると「感情的」「情緒不安定」と思われてしまうこともあるでしょう。
短気な人って、実はめちゃくちゃ気が小さいんですよね。 いつでもどこでも怒りまくっているので傷付くことないんだろうなと思われがちですが、実はかなり傷付きやすいです。 弱い犬ほどよく吠えるというように、実力のない人や気弱な人ほどすぐに怒ったり威嚇をするんですよね。 先程も言ったように、実はよく怒る人ほど自分に自信がなく実力がないことを自覚しています。 最初のうちは逆ギレしますが、何度も注意されたり周りから嫌われてしまうとひどく落ち込んでしまいます。
根本的に年功序列の考え方を持っている人は短気な人が多いです。 というのも年齢や勤続年数が上なだけで、自分を偉いと思っています。 そのため自分より目下の人に対して異常なまでに厳しくなってしまうことがあります。 その結果、相手からは「短気な人だな」と思われてしまいます。 年功序列が全てだと思っている人って、若い人が何をしても「それは違う」「やり方が悪い」「仕事が遅い」など小言を言います。
人は怒りを感じると、脈が早くなったり血圧が上がったりして興奮状態になります。 短気な人は、これを日々繰り返しているわけです。 たまに嫌なことがあって一時的にカッとなってもすぐに収まればいいのですが、短気な人はこの急性の怒りによる症状が慢性になります。 慢性的に怒りが持続をすると、交感神経が過緊張の状態が続きます。アクセルを全開にしっぱなしな状態で生き続けているということです 体力の消耗はのちろん、循環器系に負担がかかり「心筋梗塞」や「脳梗塞」を引き起こしやすいと言われています。 カッとなってもすぐに冷静になって落ち着ければ問題ありませんが、短気な人は常にイライラしていることがあります。そうすると「早死」してしまう可能性が高くなります。
上述しましたが、自信がないことによって短気になってしまいます。 自分に自信がれば、他人に怒鳴ったり物に当たる必要はありませんよね。 自分の考えを冷静に伝えればいいだけです。 相手が間違っていると思えば「こっちの方が正しいのにな」と思うだけです。 しかし、自信がないと「このままじゃ自分が何も出来ないと思われてしまう」と非を認めることが出来ず、怒鳴ったり物音を立てたりして自分を強く見せようとしてしまいます。
特徴のところでも触れましたが、まさに「弱い犬ほどよく吠える」なんですよね。 実はとても気が小さいんです。 気が小さい人ほど、周りに対して攻撃的だったり主張を強くする傾向があります。 自分が攻撃されると怯んでしまうので先制攻撃をして相手を倒そうという心理です。 気が大きい人は、小さな事でいちいち相手に怒りません。 いつもギャンギャンと怒っている人は「本当は気が小さいんだなぁ…」と見てあげるといいでしょう。チワワに見えてきますよ。
細部にまで目が行き届いているために、短気になってしまうことがあります。 小さなミスや間違い、他人の悪事などいち早く見つけてしまいます。 そしてそれを注意することで「短気な人」と思われてしまいます。 それに対して「気付いてくださってありがとうございます」と言えれば、短気な人も怒らなくなるかもしれません。 ただ、自分は気付くのが当たり前なので周りが気付かないことにイライラしている可能性もあります。 そのため「ありがとうございます」と言っても「いや自分で気付いて」と言われてしまうかもしれません。
また、短気な人は頭の回転が早いです。 なので、次のこと、その次のことまで気付きます。 目の前のことだけで処理しているのではなく、先のことまで考えたうえで発言したり行動したりしているのでしょう。 そのため周りに対しても、考えておけば分かったことなのにその場になって焦ったりしている様子を見て「どうしてそんなことが分からないんだろう?」「最初に考えておけば分かることなのに」とイライラしてしまうわけです。 みんなは頭の回転が自分より遅いんだなあ、と思って放っておければいいのですが、自分の頭の回転の速さが当たり前だと思っていると短気になってしまいます。
