「コミュ障」という言葉をご存知でしょうか?昨今インターネット上でよく使われている言葉です。主に人とコミュニケーションが上手く取れない人のことを指して使われています。はそこで今回は「コミュ障」について詳しく解説します。コミュ障の仕事や恋愛における特徴を紹介します。「人見知り」との違いも解説します。「あ〜あるある」「こういう人いる〜!」と共感出来るかと思います。
「コミュ障」は「コミュニケーション障害」の略です。 コミュニケーション障害とは、実際に医学の現場でも使われるコミュニケーションに困難がある疾患の総称です。 ただ昨今ではネットスラングとして用いられ、俗に言う「根暗」「陰キャ」「引きこもり」などが「コミュ障」に含まれていることが多いです。主に、対人関係が苦手でしゃべるのが不得意な人や人前で緊張して上手く話せない人などを指して使われています。
ネットスラングとして使われているのは「コミュ障」だけです。 そのため、「コミュ症」は「コミュ障」誤字でしょう。 ただ、医学的な「コミュニケーション障害」の中には「社会的(語用論的)コミュニケーション症」といった疾患名もあります。
「コミュ障」は対人関係において支障をきたすレベルでうまく関われない人のことを指します。 挨拶されても声が出ずに会釈だけになってしまったり、意見を求められても言えなかったりします。 しかし「人見知り」は、はじめましての人に対して緊張や警戒心を持ってしまい、心を開くのに時間がかかってしまう人のことを指します。 会う回数を重ねたり、時間が経てばコミュニケーションを取ることが出来るので「コミュ障」ではありません。
●陰キャ 意味:陰気なキャラクターの略語 雰囲気や性格が暗い人を指して使用されています。 「陰キャの俺には、ギャルたちとBBQなんて来世でも難しいな」 ●根暗 意味:根っから性格が暗い人 「仕事は出来るけど、Aさんってかなり根暗だよね」 ●KY 意味:K=空気(KUKI)Y=読めない(YOMENAI)の頭文字を取った略語 「あいつは本当にKYだから、Bさんが失恋したこと知って本人にどうやって振られたか聞いたらしいよ」
●コミュ力おばけ 意味:コミュニケーション能力が尋常じゃなく高い人 「C子はコミュ力おばけだから、たった1日で新人全員にあだ名つけてる」 ●社交的 意味:対人関係において積極な人のこと 「彼女はとても社交的な人で、様々な業種の人と友好関係がある」 ●リア充 意味:リアル(現実)が充実している人 「イケメン彼氏もいてキャリアもあってオシャレで、D美は埼玉一リア充だね」 「埼玉一リア充ってなんか全然褒められた気しないな」 ●非コミュ障 意味:コミュ障ではない人のこと 「E太郎は物静かなだけで非コミュ障だよ」
「コミュ障」を「communication disorder」といってしまうと、「発達障害や精神障害、身体障害が原因で他人とコミュニケーションが取れない」という意味合いになってしまうので注意です。 日常的に使う性格を表す「コミュ障」は、
などの英語がいいでしょう。 または、
などと文章で表現するのもありです。
職場などでは、表面上普通に接することが出来る人は「隠れコミュ障タイプ」です。 このタイプは、プライベートな話など突っ込んだ会話は苦手ですが、仕事上の会話などは問題なく出来ます。オンとオフがはっきりとしているでしょう。 そのため休みの時や勤務後に職場の近くを歩く時はかなり警戒してしまいます。なるべく仕事以外の時に職場の人とは会いたくないと思ってしまいます。 また、友人と遊ぶ時も基本的に聞き役です。 聞き上手なので、相手が気分を悪くすることもありません。しかし、実は自分の話は一切していません。あまり自分の心の内を明かしたくないと思っている人は隠れコミュ障でしょう。 奥深くまでコミュニケーションを取ることが苦手となっています。
コミュ障中度の人は、人見知りを発症してあまり他人とうまく話せないタイプです。 また人前ではかなり緊張してしまうあがり症なので、大勢の前で発言をしたりプレゼンをしたりすることがとても苦手です。 声や体は震えてしまい、手汗などもかなりかいてしまいます。 職場の人と2人っきりになることも苦手で、何を話していいのか分かりません。 人間嫌いなわけではないですが、古くからの友人や仲間以外とのコミュニケーションに対してはかなり苦手意識を持っています。 初対面の人とは、ほとんど会話をすることが出来ません。
コミュ障重度の人は、まさに「引きこもり」です。 とにかく人と関わりたくない。何がなんでも関わりたくない!と思っている人はコミュ障重度です。 極力部屋から出ないで生活をしたいと思っているほどの引きこもりであれば、コミュ障の頂点です。 職場でも、基本的に最低限の会話しかしません。出来ればそれもしたくありません。Twitterのように「挨拶不要」という札を下げていたいくらいです。 友達も恋人もいりません。むしろ家族だっていりません。ぐらいの気持ちを抱えていることがあります。
コミュ障って実は2種類あるんです。 これからそれぞれ説明していきますね。 また今回の記事は1つ目の「ダウナー系コミュ障」について主に紹介しています。
ダウナー系コミュ障は、世間一般で「コミュ障」と言われている人のことです。 対人関係や会話が苦手で、周りの目が気になって積極的な言動をすることが出来ない人のことです。 ちなみに「ダウナー」とは「人の気分を暗くする人、また常に暗い気分いる人のこと」です。 要するに、根暗で人との会話を避けて生きているタイプのコミュ障です。 職場などには、必ず1〜2人いますよね。 ダウナー系コミュ障の人は、自分がコミュ障であることを自覚しています。コミュ障であることを悩んでいる人もいますし、人と関わりたくないからコミュ障と言われても構わないと思っている人もいます。
そしてダウナー系コミュ障と正反対のタイプなのが「アッパー系コミュ障」です。 アッパー系コミュ障はとても厄介で、自分がコミュ障だという自覚がありません。 かなりの自己中心的な性格をしており、他人に関心がないタイプです。 なので人といる時はずっと自分の話をしていたり、会議などでは自分の主張を曲げないことが多いです。 また、失礼なことや人が気にしていることなど相手が傷付くようなことも平気で言ってしまいます。 完全に空気が読めず、自分勝手な振る舞いが目立ちます。 しかし自分に否があるとは思っていないので、自分のことは棚に上げて人に注意してくるような人もいます。 この手のコミュ障が近くにいると本当に最悪ですよね。
「コミュ障」の人は、とても恥ずかしがり屋で引っ込み思案な性格をしていることが多いです。 何をするにも、人の目が気になってしまい、「今日は少し変な服を着ているから恥ずかしい」など他人が全く気にならないようなことを気にして恥ずかしがる傾向があります。 人前に出るのも、もちろん「色々な人が自分に視線を送る」ということに対して「恥ずかしい」「あまり見ないで欲しい」と思ってしまいます。 「恥ずかしい」という気持ちが、言いたいことを言えなくしてしまったり、積極的な行動を出来なくさせてしまい引っ込み思案になってしまいます。
というポジティブな気持ちがあれば「コミュ障」にはなりませんよね。 常にマイナス思考だからこそ、人と接するときも後ろ向きでどう関わっていいか分からなくなってしまうのでしょう。 人と会話をした後も「あの発言はよくなかったのではないか…」などと常にマイナス思考を発動させてやたらと落ち込んでしまいます。
ネガティブということからもわかるように、コミュ障の人はとても根暗な性格をしています。 ハキハキと喋ることが出来ず、明るく話しを盛り上げるようなことをしないので、周りの人から見て「この人暗いな…」という印象をもたれがちです。 会話をする時に自信がないような喋り方だったり声が小さい、目が合わないといったようなことがあると「暗いな」と感じますよね。 人とコミュニケーションをとることが苦手ということが性格を暗くしているということもあるでしょう。
「コミュ障」の人の心はガラスのように傷付きやすくもろいです。 そのため「バカにされているのではないか」「人に嫌われたくない」ということを常に考えています。 「恥をかきたくない」と強く思っていて、ちょっとでもバカにされるような発言をされたりすると、一瞬で割れてしまうガラスのハートの持ち主です。 そのため「コミュ障」の人は人の顔色を伺うようなビクビクとした接し方をしてきます。
コミュ障の人は、異様に「完璧である」ことにこだわる「完璧主義」であることが多いです。 なので、みっともない自分を他人に見せるのを嫌がります。そのためコミュニケーションを取れなくなってしまいます。 「こういう人間でなければいけない」という自分の中の理想があって、そうではない自分や失敗している姿、悩んでいる姿を見られることをに対して「恥ずかしい」と感じています。 よって、他人にとっては何も気にならないようなことに対して「こんな自分を見せてしまった恥ずかしい・・・」と思いつめてしまうことも多く、そもそも人と接することを避けてしまうのです。
