「look after」と「take care of」はともに「...の世話をする」という意味の動詞ですが、ニュアンスと用法に多少の違いがありますので、紹介していきます。
1つ目の違いは、 「look after」は「日常的に世話をする」というニュアンスがありますが「take care of」は日常的であっても一時的であっても「世話をする」という意味で使えます。 一時的に世話をする、というときは「take care of」ではないといけません。 例えば、旅行に行く時にペットの犬の面倒を友達に頼むときは、「Can you please take care of my dogs?」となります。ここで「look after」を使うのは不適切です。旅行は長くても数週間で、一時的だからです。
2つ目のニュアンスの違いは、 「look after」・・・個人的な感情がない 「take care of」・・・個人的に愛情がある 両者ともに目的語に「人・動物・植物」を持つことが可能ですが、目的語が「人」の場合は「take care of」の方がベターです。特に自分の家族や知ってる友達の子供などの面倒を見るときは「take care of」の方がよいでしょう。 知らない老人の介護や仕事でベビーシッターをしてる人などは「人」に対して「look after」を使っても問題ありません。 「take care of...」には「...を大切にする」という意味もありますので、「大切に面倒をみる」「可愛がって相手をする」などのニュアンスが強いです。 目的語が「物」でも自分が大切にしている「物」ならば「take care of」がいいでしょう。が、他人の物だったりする場合、客観的に物を見ている場合には「look after」がよいでしょう。 目的語が「物」の場合は、「look after」「take care of」は「手入れをする」「管理する」などの和訳がよいでしょう。
I take good care of my little brother.
私はいつも弟を可愛がっている。
This car is well looked after.
この車の管理状態はよい。
「take care of」はアメリカでよく使われ、「look after」はイギリスでメインで使われます。 上で説明したニュアンスの違いは、アメリカ人の感覚です。日常的によく「take care of」を使う米国人からすると、「look after」は少し冷たい印象があるようです。 イギリス人は「一時的に面倒をみる」という意味でも「look after」を使うこともあります。 イギリス人の親が子供によく使うフレーズとして、「Look after yourself!」(自分のことは自分でやりなさい)というのがあります。それに対して「I can look after myself!」というのがあります。「自分のことは自分で面倒見れるよ!」ということです。
「look after」は「世話をする」という意味だけですが、「take care of」には、「...を対処する」という意味もあり、より広いニュアンスで使われます。 「handle」「deal with」と同義です。 「deal with」に関しては他の記事でも紹介してるので、よければご覧ください。
「Take care!」単体で、別れ際のあいさつに使うことができます。 元々は「お大事に!」という意味でしたが、「またね」くらいのニュアンスでネイティブは使います。 「take it easy」とも似ています。
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