短気な人は理想が高いところもあるでしょう。 高みを目指しているため、中途半端なことや些細なミスを許せなくなってしまいます。 完璧主義な一面もあり、理想に向かって頑張るには厳しくしていかないといけません。 そのため理想の高い短気な人がリーダーなグループは、目標達成や夢の実現が早かったりします。 周りも感化されてスピーディーに仕事をこなせるようになります。 ただあまりの理想の高さと厳しさに脱落してしまう人もいるでしょう。 しかしながら、短気だなと思う人を「怒りっぽくてやだ」と思って嫌いになってしまうのはもったいないです。「理想が高いんだな」「頭の回転が早いんだな」と思って頼りにしてみるのもいいかもしれません。
プライドが高い人は、とにかく自分のメンツが大事です。 そのため、ちょっとでもからかわれたりイジられたりするとキレてしまいます。 冗談が通じない、という一面もあります。 体面を保つことで頭がいっぱいなので、ちょっとでも自分が弱い立場や下の立場になることを認められません。 ゲームなどで「ほんと下手だね」と言われるだけで「うるせーよ!」とキレて、場を白けさせてしまいます。
寝不足も短気になる原因のひとつです。 睡眠が十分に足りていないと、人はエネルギーが足りない状態になります。 それによって冷静な判断が出来なくなってしまいます。 精神が不安定になっているのでストレスも溜まりやすくなっています。 それで小さな事にもイライラして短気になってしまいます。
食生活はかなり人の情緒に関わってきます。 インスタント食品やスナック菓子などばかりを摂取している人は、脳が栄養不良状態になり理性や判断力が欠如し情動が不安定になってしまうと言われています。 また朝食抜きダイエットなども短気に繋がります。 人の脳のエネルギーになるのはブドウ糖だけです。そのため朝食を抜いてブドウ糖が補給されないとイライラしてしまいます。 さらに高糖質のものを食べることによる急激な高血糖でビタミン不足になりイライラしてしまうことがあります。
人ってストレスや疲労が溜まってくると、セロトニンを分泌させる神経の働きが弱まってしまいます。 また運動不足や対人コミュニケーション不足でもセロトニン神経は働きが弱まります。 そしてセロトニンが減ると、人は前頭前野の機能をスムーズに動かせなくなりキレやすくなってしまうんです。 過酷な労働におけるストレスや疲労、さらにインターネットの普及によるSNS疲れなとコミュニケーション不足で人は短気になります。 自分で意識をしてストレスを解消したり人とコミュニケーションを取っていないと、どんどんキレやすくなってしまいます。
先程も出た「前頭前野」ですが、ここが未発達であると人はキレやすくなってしまいます。 前頭前野とは脳の最前部に位置するもので、物事全体を把握し感情や欲求などを抑える働きをしいています。まさに「自制心」ですよね。 なので前頭前野が発達していると、イラッとするようなことがあっても「落ち着こう」「大人な対応で乗り切ろう」と判断するわけです。 前頭前野(を含む人の脳)は使えば使うほど発達します。 しかし、幼少期に我慢などをしていないと前頭前野が発達していません。 そのため前頭前野の働きが弱く、キレやすくなっています。
使れた時やイライラした時は甘いものを食べると落ち着く、なんて聞いたことある方も多いかと思います。またそれを実践しているという方も多いのではないでしょうか? しかし、実はこれは逆効果なんです。 お腹が空いて不機嫌になったり、疲れやストレスでイライラしてきた時に甘いものを食べると、たしかに一時的には血糖値が上がり落ち着くかもしれません。 しかし急激に血糖値が上がったことで身体は血糖値を下げようとインシュリンを過剰分泌してしまいます。それによって低血糖が起こり集中力がなくなって苛立ちやすくなってしまいます。 甘いものを一気にたくさん食べると、その反動で低血糖になり短気になるので注意しましょう。
相手がどこで怒りの沸点を迎えるのかを知っておきましょう。 短気な人は、かなり怒りの沸点が低いです。 他の人なら笑って終わる冗談も通じないことがあります。 また嫌いな人が話題に出ただけで不機嫌になる人もいますよね。 そのため、「ちょっとした冗談でもNG」とか「○○さんの話はNG」とかを知っておくといいでしょう。