「内弁慶(うちべんけい)」は「家では威張っているが,外では意気地がないこと、またその人」という意味があります。 要するに内に秘めた性格は威張り散らしているということです。しかしそういうタイプって実は気が小さいので、周りから否定されたり指摘されることが嫌で自分の意見を言ったりすることが出来なくなってしまいっています。 また負けず嫌いが故に内弁慶になってしまっていることがあります。 「弱い自分を見せたくない」「本当の自分を見られてバカにされたくない」という気持ちがあるのです。 そのため人前ではそれがバレないようひた隠しにしている可能性が高いです。
コミュ障の人は、疑い深い性格をしていることが多いです。 過去に裏切られたり、恥をかいたことがトラウマになってしまっているなど、原因は様々ですが、何らかの理由でとても警戒心が強くなってしまっている可能性が高いです。 なので、簡単に人に心を開くことができず、自分の本心をなかなか人に見せることはできないのです。 仲の良い友達にすら本当の自分を隠して付き合っているというようなこともあるでしょう。
コミュ障な人は、自分の感情をあまり外に出しません。 他人と関わりたくないと思っている人は、周りの人に対して負の感情があるだけではなく、周りから自分自身は嫌われているのではないか?とも思っていることが多いです。そのため、相手と感情が一致しないことで悪く思われてしまうのではと自分の気持を表現できないことがあります。 なので、笑ったりすることも少なく、それ以外の感情も出さないよう無表情でいることがとても多いです。 逆に、無表情ではなくずっとヘラヘラと笑って自分の感情を誤魔化してしまう人もいます。 それは自分自身の怒りや悲しみを受け入れてもらえないのでは、と相手が自分を好きではないかもという不安を持っている人が多くなっています。
「コミュ障」の人は、自分と他人を比べる癖があることが多いです。 何でも人と比べていて、自分を他人よりも劣っていると感じてしまうからコンプレックスで人前に出ることに対して苦手意識を持ってしまうのです。 「あの人はかわいいから自分を見下しているに違いない」というように決めつけ相手と距離を保ち過ぎてしまいます。 相手は何も思っていないのに、自分で勝手に比べて優越をつけてしまうので上手に人間関係を築くことができないのでしょう。
例えば、誰かが笑っているのを見て「自分を見て笑っている」と思ってしまうところがあります。 そういった他人の目を気にしすぎた「自意識過剰」なところがあるのもコミュ障の人の特徴であると言えるでしょう。 「周りの人の目が気になるから上手く話せない」と思っているコミュ障の人は沢山います。 実際誰も見ていないし、気にしていないのに見られていると感じて「恥ずかしい」と思ってしまうのです。 つまり、「他人からどう見られるか・どう思われるか」を異様に気にしすぎなのです。
コミュ障の人は話を続ける事が出来ません。 相手から突然話しかけられると「はぁ…」と何ともいえない相槌だけ打って終わりにしてしまいます。 なんて返したらいいのかが分からず、どう答えたら正解なのだろうか?と考え込んでしまいます。 また、自分から質問をすることも出来ないので、相手から質問されたら一言で答えて終わってしまいます。 相手も「話したくないのかな?」と思うので、それ以上会話を広げることがありません。
コミュ障の人は、特に雑談や世間話が苦手です。 まだ仕事の話など、しなければならない話の方がしやすいです。 聞かなければいけないことも決まっていますし、仕事だから仕方ないと割り切れます。 しかし雑談や世間話って、自ら発信をしたり何を話すか決まっていなかったりします。 そのため何を話していいか分からず、また相手からの雑談にどう返していいか分からずに上手く喋れなくなってしまいます。
突然話しかけられると、すぐに声が出ないので返事が出来ないまま終わってしまうことがあります。 普段あまり発声をしない分、突然声が出せないんです。 なので返事をせず頷くだけになってしまったり、挨拶であれば会釈をするだけになってしまうことが多くなっています。 本人は無視をしているつもりはないのですが、咄嗟に返事をすることが出来なくなってしまっています。
コミュ障の人は、他人に自分の話を一切しません。 深く関わりたくないので、自分のことを色々と他人に知られることがそもそも嫌だと思っています。 なので人の話を聞いていることはあっても自分の話をすることはありません。 万が一質問されても、受け流すことが多いです。 例えば「Aさんって夜は何してるですか?」と聞かれても「うーん…これと言ってないですね(最近は近くのカフェで本を読む毎日で、水曜日は必ずリアルタイムで相棒観てるよ)」という感じです。 自分のことを少しでも知られると、何かあった時に話題に出されたり話しかけられたりするかもしれないので、プライベートなことは極力話さないようにしています。
自分の話をしないだけではなく、相手のことへも踏み込みたくないと思っています。 そのため、会話をすることがあっても相手に対して質問をすることがありません。 相手が一方的に話すことを聞いているだけで、「そうなんですか」「へぇー」ぐらいの相槌だけで終わります。「それって○○ですか?」とか「そのアーティストいつから好きなんですか?」などと、会話を広げるようなことはしません。 とにかく人と関わりたくないので、なるべく会話も短く終えたいと思っています。
他人と会話がうまく出来ないので、独り言が多くなっています。 または元々独り言が多いタイプで、他人には話しかけないのに独り言ばかり言っていることから周りから距離を取られてしまい、コミュ障になってしまっている可能性もあります。 しかも「ああ、腰痛いな…」みたいな独り言だったらまだいいのですが、例えば職場で気に食わない事があった際に「だからこうした方がいいって言ってたのに…なんで俺が結局やらされるんだよ…」みたいな愚痴っぽい独り言だと、周りからは強い恐怖心を持たれてしまいます。
職場などではコミュ障なのに、SNSでは別人のようなタイプもいます。 文章になると人が変わったように、明るく饒舌で色々な人と絡めてしまいます。 このタイプはとにかく、対面が苦手なんです。上がり症で人前だと緊張してうまく話せなくなってしまいます。対人恐怖症とかではないので、対面しないSNS上やメールなどではめちゃくちゃ積極的だったりします。
コミュ障の人は、基本的に集団行動が嫌いです。そのため、自らグループや群れから離れて距離を置き、単独行動をすることが多くなっています。とにかく一人でいることが気楽で好きなんです。 周りからすれば「一匹狼」で、ちょっと近寄りがたい印象があります。飲み会などに誘っても来ることはほとんどなく、来たとしても盛り上がることもありません。そもそも会話をしないので、職場の飲み会では端の席で一人で飲んでいることが多いです。 とにかく、周りの人と距離感があります。 これ以上踏み込みません、踏み込ませませんという感じがヒシヒシと伝わってきます。
心を許している親友や、趣味などを通じて知り合った仲間といる時はめちゃくちゃ饒舌なタイプもいます。 周りが自分のことをバカにしているのかも、と思っていることが多いので職場の人などプライベートでの関わりのない人には心を閉ざしてしまいます。 しかし古くからの親友であれば、学生の頃から築いてきた関係があり自分のことをバカにしていないことを理解しています。そのためコミュニケーションに困ることがありません。 また、趣味を通じて仲間とは共通の話題があり、好きなものの話しかしていないので相手の自分に対する感情を気にする必要がありません。 特にアニメやアイドルなどのオタクだと、自分の趣味すらも周りの人はバカにするかもしれないと思っていることが多いです。 しかしオタ友であれば、他の人には言いたくない部分で繋がっているのでバカにされることはありませんよね。そのためいつも楽しそうにペラペラと話ています。
人と関わりたくないといえど、誰一人とも関わらないわけではありません。 ただそれでも、学生時代の同級生などとずっと仲良くしている人はとても少ないです。 例えばいじめられた過去があったり、他人を信用出来ずクラスで一人だった場合は、学生時代のクラスの友人は一人もいないことが多いです。ただ好きだったクラブ活動の仲間数人とか、家が近くて学校では話さなかったけど休みの日は遊んでたとか、そういった友達とだけ関係が続いています。 そして、新しくできる友人は基本的に趣味を通じて知り合った人です。 趣味のことだけで関わるので、お互いのプライベートは知らないってことも多いです。
