自分で自分が何がしたいか分からなくなってしまうことってありますよね。仕事にもやりがいがなく、趣味もなく休日も何をしていいのか分かりません。今回はそんな「何がしたいかわからない人」ついて解説していきます。やりがちなことと、何がしたいかわからないから脱出する方法を紹介しますので是非参考にしてみてください。
何がしたいかわからない人は結構多くいます。 昨今はインターネットやスマホの流通により便利な世の中になってきました。 そのため「欲しい」「知りたい」と思うことをすぐに叶えられます。 その結果、ちょっとした達成感や満足感を得られるために、大きな願望や目標を持つことがなくなってきています。 また、不景気により仕事をする時間や労力に対して得られる報酬が少なくなっているのも事実です。 そのため自由に使える時間やお金が少なくなってきています。 願望や目標を持ったところで満足いくように叶えられないことから、気持ちを押し殺してしまうこともあります。 それが継続されることで「自分って何がしたいんだろう…」「何が好きなんだろう…」と分からなくなってしまいます。
何がしたいかわからない人は、無計画で転職してしまいます。 今自分のいる環境を変えることで何かやりたいことが見つかるかもしれないと考え、まず職場を変えようと思う人が多くなっています。 年度が変わるタイミングや、自分が抱えている仕事が終わるタイミングで転職をします。 環境を変えようと考えて実行する行動力はいいことですが、転職は計画的にした方がいいです。 無計画で転職をしてしまうと、転職後大変な思いをしたり「思ってたのと違う…」と後悔をすることがあります。
さらに何がしたいか分からない人は、とりあえず資格などを取ってみる人も多いです。 転職するまではいかないけど、ひとまず自分に何か出来ることがほしいと資格取得を目指します。 本来、やるべきことや目標があってそのために資格を取得するものですが、したいことが分からず「とりあえず何か取ろう…」と資格取得が目標になってしまいます。 そうすると時間とお金だけがかかり、実際に自分のキャリアアップにならず将来に繋がらないこともあります。
環境を変えるために、転職だけでなく生活を変える人もいます。 新しい自分と出会おうと、突然田舎や地方などに引っ越しをします。 確かにのびのびとしているイメージで、新鮮な空気やおいしい野菜などを食べて心が浄化されやりたいことに出会える…と思うかもしれませんが、実際には大変なこともたくさんあります。 何かするべきことが決まってから行くのはいいですが、引っ越しも無計画ですると後悔することも多くなっています。
また、田舎ではなく海外に飛んでしまう人も多くなっています。 確かに生活圏が変われば、価値観が変わることもあります。ましてや海外で生活をすると日々新しい発見もあります。 1人で海外に行けばなんでもチャレンジ出来るような気持ちになりますよね。 ただ言語はもちろんのこと、文化も違えば人も違います。 後先考えずに飛び出すと、苦労をすることもあります。
自分では何がしたいのか全く浮かばなくなり、占いに頼ってしまう人もいます。 ちょっとした相談や、一つのアドバイスとして占いを楽しむのはいいですが、自分の人生選択において占いだけで決めてしまうのは気を付けましょう。 占いによって新しいことを始められるキッカケになることもありますが、参考程度にする方がいいです。 依存しすぎると、自己決定が出来なくなってしまい自分を見失ってしまいます。
何がしたいか分からない人は、普段から主体性を持たずに行動してしまうことが多いです。 周りに合わせてばかりで、自分がしたいことを見失ってしまいます。 周りの目や評価が気になりすぎて自分の意思表示を出来なかったり、めんどくさくてなんとなく合わせてしまったりすることってありますよね。 それが原因で何がしたいのか分からない可能性があります。
何がしたいかわからなくなると、自己啓発本に頼る人も多くなってきます。 自己啓発本には人生のアドバイスやヒントがたくさん載っています。 そのため、自己啓発本を読めば自分のやりたいことに出会えるのではないかと辞書ほどの分厚い自己啓発本を買いまくります。 実際に読んでなにかヒントを得られればいいのですが、誰かの真似をするようになることでより自分のことが分からなくなってしまうこともあります。 また買って満足して読まないまま過ぎてしまうこともあります。そうなってしまうともったいないですよね。 本を買うのはいいことですが、買いまくるのではなく厳選して自分に合ったものを買うようにしましょう。 そのためネットで買うのではなく、本屋さんに出向き中身を確認してから買うといいですよ。