おだてるのって面倒くさいですよね。 どうしてこっちがそこまでしなくてはならないのか?と思うことも多いかと思います。 しかし、自分が働きやすい環境で仕事をするためにも、おべっかを使うのは一つの処世術です。 わざわざ嘘を言ったり、自分が昇進するためにやるわけではありません。 相手の機嫌を損ねないようにちょっとひと手間加えるだけと考えましょう。 「あ〜○○さん仕事早くて助かります!」「あれ、それ新しい服ですか?可愛い!」とか、ちょっとした一言を伝えましょう。 短気な人に対して嫌悪感を抱いている人の方が多いかと思います。そのため他の人には勝手に出てくる言葉も出てこないことがあります。 しかし、短気な人にこそそういった一言を大事にしましょう。
短気な人に対して自分の意見をする時も指摘をする時も、まずいったん相手に共感することを忘れないようにしましょう。 どう考えても「こっちの方がいいでしょ」と思うようなことでも「そういうのもあるよね、とても良いよね、こういうのはどう思う?」などと、伝えるようにしましょう。 また短気な人がイライラしていたら「イライラするよね」「大変だったね」と共感するようにしましょう。そして相手が落ち着いた頃に大事な用件を伝えてください。 冷静になるまで待つしかありません。 ただ、共感をオーバーにしてしまうと「この人も同じ気持ちだ!」とイライラに対する仲間意識を持たれてしまいます。あくまで短気な人がイライラしてしまっていることに対して「生きてるとイライラすることってあるよね」くらいのスタンスでいきましょう。イライラしている内容に共感したとは絶対に言ってはいけません。
短気な人は、相手から突然連絡が来たり変更があると怒ります。 また相手が何時頃に仕事の返信を寄越すのだろう?と分からないとイライラしてきます。 そのため、相手になにか用事がある時は「○日の○時頃、お時間ありますか?」や「今日どこかでお時間いただけたらお話したいことがあります」などと伝えておきましょう。 事前に伝えておくだけで、短気な人の苛立ちを抑えることが出来ます。 また何か返信しなければならないことに対しては「本日17時までに折り返しご連絡します」「○日までに返信いたします」と数字を使って返信するタイミングを明確にしておきましょう。
しかしながら、短気な人ってどのタイミングで怒り出すか分からないことが多いですよね。 「え?そんなことで怒る?」って思うことがよくあります。 なので、極力深く関わらないことが1番です。 職場で必要最低限な業務連絡はきちんとして、休憩や勤務時間外におけるコミュニケーションはあまり取らないようにしましょう。 職場の人とプライベートな会話で不機嫌になられると、その後仕事がしづらいです。 仕事内容であれば解決に至ることもありその仕事が終われば落ち着きますが、人と人としての関わりでキレられてしまうとかなりめんどくさいです。
短気な人って、怒られると逆上してくることが多いです。 そのため職場で短気な人がいても直接怒るのは辞めましょう。 何かミスを発見したら先輩や上司などに伝えてもらうようにするといいでしょう。 もしくは全体に気をつけるようにと伝える方式もいいかもしれません。 短気な人って自制心がなく自分の感情を抑えられないので、どんなに自分が間違っていてもキレてくる可能性があります。そうなると面倒くさいので、直接怒らないのがいいでしょう。
もし、上司が短気で困っているのであれば、他の上司(短気な上司より同等以上の立場の人)に相談してみましょう。 「○○さんがすぐ怒って来るので、何も相談が出来ない」「○○さんにみんなが気を遣って、仕事に支障をきたしている」などと伝えましょう。 仕事に支障をきたしているのであれば、対処してくれることが多いでしょう。 上層部でもその人が短気なのが当たり前になっていて、放っておいていることも多いかと思います。 ただ一人で抱え込んでいても解決できず、自分が苦しい思いをするだけなので、他の上司に相談するようにしましょう。
どう対処しても短気な人が治らず、こちらへのストレスもなくならない場合は転職も考えましょう。 やっぱり、仕事をしてる時間ってとても長いです。週に5日は働き、人生で考えても仕事の時間が占める割合はとても大きいです。 そうなってくると、いくら仕事といえども職場での人間関係はとても大事になってきます。 それによるストレスは大きいです。 自分がより輝ける場所を目指して、転職をするのも一つですよ。