コミュ障の人は歩くのが早いことが多いです。 それは人と関わるのを極力避けるため、退勤する時も凄まじいスピードで帰ることが多いので脚力が発達しています。 また、街中などプライベートの時に知り合いと会うのを嫌がります。そのため遠方から見かけた場合にバレないよう速歩きで逃げます。また誰かに見かけられても追いつかれないように日頃から人目を避けて早いスピードで歩いています。 そのため、とにかく歩くのが早いです。歩くというか、ほぼ逃げ足です。もはや走るよりも速歩きの方が早かったりします。
内向的なコミュ障の人は他人とプライベートでコミュニケーションを取ることがないのでLINEなどは基本的に短文です。 また雑談などが苦手なので、しょっちゅう誰かと連絡を取り合うことにもあまり意味を見出だせません。そのためLINEでだらだらと話をしたりすることが苦手です。 コミュ障の人のLINEは、必要なことや用件などを端的に済ませることが多いです。
コミュ障中度以上の人は、LINEでも受け身なことが多いです。 しかし相手から送って来られると、対面で話すよりはコミュニケーションが取りやすいので、会話よりもやり取りが捗ることがあります。 ただLINEをしていても自分から話を振ることはなく、聞かれたことに答えるだけになることがとても多いです。
会話よりははかどっても、結局は受け身でコミュ障なのでそこまでラリーは続きません。 雑談が苦手なので、どうでもいい話になってくるとラリーを終わらせたくなってしまいます。 そのため相槌だけで返事をしたり、スタンプだけ送って終わりにしてしまいます。
普段と変わらず、LINEでもリアクションが薄いです。 基本的に用件のみ伝えるツールとしてしか使っていないので、相手からの発信にもあまり反応しません。用件に対しても「了解です」「分かりました」「ありがとうございます」ぐらいしか返ってこないでしょう。 また、面白い話だなと思ったとしても、上手にリアクションを取ることができません。 リアクションが出来ないからコミュ障なんですけどね。感じ悪いわけではなく、返し方が分からないだけなのでそこは理解してあげましょう。
コミュ障の人は大勢になればなるほど、会話に入っていけません。 そのため、グループLINEは地獄です。 どのタイミングで発言していいのかも分からず、どんどん流れていく会話の波に乗れません。 出欠確認の連絡であれば、「参加します」もしくは「不参加でお願いします」ぐらいの返事をするだけで、それ以降に雑談が始まったり、他の予定を決める連絡が入っても「自分が返さなくったってみんなが決めるからいいか」と眺めているだけで終わります。 スマホを放置している間に何十件もLINEが溜まっていたら、開くだけ開いてほとんど読まないこともあります。
コミュ障の人って、自分の意見や気持ちを言わなければいけない時、すぐに返事をすることが出来ません。 それは、相手がどう思うか、ちゃんと伝わっているのかを考えすぎてしまうからです。 そのため何度も文章を書き直してしまいます。 「これで大丈夫かな…」「あ、こうやって説明しないと伝わらないかな…」「長すぎてうざいかな…」などなど。色々と考えすぎてしまいます。そのため、既読になってから返事が来るまでの時間がとても長くなってしまいます。
これって、なぜかというとコミュ障の人って発してこれなかった言葉を文字に起こすことが多いからなんです。コミュニケーションが取れる人って、何かあると人に話しますよね。それでスッキリすることが多いです。しかしコミュ障の人は誰かに話す事が出来ないので、日記に書いたりノートに書き留めたりブログに書いたりすることが多いんです。 なので、対面では全然話せないのにLINEになった途端めちゃくちゃ話し出すコミュ障の人っているんですよね。しゃべってるわけじゃないけど、本当にびっくりするくらい饒舌なんですよ。だから普段の姿を知っている人はそのギャップに戸惑うこともあるかもしれません。 また掲示板などでのやり取りを行っている人も多いので、面白い言葉の言い回しなどを使ってきたりします。まるで別人格です。
コミュ障ってなぜかLINEで強気な人が多いんです。 直接会うと口数は少ないし声も小さくてボソボソと何を話しているか分かりません。話を振っても挙動不審になったりして、楽しく会話のキャッチボールが出来ない人がほとんどです。 しかし、文面になるとまるで人が変わったかのようなテンションで話してきます。 このタイプのコミュ障は対人が苦手なわけであって、実はSNS上でのやり取りは普通の人よりもこなしていることが多いです。 LINEで一方的におすすめのアニメを教えてきて、それを観ないでいると「早く観てよ」「人生損してる」「なんで俺がすすめてるのに見れないんだ?」などと言ってくる場合もあります。 また、モテる人やリア充な人に対する悪口もすごい言葉遣いで送ってきたりします。
「○○だぜ!」「俺だったら○○するけどな、まあ、お前には出来ないと思うけど!」「貴様、くらえ!」 といったような漫画のセリフみたいな言い回しがとても多いです。ふざけて使ってるならまだしも、普通の会話で出現します。キミは一体何のキャラクターなんだ…。 このタイプはオタク型のコミュ障に多いです。 人と会話するよりもアニメや漫画を見ている時間が多いので、その話し方がうつってしまっているのでしょう。 恋愛感情を持った相手には、サブイボが立つようなことを言ってきます。 しかも付き合ってもない相手に「俺らって運命じゃね?」とか、「お前のことかっさらってやりたい」とか、まるで両想いの気になってしまった発言をするのも「キモオタ」です。 空気が読めず、相手の気持ちを一切汲み取れないのでわけのわからない発言が多くなっています。
家庭環境が悪いと「人間不信」になってしまうことがあります。それが原因で人を信じられないことから「根暗」になってしまう人が多いです。 特に幼少期に親から愛情を受けられなかったり家族の仲が悪かったりしたことが原因となってしまうことがあるようです。 また、自分の話したことを親など近親者の大人が信じてくれなかったことが原因で自分自身が他人を信じられなくなってしまうことがあります。
「根暗」になってしまう原因の一つに「他人によるいじめや陰口、妬み」があります。 この場合、自分は相手に対して悪いことや傷つけるようなことをしていないにも関わらず、相手からの一方的な嫉妬や嫌悪によっていじめられたり陰口を言われてしまい「人間不信」となってしまいます。 この状況は、思いもよらないところで起きたり避けきれなかったりするので誰にでも起こりうることです。 こういった経験をしてしまうと、自分自身に原因があるわけでも人がみんなそういうわけでもないことを分かっていても、また傷付くのではないかと誰のことも信じられなくなってしまうことがあります。
物心がついてから、友人や恋人など親しい人からの裏切り行為によって人と関わるのが嫌になり「根暗」になってしまう人がいます。 もしかしたら多くの人が経験しているかもしれません。 軽度であれば時間と共に人間不信な状態が弱まったりなくなることもあります。 また忘れたことにまた人間不信になってしまうこともあるかもしれません。 信じていた相手、大好きだった相手であればあるほど、心に大きな傷を負って人間不信になってしまいます。
コンプレックスを抱えている人がいます。 主に自分の容姿にコンプレックスを持っていると、外出して人から見られることが嫌になってしまいます。そのため引きこもるようになり「根暗」になってしまうことがあります。 容姿だけではなくとも、自分の能力や家庭環境、貧困生活など様々な要因があります。 自分で周りと比べてコンプレックスに思う人もいれば、他人から言われた一言を根に持ってしまい、周りとの関わりを遮断して殻に閉じこもり、根暗になってしまうことがあります。
「根暗」の人は、自分に自信がありません。 自分に自信がないので、批判をされること恐れていて、目立ったことをすることを避ける傾向があります 自分がやってもどうせ上手くいかない・自信がないと常に思っていて、マイナス思考なので弱音ばかりが口から出てきます。
社会人になると仕事の失敗や職場の人間関係によるストレスで、何をしていても楽しくなくなってしまい「根暗」になっていってしまうことがあります。 会社ではノルマや出世をかけた競争、先輩や上司との関係など様々なところでストレスを感じることがあります。 周りの人から足を引っ張られたり必要以上に仕事を押し付けられたりなど、信じられないくらい人の黒い部分を目の当たりにすることもしばしば… そういったことが続いていくと「もう誰のことも信じられないな…」と黒幕探しをしてしまったり、仲良くしている人であっても裏ではどう言ってるかわからないなと不信感だけが募っていってしまいます。