さらに本を買うだけでなくインターネットで人生の意味を調べまくってしまう人も多いです。 ググればなんだって出てきます。人生の意味とは…といった記事やブログもたくさんありますよね。 同じように悩んでる人のブログを読んで気持ちが救われたり、自己啓発本のようなことが書いてある記事を読んで感銘を受けることもあるかと思います。 ただやっぱり、自分の中で「これがしたい!」とはっきり思えない限りは「何がしたらいいかわからない」から抜け出すことは難しいです。 人生の意味をググるだけでなく、自分自身と向き合う時間も作るようにしましょう。
あ!MacBook Pro買って今流行りのプログラミングや動画編集始めてみよ!という気持ちになって、リボ払いで買っちゃう人もいます。 とりあえず流行っているおしゃれなことを始めることで自己肯定感を上げる作戦ですね。 それで実際にハマれたり、才能が開花してYouTuberやプログラマーになれちゃうパターンももちろんあります。 ただ続かなかったり自分には合わなかったりした場合、MacBook Proを使わなくなっているのにリボ払いだけし続けるという状態になってしまうことがあります。
何がしたいかわからないと、生きていてしんどくなってしまうことがありますよね。 ですが、誰にでも生きているとしんどい気持ちになってしまうことや、どうにも出来ないときってあります。 ですが腐らずに生きていくには、自分の夢ややりたいことを明確にしてそれに向かって生きていくことです。そのためなら、多少のしんどいことや大変なことも我慢して乗り越えられることが出来ます。 何もなく生きていると、辛い気持ちは加速しています。。 なので、自分の夢ややりたいことを明確にしましょう。 そのために一度思いつくまま書き出してみるといいでしょう。 小さいことから大きいことまで何でもいいです。 世界一周の旅に出たい!留学したい!など、今すぐ出来ないことは、どうしたらそれができるのかを考えてみましょう。いくら必要なのか、どういった環境ならできるのか…そのためには今からどうしていけばいいのかを考えてみましょう。 そして、今すぐできるようなことも考えましょう。 例えば、美味しいチーズケーキが食べたい!とか、カメラ持って散歩に行きたい!とか、カフェでのんびり読書したい!とか、何だっていいです。 とにかく自分のやりたいことを書き出し、優先順位を付けてひとつひとつこなしていきましょう。
「出来るかわからない」「出来なさそう」という気持ちをまず捨てましょう。 やりたいことを書き出す際に「これは出来ないかもしれない」と書くのをやめるのは、やめてください。 実現できるかどうか、の前に、純粋にやりたいことを書き出しましょう。 全部自分の気持ちを出し切ってから現実的に考えましょう。 「出来ない」と思っているのは思い込みで、しっかり考えたら実現可能なことってたくさんあります。 お金が必要なら貯めればいいですし、時間がないなら時間を作ればいいんです。 もしかしたら転職や引っ越しが必要になるかもしれません。今ある人間関係の整理が必要かもしれません。でもそのどれもは、自分の気持ち次第でできることなんですよね。 まずは、自分の気持ちと向き合い「やりたいこと」「行きたいところ」などを明確にしましょう。
やりたいことを明確に出来たら、目標を定めましょう。
といった、期限を定めて目標を立ててください。 目標を立てる際は、実現可能な範囲で考えましょう。自分を追い込むために厳しくするのも一つですが、それは目標を立ててからこなさなくてはいけないところで自分に厳しくするといいです。 あまりに厳しくすると「無理かもしれない…」と挫折してしまうことになります。 余裕を持って目標を立てましょう。 大きな目標を立てたら、それに向けた年間目標・月間目標・週間目標・毎日の目標を細かく立てましょう。 例えば「3年後にヨーロッパ一周旅行をする」と大きな目標を立てたとします。 そうすると最終的に「○○○万円の貯金」と「○日間の有給休暇を申請する」が必要になります。 貯金に関しては、1年で○○万円、そのためには月間○万円、毎週飲み会は1回まで、毎日自炊するといった目標を作ることができます。 有給休暇に関しては、自分の都合で申請できるようになるためには、日頃の勤務態度や役職が必要になるかもしれません。 となると「3年後までに○○になる」もしくは「有給休暇を消化しすぎないようにする」ことが必要となります。 1年で○日が消失するからその分だけ有給休暇を使い繰り越せる分は取っておく、毎月自分の仕事を見直す癖をつけてミスを減らす、毎週水曜日は残業デーにしてそれ以外はなるべく勤務時間内に仕事を終わらせる、毎日10分前には出社する・仕事の提出をギリギリにしないなどといった目標が設定できます。