彼氏が短気な場合は、とにかく褒めてあげましょう。 短気な理由のひとつに、自信のなさがあります。 もしかしたら彼氏は、自分に自信がなかったりコンプレックスを抱いているのかもしれません。 嬉しいな、ありがたいな、って思うことがあったらそれらは全て言葉にして伝えるようにしましょう。 それによって自分が愛されている自信がついたり、自分自身に自信を持てるようになります。 また、褒められて嬉しいという気持ちを知っていくと、どんどん褒めてもらえるような言動をするようになるでしょう。気付けば短気ではなくなっていることもあります。
短気な人がキレてきたことに対して逆ギレしたり正論を言っても無駄です。 相手がより過激になるだけなので絶対にやめましょう。 1番いいのはひどく落ち込んだ様子を見せることです。 心のなかでは「うるさ」「すぐキレんなよ」と思っても、しょんぼりしてみせましょう。 そうすることで「言い過ぎたかな」と彼は思います。 また、落ち込んだということはちゃんと話を聞いているということです。 短気な彼氏は、彼女に話を聞いてほしくて甘えている可能性も高いのでそれで満足するかもしれません。
彼が怒っていない時に、例えば映画やドラマに出てきた忍耐強い人や冷静沈着な人を褒めてみましょう。 「こういう大人な対応出来る人ってかっこいいよね」などと言ってみましょう 。そうすると「こういう人が良いのか…」と、自分も大人になれるように努力してくれるかもしれません。 ただ、短気な男性だと「それって俺はだめって言いたいわけ?」などとキレてくる可能性があります。 最悪ですね。この場合は自分のことしか考えられていないので「比べたわけじゃない」という旨を伝えて相手の怒りが落ち着くのを待ちましょう。
彼氏があまりに怒ってくる場合は、ほっぺをつんつんしたり口をつまんで「怒らないでよ」などと言ってみましょう。 だいたい短気な彼氏はそんなことをしても怒りは収まらず「何すんだよ」と怒ってくるでしょう。 その時がチャンスです。 「笑った顔が見たいのになあ…」と上目遣いでぶりっ子しましょう。 さすがの彼氏もキュンと来て怒りも忘れるでしょう。
あまりにデート中に彼氏がキレてばっかりいたら「ごめんね」と言いまくりましょう。 「私といると楽しくないから怒るんだよね」 「私なんかといなければ怒らないよね」 と、泣きそうになってみましょう。 もうこれ、次のターンで別れ話出てくる匂いがプンプンですよね。 さすがの彼氏も焦って「そういうわけじゃないよ」と短気を治そうとしてくれるでしょう。 あまりに短気な彼氏に不満が溜まっていたら「そういうわけじゃないよ」と言われても「じゃあなんで私といる時いつも怒ってるの?」と質問してみましょう。 とにかく「お前がいつもキレてるせいでこっちはしんどいんだよクソが」という気持ちを込めつつも、言葉と雰囲気だけは可愛い感じを忘れずに! たまには困らせてやりましょう。 いっそ泣いて困らせるのもありです。 普段泣かない彼女であれば、かなり効果は絶大です。
それから、冷静に「短気だね」と伝えるのも効果的でしょう。 誰でも「短気」だと言われると、ちょっとグサリとくるでしょう。 それで逆ギレしたら「ほらね、本当に短気だよね」と伝えましょう。 ポイントは、とにかく冷静に。なんでそんなすぐに怒るの?大丈夫?といったような大人な雰囲気を出しまくって伝えることです。 短気だから一緒にいたくない、とかそういったことは言わず、ただひたすら「短気だね」と伝えてみましょう。 「俺ってほんと短気だよな…」と反省してくれるでしょう。
彼が短気なのは、もしかしたらストレスが溜まっているのかもしれません。 仕事や対人関係などで、何か問題を抱えていたり心配事がある場合、それが彼女の前でつい出てしまうことがあります。 特に男性は女性に甘えてしまうことがあるので、大切なはずの彼女を傷付けてしまうことがあります。 ですのでここは彼女が大人になり「仕方ないな〜ストレス発散付き合ってやるか!」と計画してみましょう。 怒りっぽくなっている彼に「大丈夫?疲れているんじゃない?」「何かストレス発散になることしに行こうか」と優しく声をかけてあげましょう。それだけでも、彼は落ち着く可能性があります。
どんなに手を尽くしても治らない場合は、もう無理でしょう。 そんな人と一緒にいてはしんどいだけなので、別れましょう。 本当に彼女のことを大事にしていたら、毎回毎回キレてきません。 「あー私って全然大事にされてないんだな」と、冷静に考えて別れてしまいましょう。 別れ話を出すことでキレられる可能性もあるので、だんだんと距離を取りほぼ自然消滅寸前ぐらいのところで「もうお別れしましょう」と一通メールをすればいいでしょう。