人は誰でも承認欲求というものを持っています。 認めて欲しい、褒めて欲しいといった欲求です。 自分が頑張っていたり成功をした時は周りに認めてもらいたいですよね。 ですが、仕事で成功したのになかなか周りから認めてもらえなかった時に、なんで認めてくれないんだ!とフラストレーションが溜まっていってしまいます。 さらに仕事が忙しい人は自分のやりたいことをやれる時間がないこともあります。 それが原因でフラストレーションが溜まることもあります。 フラストレーションが溜まりすぎると、認めてくれないあいつらは最低だ!自分がうまく行かないのは他人のせいだ!といった考えになってしまい周りのことを嫌いになってしまいます。
「根暗」の人は、人と関わっているよりも一人で居る時間の方が長いこともあり、自分の好きなことや趣味に熱量を注いでいることが多いです。そのため「これだけは絶対に譲れない!」という趣味や好きなものがあることが多いです。 ゲームなど一度好きになるととことん極めたり、アイドルやアニメのグッズを集めることに夢中になったりと、俗にいう「オタク」になる傾向があります。 自分の好きなことに夢中になりすぎるあまり、現実世界はどうでも良くなってしまう人も。 「根暗」な人は外界をシャットダウンして自分の世界を大切にしている人が多いのです。
またコミュ障なのは、自分自身が嘘をついていたり裏切っていることが原因の場合もあります。 自覚の有無問わず、人は自分自身のしていることを相手も同じようにしていると思うことがあります。 これは心理学の防衛機制における「投影」に当てはまりますが、自分が相手を裏切っているときに「相手が自分を裏切っている」と自分自身を守るために押し付けしまうことがあります。 また自分自身が日常的に嘘をついたり他人を裏切っている場合、周りもそうだと思い誰のことも信じられなくなってしまいます。それによってまた自分自身も嘘をついたり裏切り行為をしてしまい負のループに陥ってしまうことがあります。 そして、自分がまた誰かを傷つけたり裏切ったりしてしまうことへの恐怖心から対人関係をうまく築けなくなってしまっています。
コミュ障な人は自分から話しかけることが苦手です。 例えば必ず報告しなければならないことであれば頑張って伝えることができるのですが、質問や相談など自分発信のことになるとどうしても聞けません。 そして、分からないまま進めてしまい、後々「どうしてその時聞かないんだ」と注意されてしまいます。 質問したいと思っても「そんなことも分からないのかと怒られたらどうしよう」「今忙しそうだしな」と考えてしまい、なかなか質問しに行けません。 また相談ごとがあっても「自分ごときの相談なんて聞きたくないだろうな」「そんなこと相談してくるのかよって思われるかもな」「相談するほど仲良くもないか…」と考えて相談することを辞めてしまいます。
また、コミュ障の人は部下や後輩に対しても上手く話せません。 そのため新人教育を任されても、指導をしたり教えるということが難しくなってしまいます。 緊張でどもってしまったり、あたふたしてしまい、相手からも「何言ってるのかわからない」と思われてしまいます。 そして部下や後輩も、他の上司・先輩に質問などをしてしまいます。 その姿を見てまた落ち込み「自分は教えてあげられるような立場じゃない」とふさぎ込んでしまいます。
会議など、人がたくさんいる場所での発言なんて絶対にできません。 自ら発言するのはもちろん絶対にしませんが、万が一「○○さん意見ありますか」などと振られても上手く話せません。ただ賛同をするだけで終わってしまいます。 1対1で話すのも緊張するのに、大勢の前で発言するなんて緊張して震えてしまうほど上がってしまいます。
また、自分がミスをしてしまったことを言い出すことも出来ません。 そのため、ミスをそのままにしてしまい後から大事になってしまうことがあります。 怒られてしまうかも、とか、周りに迷惑かけてしまった、などと思うとどうしても言葉を発せなくなってしまいます。 なので誰かがミスに気付くと、心臓がバクバクして緊張する反面「早く気付いてくれて良かった…」と思うこともあります。 そして「どうしてすぐ言わなかったんだ!」と注意されて、情けなくなって自責の念にかられてしまいます。
自分のミスを正直に話せないだけでなく、他人のミスに気付いてもそれを指摘することが出来ません。 お前に言われたくないって言われたらどうしよう、ていうか指摘するほど出来た人間でもないし、相手が嫌な気持ちにならないで伝えるにはどう言えば…と考えていると何も言えなくなってしまいます。 そのため、早期発見出来たはずなのに問題が起きるまで誰も気付かずに大変なことになってしまうこともあります。
また、体調不良になってしまったとしてもそれを言い出すことが出来ません。 誰か気付いてくれないかな…と思いながらも職場で存在を自ら消してしまうので、終業時間まで気付かれないことも多いです。 早退したいなんて口が裂けても言えません。 何をするにあたっても「周りから悪く思われてしまうだろうな」と考えすぎてしまいます。 風邪やインフルエンザによる体調不良は感染する場合があるので、速やかに伝えて早退した方がいいのですが、どうしても出来ず薬を飲んでマスクをして乗り切ります。
また、コミュ障の人は電話が苦手です。 なので電話対応を極力避けてしまいます。 相手の表情が見えないので、話し声だけでは相手の感情が分からず「怒ってるかな」「ちゃんと伝わったかな」と思ってしまいます。また話すこと自体が苦手なので、言葉だけで何かを伝えることがとてもむずかしいです。 そのため、最悪の場合は電話が鳴っても出ることが出来ません。 電話の周りに他の人がいれば、自分は出ないでいいやと思ってしまいます。 万が一電話に出ることが出来ても、相手の用件を聞かずに「担当のものに変わります」と言ってしまうことも多いです。
コミュ障の人は、受付や接客対応なども苦手です。 そのためちょっと威圧的な人だったり、説明が必要な人に対して上手く話せないことが多くお客さんをイライラさせてしまいます。 また相手が求めていることと違う結果であると、曖昧な答え方をしてしまったり会社で本来出来ないことなのに引き受けてしまうことがあります。 最終的にお客さんに迷惑をかけてしまうことがあります。
そして大変なのが、飲み会です。 全体で行くやつとか、部署で行くやつとか、上司なども行く断りづらい飲み会は本当に苦痛です。 どうせ誰とも話さないのに、途中で抜ける事も出来ないし、本当は帰りたいけど帰って「アイツ感じ悪い」なんて言われるのも嫌だなと思ってしまいます。 基本的に一番端の席で一人で静かにしていることが多いです。
同僚などとも話せないコミュ障の人は、好きな人とは会話が出来ません。 なので、好きになってから何年間も関わることも会話することもほとんどないなんてことが多々あります。同じ職場でもいつも見ているだけで、最低限の業務連絡でしか話したことがない人もほとんどです。 挨拶をするにも緊張してしまい、頭を下げるだけになってしまうこともあります。
挨拶すらままならないので、連絡先も聞けません。 相手から聞かられることがない限り、ずっと連絡先を知らないままです。 そのためプライベートで関わることがありません。 草陰から見守るタイプの恋愛が多くなっています。
万が一、連絡先を知っている相手であってもデートになんて誘えません。 デートどころか自分から連絡を取ることが出来ません。 食事会や飲み会などで一緒になってちょっと話せても、どうしても「今度2人でご飯行こう」ということが出来ません。 自分に自信がなく、「断られたら嫌だな」と思ってしまいます。
好きな人に対してはこの上なく緊張してしまうため、話す機会が訪れてもまんまと逃してしまいます。 緊張し過ぎて言葉が出ず、気まずい空気が流れて終わってしまいます。 相手も「あまりいい印象持たれてないのかな」と思ってしまうほどです。 目を合わせる事も出来ず、感じが悪いというイメージを与えてしまうことがあります。 エレベーターとかでせっかく二人っきりになれても挨拶すら出来ずに終わってしまうことがあります。
「好き避け」という言葉をご存知でしょうか。 「好き避け」とは、好意を寄せている相手に対して、自分の「仲良くしたい・近づきたい」という気持とは裏腹に、避けるような行動をとってしまうことを言います。 好きな人に接するときの緊張などから、「どうすればいいのかわからない(゜o゜;」となってしまうタイプの人に多く、奥手でシャイな男性にも好き避けをしてしまう人が非常に多いです。 目も合わせられなかったり、鉢合わせると逃げてしまったりします。
コミュ障の人はその場でパッと返答をすることが出来ないので、電話のやり取りは本当に苦手です。 なので出来ればメールやLINEにしてほしいと思っています。自分の気持ちを相手に伝えるのに時間を要するからです。 電話だと考えている間無言になってしまいます。しかも会っているわけではないので相手がどんな表情をしているのか全くわかりません。こっちが必死に考えている様子も伝わらないので、上手に伝えられるかどんどん不安になってしまい、余計に話せなくなってしまいます。