何をしたらいいか分からないのであれば、思い切って休んでみましょう。 もしかしたら、自分でも気付いていないだけでストレスや疲れが溜まっている可能性があります。 そのため身体や気持ちを休めることを優先してみることをオススメします。 「たった1日有給をとってのんびりしてみる」だけでも気持ちに余裕がでてきます。 すぐに休みを取るのは無理ということであれば、「○日は休んでのんびりしよう」「今週末は休もう」と決めておくだけでも十分です。 休んでみたら、頭の中が整理されて「やりたいこと」「やってみたいこと」が浮かび上がるかもしれません。 仕事が残っていたとしても、一度休んでみてください。 その方が仕事も捗ります。休まずダラダラと続けるのであれば、1日思いっきり休んでから仕事をしましょう。 どうしても仕事を残した状態で休めない場合は、休むために仕事を終らせることを目標にしてみてください。
何をしたらいいかわからないけど、「何もしないのは罪悪感を感じてしまう」「このままで良いのかな…と思ってしまう」という人は、特に予定がなくてもとにかく外に出てみましょう。 歩いたことのない道を散歩してみるのもいいですし、何か日用品でも買うものを一つ決めておくと「目的のものを買うことができた」という達成感を味わうことができるので、心を満足させることができます。 心が満たされてくると、人は欲が生まれてくるものです。 そうすると「やりたいこと」に出会えるかもしれません。 知らない場所に出かけてみたら、自分がやってみたいことのヒントに出会えることもあるかもしれません。
大人になってから、趣味などを楽しんでいる人って子供の頃好きだったものの延長だったりします。 純粋な子供心で楽しんでいたことは、自分が本当に好きなものと近いです。 どうしても自分が何したいのか分からない場合は、子供の頃に好きだったものを思い出してみましょう。 そして「今楽しめるかな?」と思っても、一度やってみてください。 そのままハマってしまうかもしれないですし、そこからヒントを得られることもあるかもしれません。
何をしたらいいか分からない人におすすめなのが、普段会わない人に会ってみることです。 仕事が忙しいと、友人と連絡もあまりしなくなり会う機会がないことも多いかと思います。 ですので、久しぶりに連絡を入れて誰かと会ってみてください。 もしかしたら同じような悩みを持っていて救われることもあるかもしれないですし、何か楽しいと思えることを教えてもらったり誘ってもらえたりするかもしれません。 自分と違う価値観を持っていれば、それはそれで「そういう考えもあるんだな」と参考になることもあります。 あまり深く考えずに「ひさびさ会おうよ」と連絡してみてください。
「何がしたいか分からない」と思うのは、自己肯定感が低いのかもしれません。 何かやりたいなと思うことがあっても「自分には無理かも」「こんなこと自分がしても合わないだろうな」「周りからおかしいって思われるかも」などと思ってしまっていませんか? その結果「何がしたいか分からない」と思ってしまっているのかもしれません。 まずは、自分を少しでも褒めて自己肯定感を上げていきましょう。 「今日は○○が出来た」「毎日○○してて偉い!」と、自分を褒める習慣をつけましょう。
やらなくてはいけない仕事や、部屋の片付けなどが終わらないと、無気力になってしまうことがあります。 「やらなきゃいけないことだらけで、何がしたいか考えられない」という状態に陥ってる人も多いです。 確かに忙しくて大変なのかもしれませんが、今その状況を選択したのは自分自身です。 その環境を変えることが出来ないのであれば、やらなければいけないことをやるしかありません。
やりたいことを見つける方法は、「一目惚れ」だけではありません。 最初はそこまで興味がなくても、やりながら徐々に好きになってくることが多いです。 逆に一目惚れしたことは冷めるのも早いので、長続きしない可能性があります。 例えば、週に一回は何か新しいことをやる習慣を付ける、年に2回は行ったことのない国や地域に行くなども一つの手です。それを継続していくことで「自分のやりたかったこと」ができるようになっていたり、気持ちが満たされるようになったりします。