家族に対して短気だな、と感じたら「短気は損気だから治した方がいい」と伝えましょう。 短気な人って、自分が短気であることに気付いていない可能性がとても高いです。 ただし、否定は禁物です。短気な人は否定されるとさらに怒り出します。 そのため「ストレス溜まるとイライラするよね、でもそれだと何の得もないから短気にならないような発散方法を見つけよう」などと寄り添って指摘をしてあげましょう。
特に夫婦間で多いのが、短気な相手にキレられた時に怯んでしまうことです。 そして相手に怒られないようにと、全て相手の言いなりにならないようにしてください。 キレることで相手が自分の言いなりになる、と覚えてしまいどんどんエスカレートしてきます。 気付けば夫婦間の関係は破綻し、まるで奴隷のようになってしまいます。 そうなってしまうと修復はほぼ不可能です。 短気になってしまっている側も、元には戻れなくなっているでしょう。 そしてそこまで悪化してしまうのは精神的な疾患がある可能性も高くなってきます。 どんなにキレられても「出来ないものは出来ない」「自分でやるべきことは自分でやって」と毅然とした態度で対応しましょう。
家で短気になってしまっている時、外(職場や友人との関係)で我慢をしている可能性が多いです。 そのため、ストレスの原因は家族にないということになります。 ただ、ストレスのはけ口が家族になってしまっています。 ですので、別のストレスのはけ口を提案するのがいいでしょう。 特にスポーツであれば、職場でも家でもない場所でやることになります。 場所を変えると気持ちも切り替わるので、ストレス発散をする時におすすめです。 さらに運動することで汗をかいてストレスが発散し、さらに体調も良くなるので是非短気な家族にスポーツをしてもらいましょう。
短気な理由には、ストレスの蓄積や不摂生もあります。 そのため、家族に対して食事やサプリメントで体質改善をさせるのもいいでしょう。 特に腸内環境はとても大事です。 食事によって性格が変わってくることもあります。 腸が整う食事をして、善玉菌を増やすだけでもストレスが緩和され短気が治ることもあります。
夢がなかなか実現しないことでフラストレーションが溜まり、イライラしてしまっているのかもしれません。 家族が夢の実現を手助けしたり、心から応援してあげるだけでもイライラが収まるでしょう。 もちろん、それがすぐに効果はないかもしれません。 しかし、手助けをしたり応援をすることでこちらの心持ちも変わりますし、本人もいつか家族の存在の大きさに気付きます。
手に負えない場合は、見守るほかありません。 異常なまでに短気になってしまっている場合は、周りからの言葉は一切耳に入りません。 ですので、本人が落ち着くまで見捨てずに見守り続けるしかありません。 落ち着いた時に、きっと反省と感謝をしてくれるでしょう。 ストレスが溜まっていたり、何か上手くいかずに苦悩しているんだな、と理解してあげましょう。
家族だからといって無理に関わり続ける必要はありません。 もう成人した者同士でれば関わらないのも一つです。 あなたの人生は、あなたのものです。 家族によって、しなくていいはずのしんどい思いをするのは違います。 夫婦であれば、離婚を考えてもいいでしょう。 家族が我慢しなければいけない法律はありません。
あまりに短気過ぎて情緒不安定な様子が見られたら、精神疾患かもしれません。 本人も自分がこんなにも情緒不安定なのが分からず、家族もどうしていいか分からないほどであれば、一度然るべきところで診断してもらうのも一つでしょう。 原因が分かれば、改善のための対処をしていけます。
呑気な人は、誰かが怒っていても「なんか怒っているな〜」程度にしか思いません。 それで焦ったり逆上したり怯えたりすることがありません。 なので短気な人と一緒にいても、テキトーにあしらうことが出来るためそれ以上揉め事にならずに済みます。 短気な人も自分がワーッと怒ってしまった後ってちょっと気まずいですよね。 しかし呑気な人が気にしていない様子で、何事もなかったかのように話しかけてくれて救われていたりします。