人に話しかけたり、どこかへ誘ったりすることが出来ないのでなかなか友達ができません。 また話しかけられても上手に返せず、ほぼ無視みたいなことになってしまうことも多いので、段々と人から話しかけてもらえなくなってしまいます。自分からはもちろん話しかけられないので、友達が出来ないどころか、普段から話をする人もいない状態になってしまうことが多いです。 学校のクラスや職場でも孤立してしまうことが多く、「一人でいたいんだろうな」と思われてしまうことが多くなっています。
レストランなど、呼び鈴のないところだと入ったことを後悔するレベルです。 呼び鈴がないと、自分で店員さんを呼ばなければいけません。 しかし、大きな声で店員さんを呼ぶのはかなり気合をいれないと出来ません。 特に他にもお客さんがいる中声を出すのは緊張してしまいます。 必死に手を挙げて、店員さんが気付くまで待ち続けることが多いです。
すぐにレスポンス出来なかったり、思ったまま発言することが出来ないので、なかなか会話が成り立ちません。 ラリーも続きませんし、相手の質問に全然違う答えをしてしまうことがあります。 特に話し慣れていない相手だと、頭の中でパニックになってしまい相手が言っていることを理解するのにも時間がかかってしまうことがあります。 そういった性格だと理解してくれている人はゆっくり話してくれて、コミュ障の人が話し出すのを待ってくれているのですが、そういう性格だと知らない人からはイライラした素振りなどを出されてしまって悲しくなってしまいます。
自分の意見を主張できないので、周りの意見につい合わせてしまいます。 そのため思ってもないことに賛同してしまったり、ちょっと見栄を張ってしまうことがあります。 その結果、嘘をついたことになってしまうんです。 嘘をつこうという気持ちはないのですが、後々違ったとバレて「嘘つき」であるとされてしまうこともあります。
地獄が何回か出てきますが、一人で出かけている時にばったり知人と遭遇してしまった時は最悪です。 会うなんて思っていないところで知り合いと会ってしまったら何を話していいかわかりません。 そしてプライベートでどんなことをしているのか知られたくないので「何してるの?」なんて聞かれた日にゃ地獄です。 なるべくバレないよう速やかにその場から離れ、早足で逃げ切ります。なので歩くスピードはめちゃくちゃ早いです。 万が一自分が気付かずに、相手から「○○さん!」と声をかけられてしまうと、心臓がバクバクして汗が吹き出ます。なるべくすぐに話が終わるように急いでいるふりをしてしまうことがあります。
内向的な性格や人格にももちろん長所はあります。
「石橋を叩いて渡る」のが、内向的な人。たまに自分の好きなことになると突っ走ることもありますが、実はめちゃくちゃ慎重派です。 内向的な人って、安心や安全を求める傾向にあります。そのためじっくりと観察して慎重に物事を進めていきます。上述したように、人間関係においてもめちゃくちゃ慎重です。恋愛ではむしろ慎重すぎるくらいなところがありますが、これは結果的に安心で安全なものを手に入れられる近道であったりします。 慎重に行わないということはとてもリスキーなことです。後々になって、思ってたのと違ったり準備不足でツケが回ってきたりすることもあります。
人見知りの人が心を開くことができるのは、極少人数です。 でも、友達は多ければ多いほどいいというものではないですよね。 とにかく沢山の人と友達〜!といって関係を持っていても、本当のところでわかりあえていなかったり、上辺だけの関係だったらあまり良い関係であるとは言えないですよね・・・。 人見知りの人は、数は少くてもその分心を開ける仲になった場合、深い付き合いをすることができます。 信頼していない友人が100人いるよりも、信頼できる一生モノの友人が1人いるほうが価値のあることだと思いませんか?? 一生大切にしたいと思える友達が一人でもいるなら、それは幸せなことです。 決して友人の多さが大切というわけではありません。 人見知りの人は、簡単に心を開かないぶん一生ものの付き合いをすることができると言えるでしょう。
人見知りの人は、自分の話をすることが苦手なので会話をするときは「聞き手」に回ることがほとんどです。 でもこの「聞き役」が周りからの評価アップにつながります。 誰だって、話しを聞いてほしい!と思う時ってありますよね。ただ自分の話を聞いてほしいだけなのに、「私のときは〜」なんて自分の話にすり替えられたり、「それはこうしないとダメだよ」なんて求めてもいないアドバイスをされるのはうんざりしてしまいます。 そんなときに、ただ「うんうん」と話しを聞いてくれる存在が貴重なのです。 自分では「会話を広げるのが苦手」と感じているかもしれませんが、「聞き役」としては最高です! 思い切って「聞き役のプロ」を目指してみるのもいいでしょう。
コミュ障の人は、感受性が強いので人がどう思っているのかを瞬時に察することができます。 つまり、「この人はこうして欲しいと思っているはずだ」という細やかな気配りをすることができるということです。 他人は自分をどう思っているのだろうと気にしすぎるのはデメリットっぽく感じてしまいますが、相手の気持ちになって考えられるということは、人間関係を築いていく上で非常に大切なことですよね。 このように、人を気にしすぎることはデメリットだけではないということが言えるのです。
人見知りの人は、自分の失敗で他人に迷惑をかけるようなことがあってはならないと思っているし、失敗をすること=恥だと思っています。 なので、失敗をしないように細心の注意を払うので失敗もすくなく、一度失敗してしまったことに対しては「人生の汚点」ぐらい重罪に感じているので再び同じようなミスを繰り返すことが少ないです。 これはひと目を気にするからこそでるので、気にしない人は何度だって同じミスを繰り返しますし、ミスをしてもヘラヘラとしていることでしょう。 社会ではミスが少ない人のほうが信頼されるので、これもメリットであると言えるでしょう。
人見知りの人は、そう簡単に人に心を開きません。 なので、突然道端であって「幸せになれる壺」を買わされてしまうなんてこともありません。 誰にでも簡単に心を開く人は、人を疑うということを知らないので上手い話しがあれば簡単にのりホイホイ騙されてしまいます。 その点で言えば「人見知り」の人は人を見る目がありますので、しっかりと見極めることができ変な友人関係を築いていってしまうということがありません。 本当にいい人を見極める力が自然とついているのです。
人見知りの人は、他人からどう思われるのかをすごく気にしていて、他人から嫌われてしまうようなことをしてしまう自分に耐えることができません。 騙すことで自分が悪者になって他人に嫌われるよりは、自分が騙されて悲しい思いをしたほうがましだと思っています。 さらに、なかなか人に心を開くことができないので自分が「親しい」と感じている人に対して裏切るような行為は絶対にしません。 数少ない友人だからこそ、とても大切にするでしょう。 人見知りの人は、安心して人付き合いできる相手であると言えます。
人見知りの人は、人に対してグイグイ距離を縮めることがないので、人と良い距離感を保つことができます。 例えば、極端ですがいくら仲が良いとはいえ、毎日毎日食事に誘ってくる友人がいたら「ちょっと距離が近すぎる・・・」と思ってしまいますよね。 人見知りの人は元々自分ひとりの時間を大切にするタイプなので、人とも適度な距離感を保つことができるのです。 距離感が近すぎるとどうしてもトラブルの元になりかねないので、この距離感が良好な人間関係を築くのに重要だったりするわけです。
人見知りの大きな原因となってしまっているのが「自分に対する自信のなさ」です。 まずは、身なりをしっかりと整えて自信をつけましょう! 例えば、いつも暗い色の服を着ているなら、明るい色の服を着てみるべきです。 人は見た目が9割というように、第一印象が暗いと相手からも「暗い人なんだな」と思われてしまいますし、何より自分が自分のことを「暗い」「人を接することが苦手」という嫌なイメージを刷り込んでしまいます。 ブランド品を身に着けてみると気持ちも心もシャキッとしますよね。 おなじように、洋服やお化粧をきちんとして身なりを整えてみましょう! たったそでだけでも、初対面の人と話す時に少し堂々と話すことができたりするものです。
思い切って美容院を予約して、髪型や髪色を変えてみましょう! 長かった前髪を切ってみたり髪を明るい色にしてみたりと、イメチェンをすることで印象がガラリと代わります。 周りからの見る目を変えるのも、コミュ障を脱するのに必要です。 また、美容師さんのようにオシャレでトークスキルのある人を意識して観察してみるのもいいでしょう。同じ美容師さんのところへ通うことで、相手とも話しやすくなり他人との会話の練習にもなります。 自分では、どこをどう変えたらいいのかわからないといった場合でも、美容師さんはプロなので自分に似合う素敵な髪型を提案してくれますよ!