少しでも興味のあることをやると同時に、「これじゃぁ稼げないからなぁ」という考えを捨てることも大変重要です。 もちろん稼げるかどうかは人生において重要ですよね。 でも稼げる仕事をすることで人生が豊かになるわけではありません。 やりたいことを仕事にした場合、生活することができていれば満たされることもあります。 どの程度の収入があれば自分が生活できるかを明確にして、その条件を満たしているのであれば始めてみましょう。 才能が開花されれば思ってる以上に稼げることもありますし、職場によっては副業が可能な場合もあります。 体を職場に運ばなくても、稼げることはたくさんあります。 現実的なことをしっかり考えるのも大事ですが、自分の気持ちを優先してそこに現実を合わせることで満たされることがあります。
何がしたらいいのかわからないのは、ただ何もしたくないのかもしれません。 この場合は、相当疲れやストレスが溜まっていることがほとんどです。 無理にやりたいことを考えるのはやめましょう。 体を休めたり、リラックスできる時間を作ったりしながら時間が過ぎるのを待ちましょう。 体力やメンタルが回復してきたら、自然と何がしたいか浮かんでくる可能性が高いです。
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著者の西原のぶひろさんも、自分自身を『何がしたらいいかわからない症候群』を患ったひとりと表現しています。 ー仕事をしていても、趣味をしていても、家族とのかかわりの中でも、常に自分は何がしたいんだろう?何がしたかったんだろう?と自問自答する日々が続いています。ー と、話す著者の視点による『何がしたいかわからない』について詳しく解説されています。
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ー「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」 そんなエネルギーを持て余してしまっているあなたの人生が変わります。ー やりたいことを論理的に見つけるための自己理解メソッドを紹介している本です。 たった3ステップで体系立ててやりたいことの見つけ方がわかります。
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Yahoo!アカデミア学長である著書が「自分の可能性を最大化する働き方」を解説してくれます。 若者から「やりたいことがない」と相談される著者は「やりたいことなんて、なくていい。それより目の前の仕事に一度全力でぶつかってみよう」と答えているようです。それは、自分自身の経験から出た答えなんです。 将来に対する不安と焦りがなくなり、勇気が湧いてくる1冊となっています。
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京セラとKDDIという2つの世界的大企業を立ち上げ、JAL(日本航空)を〝奇跡の再生〟へと導いた稲盛和夫さんによる著書です。 半世紀を超える経営者としての経験を通じ、「心がすべてを決めている」ということを教えてくれます。 人生に迷ったり、仕事で悩んでいる人は、ぜひ稲盛和夫さんの著書を読んでみてください。
何がしたいかわからなくなると、焦ってしまったり諦めてしまうことがあります。 ですが、それだけはしないようにしましょう。 焦れば焦るほど、人は混乱して自分が何をすればいいのか分からなくなってしまいます。 焦る気持ちは判断力が欠如したり、緊張状態が続くことでストレスが溜まりやすくなります。 何がしたいかわからないことは誰にでも起こることですので、のんびり自分と向き合っていこうと思うようにしましょう。 また何がしたいかわからないからもういいや、と諦めてしまうのもしないでください。 何がしたいか見つけるには、時間が要することがあります。 筆者も前職を辞めてから今の仕事に就くまで3年以上かかっています。 3年の間で留学に行ったり、バイトをしたり、専門学校に通ったりしました。 その間で様々な人と出会ったり、人からきっかけとなる言葉をもらったりしました。 腐らず、きっと自分はやりたいことに出会えると信じて、諦めずに様々なことにチャレンジしたりしてみてください。