空気が読める人は、短気な人が怒らないように接することが出来ます。 怒りそうだなと思ったら怒らないような対応をしますし、短気な人の怒りの沸点をすぐに把握して沸点に達さないようにします。 短気な人が怒り出した時は、空気を読んで放っておいたりその場から一度いなくなったりと、怒りが強くならないように上手に距離を取ることが出来ます。 短気な人も、空気を読んでくれる人がいると怒りが大きく爆発することもなく済んで、感謝することもあるでしょう。
他人に無関心な人は、相手がどうであれ気にしません。 そのため短気ですぐ怒ったりしていても「なんか怒ってるな〜」と流せるわけです。 相手の感情に敏感な人は「何で怒ってるんだろう」「怒らせてしまったかな」と不安になってしまったり、「何でそんな小さいことで怒ってるんだよ!」とイライラしてしまうことがあります。 短気な人がどんなに怒っていようと無関心である以上何も気になりませんので、こういうコンビはうまくいくことが多いです。 刑事ドラマなどでも、短気な性格と他人に無関心な性格のコンビが段々とコンビネーションが良くなっていくというストーリーがよくありますよね。
また教養があり相手を育てることが出来るような人だと、短気な人を諭し怒らないように教育していくことが出来ます。 「そんなことで怒っていては自分が損をするから、相手を許して自分のことに集中することが大事である」と、相手に伝え続けることで短気ではなくなっていきます。 大人になってから性格を変えることは難しいですが、本人の意思と周りの協力があれば短気を治すことはできます。
短気な人について説明してきましたが、自分は大丈夫でしょうか? 筆者も短気なので、反省することがあります。 根本的に短気な性格を治す方法を紹介しますので、是非参考にしてみてください。
短気であることを治したいのならば、まずは笑顔でいることを心がけてみましょう。 短気な人っていつも怒っているので、厳しい表情をしていることが多いです。 笑顔で過ごすことができれば、気持ちは段々おおらかになってきます。 無理にでも笑っているだけでストレスは解消されると言われています。 また笑顔のまま相手に怒るのは難しいとも言われています。 そのため他人と話す時は笑顔でいるように心掛けましょう。 周りにも「短気なの治したくて笑顔を心がけているから、笑顔が引きつってたら言って」と伝えておくといいかもしれません。 ストレスが溜まってきて「笑顔引きつってるよ!!(笑)」と言われると、それだけでなんだか笑えてくるものです。
短気と言えど人によってイラつくポイントは変わってきます。 自分の不手際にイライラする人、レスポンスが遅いことにイライラする人、仕事ができない人にイライラする人、上から目線な発言にイライラする人、全部イライラする人、、、などなど。 自分の中でも特に「これだけは許せない!」というポイントがあるかと思います。 それを把握しているだけで「あ、これイライラしちゃうパターンだ」と、事前に自分がイラつくかどうかが分かります。 そうすることで「イライラしないように気を付けよう」と自分を律することが出来ます。
短気な人は、自分が全て正しいと思ってしまっていることがあります。 そのせいで、自分の正義と少しでも違うものを受け入れられなくなってしまっています。 世の中には色々な意見があり、それぞれの正義があることを念頭においておきましょう。 そして自分が全て正しいわけではないんだと理解してみましょう。 他の人の意見にも耳を傾け「そういう考えもあるんだな」と思えるようになれば、短気は治るでしょう。
短気すぎてしまう自分に嫌気が差している場合は、一度他人に関心の目を向けないようにしてみましょう。 自分のことだけに集中をしてみてください。 職場などで他人のことを気にしなければいけない立場でも、相手からの発信に対応をして「ちゃんと出来てるかな?」「ミスしていないかな?」という感情を一度置いておきましょう。 自分で全てやらせるのも、成長のひとつです。 短気な人は周りに対する関心がとても高いが故に、色々と気になりイライラしてしまいます。 「他人は他人だ」と割り切って、関心を向けないようにしましょう。