自分の長所を自分でいくつか上げてみるなど、自分に自信をもてるように長所をみつけてみるのもいいでしょう。 自分では恥ずかしくて長所なんて見つからない!という場合は、習い事をしてスキルアップすることにより、人より得意なこと・できることを長所にしても自分に自信をもつことができますよね。 習い事を通じて、「作業をしながらの会話」などで人見知りを克服できた!なんてこともあります。 はじめの一歩を踏み出す勇気がいりますが、ぜひ挑戦していただきたいです
人間関係を気づいていく上で、「挨拶」は重要です。 すぐに周りの人とポンポン会話をすることは難しいかと思います。 なので、相手への印象に強く関わってくる挨拶だけでも「明るく元気に」を意識しておきましょう。 根暗じゃない人たちは、どう接したらいいのか分からなかったり、話しかけるの迷惑かな?と思っていることもあります。まず、挨拶を元気にしておけば「普通に話しかけても大丈夫そうだな」と思ってもらえる可能性が高くなります。 挨拶もしてくれないような人に話しかけよう、仲良くしようとは思えないですよね。 積極的に挨拶をするだけでも、いい関係を築けるきっかけになることでしょう。
会話をしているときに、いつも下を見ているなど、相手と目線が会わないと自信のなさが表れてしまい、どうしても「根暗」のイメージついてしまいます。 話しているときに、緊張してしまって相手の目を見ることができないという人は相手の鼻を見て話すようにするなど、できるだけ視線を相手の顔に向けることを心がけるだけで、印象が変わってきます。 ただジーーーーーッと鼻を見ていると「なんかついてるかな?」「鼻毛出てるのかな?」と思わせてしまい、失礼にあたることもあります。 長く見続ける必要はないので、チラッとでも相手の目を見るようにしましょう。 また、視線をキョロキョロと動かしていると挙動不審に見え、「コミュニケーション苦手な根暗なのかな?」と思われてしまうので注意しましょう。
積極的に周りの人に話しかけられることが一番なのですが、いくら心がけようと思っていても中々できることではありませんよね。 せめて、いつでもニコニコ笑顔で過ごすことを心がけましょう! いくら見た目を変えたとしても、暗い表情でいれば「根暗」のイメージはついたままです。 笑顔を心がけるだけで周りの人が話しかけやすい雰囲気を作りだすことができますし、自分の気持ちも自然に明るくなっていきますよ。
それから、外へ出かけることによってお店の人とかと最低限でもコミュニケーションが必要になってきますよね。この、普段の自分を知らない人とのコミュニケーションをとるっていうのが大事です。 長く勤めている職場だと、すでに「コミュ障」というイメージが定着しちゃっていますよね。 そのため突然「コミュ障」を脱して明るく振る舞い始めると、それはそれで心配されちゃったりします。 また、コミュ障だというイメージを自分に持っている人に話すのって全、く知らない人よりも緊張したりします。 なので、まずはスーパーのレジのおばちゃんとか、アパレル店員さんとか、そういった人となるべく会話をするように心がけてみてください。
太陽の光を浴びましょう! それだけでもパッと気持ちが明るくなることがあります。 また自然の癒やしの力ってすごいんですよね。 それに大自然の中にいくと、なんて自分ってちっぽけなんだろうって思います。 そうすると小さな悩みとか、周りの目を気にしている自分ことがどうでも良くなってきます。 ストレス発散にもなり、周りの人と話すことへの拒絶が小さくなることがあります。
会話をするときに「何を話せばいいのかわからない・・・」と困ってしまうから話しかけられない・初対面の人は苦手だ・・・と感じる人は、あらかじめ自分が話しやすいとおもう話題を先に用意しておいてもいいでしょう。 例えば、趣味の話や好きなものの話だったらいくらでもでいるぞ!と思うのなら趣味や好きなものの話しを相手にふってみればいいのです。 趣味や好きなことの話しであればいくらでも話せるでしょうから、いくらでも話しを盛り上げることができますよね。 これなら話せるぞ!という話しを何パターンか用意しておくと安心ですよね。
コミュ障を治したいのであれば、周りの目を気にしないことです。 もちろん、ある程度身だしなみや周りに迷惑のかける言動はしないよう気にかけることは大事ですよ。 ただ、自分は自分です。どんなに自分が良いと思っても、周りから一人でも悪いと思う人がいることを気にしていたら何も出来ません。これはみんな同じです。あなたも誰かを「変だな」「おかしいな」「苦手だな」と思うように、誰かは誰かを思っているし、そのうちの誰かはあなたを思っていることもあるかと思います。 あなたが素敵だなと思う人を批判する人もいるかもしれませんが、あなたが苦手意識を持っている人のことを大好きな人だっています。 まずは自分がどう思っているか、どうしたいかを優先していきましょう。次は家族や友人、職場の人など関わりのある人たちです。そこで価値観のズレを感じることもあるかもしれません。ですが100%ズレなく生きていくことは不可能です。 周りの目を気にする前に、自分自身と向き合って自分の考えや思いに自信が持てるように努力することを始めましょう。
それから、周りに期待しないことも大事です。 人に期待をすると、裏切られて傷付いたり「どうして○○してくれないんだろう」「どうして認めてくれないんだろう」と思ってしまいます。 他人に過度な期待をするのはやめましょう。 期待していいのは、自分です。自分に期待をするようにしてみてください。 そしてその期待に応えようと一生懸命頑張ってみてください。 周りから認められることとか、周りからどう思われるかってことが気にならなくなってきます。
人見知りで人付き合いが苦手だという自覚があるなら、初対面の時点で「人見知りなので慣れるのに時間がかかります」など、自分が人見知りであることを先に公言しておくといいでしょう。 そうすれば、ちょっと会話をするときぎこちないけど人見知りだっていってたからな・・・など多少上手く会話ができなかったとしても理解してもらえますよね。 また、「本当は仲良くしたいんだけれど、人見知りだから心を開くまで時間がかかってしまう」という気持ちが伝えられるので、上手く会話ができなかったとしても変に拒絶された気持ちになることがありません。 じゃあもっと自分から話しかけてみようと思ってくれるかもしれませんし、少しづつ距離をなくしていけばいいかと前向きに考えてくれかもしれません。
そして人と関わりたくないという気持ちをなくしていくのに欠かせないのが、日頃から感謝を忘れないことです。 当たり前のことに対しても、お節介に対しても、感謝を忘れないようにしましょう。 常日頃から感謝をしているだけで「嫌い」「苦手」「関わりたくない」といった感情が消えていきます。 今自分が色々出来ているのは、たった一人でやってきたわけではありません。 感謝をしていれば、周りから悪口言われてるような気持ちにもなりません。周りから悪口を言われている気持ちになるのは、自分が周りに負の感情を持っているからです。 今働けているのは雇ってくれたからですし、美味しいご飯が食べられたりするのは作っている人がいるからです。当たり前のことに感謝を感じられるようになると何も気にならなくなります。
しかしながら「根暗」って言葉のイメージが悪すぎる気もします。 根暗だからといって、性格が悪いわけでもないし人生に困るわけでもないじゃないですか。 根明の人をうるさくて迷惑だと思う人もいますし、友達いすぎて逆に信用出来ないと思われることもあります。 例えばテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の人気キャラの「渚カヲル」と「綾波レイ」…どちらも根暗だと思いませんか?ちょっとミステリアスで自分だけ明るい部分を知れる喜び!みたいなのがあって、実は人気者に多いんですよね、根暗な人。 一切他人とコミュニケーション取りません!というような人は、ある程度の改善は必要かもしれませんが、表向きは陽気キャラでいける芸人さんに多いタイプは、むしろ根暗な部分が魅力的だったりします。
まずは人に興味を持つ事から始めましょう。もちろん、プラスな方向でです。 人と絶対に関わりたくない!と距離を取ってたら、そもそも恋愛は始まりません。 全員が全員じゃなくても、ちょっとでも気になることがあったり「いいな」と思うことがあったら、相手に興味を持って接してみましょう。 相手のことを知りたい!という気持ちがあると、恋愛に発展しやすいですよ。
外に出かけましょう。 もちろん、様々な場所に出かければ出かけるほど出会いはあります。 直接知り合わなくても、知人が増えるとそれだけ紹介や出会うキッカケも増えてきます。 また、外に出かけて色々な人と関わる中で関わることの楽しさを見つけられることもあります。 こんな人もいるんだ、人間関係思ったより気楽だな、ってこともあります。 ずっと同じ場所で殻にこもっていると、どんどん頭でっかちになってしまい関わりたくないとうい気持ちだけが加速してしまいます。
外に出かけて色々な人と出会う中で、同じようにコミュ障であることを悩んでいる人がいるでしょう。 そういう人と関わることで気持ちが楽になったりします。 人とうまく関われないでいる同士、分かり合える部分もあります。そこから距離が縮まることもあります。 なかなか他の人に理解してもらえない部分をお互いが理解し合えるので、良い関係を築くことが出来ます。そういった人が出会えたら、本当にそれ以外の人とは深く関わる必要なんてないことを実感出来ます。たった一人を大切にすることで、他の人への嫌悪感も薄まってくるので他人との関わりが今ほど嫌ではなくなるかもしれません。
いきなり、色んな人と話すというのはハードルが高いですよね。そのため、まずは共通の話題や趣味の人と会って話をしてみましょう。 合わない人と話していても楽しくないだけなので、まず人と関わることが楽しいと思うことで恋愛にも踏み出せるようになります。 思っている以上に、みんな自分と合うなって思える人ってそんなにいないものです。 なんとなく上手に交わしながらいい感じに話しているだけで、実はそんなに人と関わりたくないと思っている人とかって結構いるものです。 共通の話題のある学生時代からの友達1人とか、大人になってから趣味を通じて仲良くなった人とか、それくらいしか楽しめる人いないって多いと思います。 筆者も強く人間嫌いと思っているわけではないですが、共通項のない人とはほとんど会いません。 今までどんなに仲良くなっても、話が合わなくなってきたな〜と思ったら疎遠になっていきます。 まずは共通の話題と趣味のある人と集まって、関わる楽しさを見つけてみてください。 その中で恋愛に発展してくこともありますよ。
好きな人が出来た場合、コミュ障の部分をを理解してもらうことも大事です。 そして相手の人間関係に対する考え方など違う価値観も理解しましょう。 もちろん似た価値観の人と付き合うようにするのもいいですが、好きになった相手が違う価値観を持っていたら「新しい価値観に触れるチャンスだな」と、相手の価値観を理解しようとしてみてください。 そういう考え方もあるんだなあ、と思えるだけで、自分の考えに頭でっかちにならなくなってきます。価値観の違う人といるうちに、自分もその価値観になってしまうこともあるので、人と負の感情を持たずに関われるようになりたい!という人はコミュ力おばけと付き合ってみるのもいいですよ!
価値観を理解し合うには、何より会話をたくさんすることが大事になってきます。 なので、付き合う相手とはたくさん会話をしましょう。 また、付き合う前も会話がとても大事です。 コミュ障な人は他人と会話をすることが苦手なので、お互いのことを知るチャンスがとても少ないです。最初はうまく話せなくても、相手との会話を重ねてみましょう。
コミュ障な人は、対面で人と話すことの少ない仕事が向いています。 その中でもエンジニアプログラマーは自分の与えられた仕事にい没頭して行う事が多く、コミュニケーションを取ることがとても少ないです。職場によっては、やり取りも全てオンラインのことが多かったりリモートで仕事ができることも多いです。 また根暗な人は内向的な事が多く、自分の興味のあることはとことん突き詰めていくので、エンジニアやプログラマーにとても向いています。
また、ウエブサイトのページや雑誌などの記事を書くライターの仕事も向いているでしょう。 基本的に一人で記事にすることを調べ、それをまとめて記事にしていきます。 ほとんどの過程を一人でやることが多いので、自分のペースで仕事をすることが出来ます。 もちろん内容によってはインタビューをしたり、意見を聞いたりすることもありますが、仕事のために数時間使うだけなので慣れてくれば難しいことではありません。ただ相手の言葉を引き出すためのコミュニケーション力は必要となります。
コミュ障な人は小説家や漫画家の人も向いています。 自分の世界観を強く持っている内向的で根暗なタイプのコミュ障は、他人にそれを話すことは苦手ですがどこかで表現したい気持ちも抱えています。そのため、それらを文章や絵で表現できる小説家や漫画家はとても向いています。 全く人と関わらないというのは難しいですが、基本的に仕事をしている時は一人で黙々と作業をします。そして同じように根暗なアシスタントをつけていれば、編集者や出版社などと関わる時以外は部屋にこもって仕事をすることが出来ます。
写真家も、自分の世界観で仕事をしています。 写真を撮ることが仕事なので、人と関わることがとても少ないです。 ただフォトスタジオとかでの仕事になると、写真を撮りに来た人の笑顔を引き出すために関わらなければならいので、写真家といっても自分の好きな写真や旅をして写真を撮って、雑誌やウェブサイトに使われたり個展をする方がいいでしょう。
司書は図書館で業務を行う専門職です。 国家資格が必要ですが、本が好きな根暗な人にとてもおすすめの仕事です。 図書館で本や資料の選定や貸出をしたりしています。 また本を探している人におすすめなど聞かれることもあるかもしれません。 そのため、本に詳しければ詳しいほど向いています。 そして静かな図書館で過ごせる時間がとても多いので、お客さんに本を貸出をする時以外はほとんど話すことはありません。また図書館内での会話になるので静かに話すことになります。むしろ元気に話す方が迷惑になるので、会話が苦手なコミュ障の人におすすめです。
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。 スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。 遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する芸人・オードリー若林さんの大人気エッセイです。
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〝コミュ障〟という言葉が生まれるずっと前から読み継がれてきた心理学の第一人者による、良心的で本当に価値のある一冊。 人のなかにいるのがつらい 人の目が気になる そんなあなたが「自然な自分」を生きるための処方箋。
話すことや誰かと会うことが苦手な人向けのコミュニケーション本です。 本書は、コミュ障でありながら、ライターやラジオ番組のパーソナリティーとして初対面の人の取材を数多くこなせるまでになった著者が、 自身の苦い経験をもとに、「常識以前のコミュニケーションのルール」をまとめた本となっております。
コミュ障の人は、自分のペースが崩れることを嫌がります。 それがかなりのストレスになるので、こっちのペースに巻き込もうとしてはいけません。 そのため、なかなか飲み会などに来ないからといってしつこく誘うのは辞めましょう。 例えそれがコミュ障の人のために、みんなと仲良くなって話しやすい関係になろうという会であっても、しつこく誘ってはいけません。 相手が行ってもいいかなと思うまで待ってあげましょう。 また突然の大人数の飲み会はかなりしんどいので、例えば職場などであれば昼休みに5分だけ話す時間を作るとか、そういった小さなことを積み上げていく方がいいでしょう。