自分が嫌だなと思っていることを我慢していると、それがどこかで爆発してしまいます。 しかもだいたいが恋人や親友、家族など親しい関係の前で短気になってしまうことが多いです。 そうすると関係は悪くなってしまいますよね。 自分が短気になったしまったせいで、大切な人を失ってしまうことになります。 嫌なことからうまく逃げ出したり、対処をすることも大事です。 我慢することは美学ではありません。 自分の心や身体を大事にしましょう。
短気な人は、自分のストレス解消法を分かっていないことが多いです。 そのため常にイライラした状態が続き、些細なことにもキレてしまいます。 自分が何を楽しいと思っているのか、どういうことをしたいと思っているのかを把握しましょう。 まずは自分と向き合ってください。 何が出来なくてイライラするのか、何をしていれば心が安らぐのか、見つけましょう。 それが分かれば、定期的に楽しいことや心が安らぐことをすることでストレスを発散出来ます。 ストレスがたまらなくなれば、周りにイライラすることも減ってきます。
生活習慣の乱れは、身も心も疲労が蓄積していきます。 それによって、しんどい気持ちがどんどん大きくなっていってしまいます。 そのため、生活習慣が乱れているなと感じる人は少しずつで良いので改善に努めましょう。 質が悪いようであれば良い物へと変えるもしくは変えられるような策を考えることが大切です。 下記に簡単なチェック項目をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。 <睡眠>
<食事>
<運動>
短気な人は、時間と心に余裕がありません。 心に余裕がないからこそ、気持ちが焦ったりして苛立ってしまいます。 さらに時間がないと人はかなり苛立ちを覚えます。 時間に追われている時って、些細なことでもイライラしてしまいますよね。 ですので時間には余裕を持って行動をすることを心掛けましょう。 時間に余裕が生まれるだけで心にも余裕が生まれてきます。
自分がやりたいこと、やるべきことをちゃんと把握していれば、他人のことも気にならなくなりますし忍耐力もつくでしょう。 なので、まずは自分の人生における目標をしっかりと定めておきましょう。 例えば
などなど、しっかりと決めておきましょう。 そこに集中を出来れば、他人にイライラしなくなってくるはずです。 他人のことを気にする前に、自分のやるべきことをやるようになるので短気ではなくなってきます。
おおしまのぶより/米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として依存症に関する対応を学ぶ。現在株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。近著に、ベストセラーとなった『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる本』。その他著書に、『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』『無意識さんの力で無敵に生きる』 『支配されちゃう人たち』など。
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短気であることはマイナスな面が大きいですが、短気な人を肯定的に捉えることもできます。 才能があるがゆえに短気である可能性があります。
何かとすぐイライラしてしまうのって、色々なことに気づいているからです。 例えば、誰かがサボってボケットしていることに気づいたり、ミスに気付いたりするから苛立つわけです。 短気な人って、怒りがする表に出てしまうのでマイナスなイメージが付きがちですが、実はめちゃくちゃ観察力があるんです。周りのことに気付かなければイライラしません。 イライラしない人は穏やかな性格なのもあるかもしれませんが、ただ何も気付いていないからということもあります。 短気な人はイラッとする気持ちを抑えて、観察力を生かして冷静に周りを判断出来るようになればかなり優れたリーダーなどになるでしょう。
短気になってしまうのは、正義感が強いとも言えます。 曲がったことや間違ったことを許せないんです。 だから他の人は「それ位いいじゃん」と思うようなことでも「正しくなければ駄目だ」と怒ってしまうんですよね。 伝え方を間違えるとただの短気になってしまうのですが、相手に寄り添った伝え方さえすればみんなから信頼されるようになるでしょう。 その正義感は大事にしましょう。