コミュ障の人をイジるのもNG行動です。 コミュニケーション能力に長けた人であれば、イジられても笑うことが出来たり上手な返しが出来たりします。 しかしコミュ障の人は、イジりを冗談として受け取れない時があります。 言われたままの言葉で受け止めてしまい、傷付いたり怒ってしまうことがかなり多くあります。 「冗談が通じない」と言われてしまうことがありますが、友人と冗談を言い合った経験がないので分からないんです。 なので、コミュ障ではない人に対してイジる感じでコミュ障の人をイジるのはNGですので気をつけましょう。
それからコミュ障の人にしてはいけないのが、返事の催促です。 返事をするにもどうしても時間がかかってしまいます。 文面であっても、相手にちゃんと伝わるように何度も書き直していたりするので「返事ください」「返事まだ?」と催促すると、心を閉ざしてしまいます。 期限内であれば、なるべく催促せずに待つようにしましょう。
コミュ障の人が話しかけてくるまで待とうとずっと受け身でいると、永遠に関わらないまま終わってしまいます。 最初は反応が悪く嫌な気持ちになることもあるかもしれませんが、慣れてくればもう少し話をしたりとコミュニケーションが取れるようになってきます。それまでは、なるべくこちらから積極的に関わるようにしましょう。 しかし、仕事など必ず関わらなければならない場面では周りが慣れるのを待つしかありませんが、プライベートなどは周りが頑張る必要もありません。本人も他人と関わりたくないと思っている可能性が高いので、必要最低限のコミュニケーションさえ取れれば問題ないでしょう。
コミュ障の人が特に苦手なのが、大人数の輪に入ることです。 そのため複数人、ましてや大勢でコミュ障の人に話しかけるのはやめましょう。 ビビリまくってシャッターを下ろしてしまう可能性が高いです。 何か伝えに行くときはなるべく一人で行くようにしましょう。 その方がコミュ障の人も、自分の気持ちを受け止めやすくなります。
奥手でシャイな男性は人になかなか心を開くことができません。 特に異性となると、苦手意識を持っている可能性が高いですし、いきなり距離を縮めるのは不可能に近いです。 突然距離を縮めようをアプローチをしてしまうと、「何か企んでいるのではないか」と警戒されてしまいます。 まずは、「いい友達」として心を開いてもらうということを目指しましょう。 同じぐらいのテンションで、一緒にいてしんどくならない関係性になれるように意識してください。 一緒にいて心やすまらない関係だと、恋愛対象として見てもらうのは難しいです。 奥手でシャイな男性から話しかけてもらえるくらいになったら、かなり心をひらいていると思っていいでしょう。
奥手でシャイな男性は、女性と接することに自信がありません。 変なことを言って、引かれていないか・自分と会話に退屈していないか不安に思っています。 なので、とにかく笑顔で接しましょう! 笑顔でいれば「あなたと一緒にいて楽しいですよ」ということが伝わりますよね。 笑顔がない女性には、話しかけにくいですし、話しかけやすいオーラを出すためにもいつでも笑顔でいることを心がけましょう。 「○○くんといると楽しいな〜」などと口に出すのも効果的でしょう。
連絡をとっているときに、
など、「休日だけど予定がないんだな」と思わせる発言をおしておきましょう。 奥手でシャイな男性は、「絶対にOKしてくれる」という確証がないと勇気を出してデートに誘うことができません。なので、「休みの日、暇だよ」ということを伝えることでデートに誘いやすくなるので効果的です。 二人っきりの時間を作って距離を縮めてたいという時は、挑戦してみてください!
奥手でシャイな男性は、基本的に女性と話すことに苦手意識がありますが、自分の趣味についてや好きなことについてだと、堰を切ったように話し出すということがあります。 女性相手だと、何をどう話せばいいかわからなくなってしまいますが、自分の得意分野についてのほうが話しやすいと感じるのです。 なので、事前に奥手でシャイな男性の趣味や、好きなことについてリサーチをしておいて、そのことについて質問をしたりなど、会話のきっかけに使うと効果的です。 例えば、映画観賞が趣味なのだとしたら、「最近おもしろいと思った作品とかある?久しぶり に次の休みは映画を見ようと思っていて・・・」というように、軽く質問をするように話しをふってみましょう。 思い切って「○○君、映画観賞が趣味なんだよね?映画のチケットがあるんだけど、一緒にどう?」というように、デートに誘ってみてもいいかもしれません。
奥手でシャイな男性は、女性と2人きりになると緊張してドギマギしてしまいます。 食事など、2人っきりになれる時間を確保したのであれば、デート感を出してしまわないようにしましょう。 例えば、
など、「どうしよう・・・」と負担に感じないような雰囲気を作りましょう。 そうすることで、「この子と一緒にでかけるときは気張らなくていいから楽だな」と思ってもらえるはずです。 先程もいいましたが、「一緒にいて楽な関係性」と目指しましょう!
奥手でシャイな男性が一番気にするのは、やっぱり「相手が自分のことを好きなのか、そうじゃないのか」ということです。 「俺のこと好きだろ」という絶対的な確信がないと、「どうせ俺のことなんて・・・」という気持が強すぎて恋愛対象として見ようともしないことが多いです。 「俺のこと好きなの?」というところから、相手を恋愛対象として見始めるということも充分あるので、「自分にだけにはやたら話しかけてくるけど、これって俺のこと好きなのかな?」と思ってもらえるように、少しアピールしておくといいでしょう。
奥手でシャイな男性へのアプローチは、とにかく焦ってはいけません! 急ピッチに距離を縮めようとしてしまうと、
というようにデメリットが多いです。 とにかく焦らずにゆっくりと距離を縮めていきましょう。
テレビではあんなに面白くてみんなとワイワイやっているイメージの、お笑い芸人コンビナインティナインの岡村隆史さん。 実はコミュ障なんです。本人も公言していますが、業界に友人がほとんどおらず収録中以外はあまり他の出演者の人と話さないことが多いそうです。
元SMAPのメンバーの香取慎吾さんもコミュ障と言われていますよね。 業界で食事に行く人は、同じく元SMAPのメンバーの草なぎ剛さんしかいないと言われていました。 その後、大河ドラマで共演した山本耕史さんとも交友関係があると言われていましたが、それ以外で仲良くしている芸能人はいないのだとか。 コミュ障というより、無駄な人付き合いをしないというイメージですよね。 新しい地図になってからは個展なども開いて活躍されています。 ファンの方に対しても優しいと評判です。
人生を変える“スーパーコネクター”の見つけ方。頼れる人脈が負担なく作れる「ネットワーキング」の法則。
人見知りが重くなった状態を、今日では社交不安障害と呼んでいます。会話をしたり、食べているところを見られたり、人と目が合うだけでも、強い不安を感じる状態です。「体」「気持ち」「考え方」「行動」を軌道修正して苦手なことを少しずつ減らしていきましょう。あがり症や引っ込み思案にやさしく効きます。
ニッポン放送の人気アナウンサー・吉田尚記。入社してしばらくは原稿もろくに読めず、インタビューも苦手、ゲストに「絡みにくい」と言われ落ちこぼれアナウンサーだった彼が、実践に実践を重ねてたどり着いたコミュニケーションの極意。それは、「コミュニケーションのルールを覚えれば、誰でも会話上手になれる」ということでした。人との会話が苦手なすべての人に贈る、読むと勇気がわくコミックエッセイ!
いかがだったでしょうか? 昨今では、ちょっと人付き合いが苦手なだけで何でもコミュ障とネットスラングが使われるようになってきました。 しかし、実際に「コミュニケーション障害」という障害があり、それで苦しんでいる人もいます。 自分自身のコミュ障具合が深刻だな、と感じる場合は然るべきところで検査を受けてみることをおすすめします。 言語障害や発達障害によってコミュニケーション障害になってしまっている可能性があります。 そして、周りにいるコミュニケーションが苦手な人を馬鹿にするような言動も辞めましょう。 ただ、仕事などに支障をきたすレベルであれば、病院で一度診察してもらった方がいいかもしれません。