短気な人は待つことができません。 要するに、ウジウジと答えを先延ばしにすることもないということです。 そのため短気な人は決断がとても早い! 「よし、これでいこう!」と決めることが出来ます。 即決即断が必要な時ってありますよね。善は急げとも言うものです。 時間との勝負のときなど、短気な人の勢いが功を奏することがあります。
短気な人は妥協をしません。 「ちょっとくらいいいか」とか「その程度でも大丈夫」といったことが出来ないため、「もっとちゃんとやって」と細かいことにも厳しくなります。 それが短気だと言われてしまうこともありますが、妥協をしないという強みでもあります。 何でも許してなあなあになってしまうと、お互い成長も出来ません。 短気な人が妥協をしないことで、完璧に仕事を全うすることが出来ます。
短気な人は、他人によるイラッとすることに敏感なわけです。 ということは、他の人がイラッとしてしまうことに気付くことが出来ます。 それが仕事となると、お客様とか上司がイラッとしてしまうかもしれないということにいち早く気付き、対処をすることが出来ますよね。 相手が不快な気分にならないよう事前に準備をすることも出来ます。これは短気な人の大きな強みになるのではないでしょうか。 さらに短気だからこそ、相手がイライラしたとしても「分かります、これでは苛立ちますよね」と共感出来ます。気長な人は「どうしてそんなことで?」と思ってしまうため、相手がイライラしていても分からないことが多いです。
短気な人は、他人と関わるからキレてしまうわけです。 なので、他人と関わらなければ短気になる必要がないでしょう。 例えば警備員などであれば、一人で任されることが多いですよね。 大きなビルなどで一人で巡回をしていればいいです。 もちろんビルで働いている人たちと一切関わらないわけではありませんが、ずっと一緒にいるわけではありません。すれ違いざまに挨拶をしたり、何かあった時に関わる程度です。 警備員以外にも、ビルであれば清掃員もありますよね。 その他、工場の作業員やドライバーなども他人との関わりは少なくなっています。 昨今ではYouTuberなど自分の体一つで稼げる仕事もありますので、自分の得意なことややりたいと思うことを把握してみましょう。
短気なところを生かして戦う系のスポーツ選手などもいいのではないでしょうか。 闘争心があるので、「絶対に負けない!!」と強い気持ちで挑むことが出来ます。 スポーツ選手は負けず嫌いな部分って大事ですよね。 短気な人は「あいつには負けたくない!」という気持ちになることも多いので、強みになるでしょう。 また、なかなか強くならない自分にもイライラするかもしれません。 しかしそれによって「もっと努力しよう」「もっと練習しよう」というモチベーションになることもあります。
レーサーも戦いですよね。 また、レースにおける駆け引きなどでは瞬時な判断が必要です。 かなり早いスピードで勝負をしているので、ちょっとでも判断に迷うとその間に相手に負けてしまうことがあります。 短気な人の頭の回転の速さと判断力、そして負けん気の強さが功を奏することがあるでしょう。 ただ駆け引きによる忍耐も必要です。なんでかんでも苛立って判断してしまうと、それはそれで負けてしまうことがあるので、短気な人が忍耐力を身につけたら最強でしょう。忍耐力がついたら短気ではなくなりそうですが…。
頭の回転が速く、細かい所に気付き、先の先まで考えられてしまうことによって短気になってしまっている場合は経営者が向いているでしょう。 将来を見据え、どういった事業を展開すればいいのかを考えられるかと思います。 さらに経営者になれば、上司や先輩という立場の人が職場にいません。 そのため、自分よりも仕事の出来ない人に指示をされたり注意されたりすることがないのでイライラも減るでしょう。
いかがだったでしょうか? 短気な人って周りにいますよね。 すぐに怒鳴り散らしてくるような人は、本当に不快です。 ただ、嫌だなと思っていても環境は変わらないので、うまく付き合えっていけるように対策しましょう。 そして自分自身も短気になっていないか気を付けていきましょう。 周りからしたら「そんなことで?」と思うこともありますので、いつもこういうことで怒っているなぁと把握しておくといいでしょう。