「情けない」は、「みじめである・見るにしのびない」という言葉があります。「不甲斐ない」は、「いくじがない・気力に欠けている」という意味の言葉です。「不甲斐ない」には「情けない」という意味も含まれていて、ビジネスシーンでもよく使用される表現です。今回は「情けない」と「不甲斐ない」の意味の違いと使い分け方をそれぞれの意味と例文付きで紹介します。
「情けない」・・・・・「みじめである・見るにしのびない」 「不甲斐ない」・・・・「いくじがない・気力に欠けている」
「不甲斐ない」とは、自分自身を「情けない」と感じるということですから「不甲斐ない」には「情けない」という意味も含まれていると考えていいでしょう。 ただ、「不甲斐ない」という言葉には「気力に欠けている」という「だらしなさ」を表現する意味合いが含まれているので、「ダメなやつだな〜・・・」と感じているような感情で使用されることが多いです。 「情けない」は、みじめて見るに忍びない「哀れ」といったニュアンスで使用されます。 ビジネスシーンでは、「情けない」よりも「不甲斐ない」と使用することが多いです。
「情けない」は、「なさけない」と読みます。 「情けない」には、
という意味があります。 例えば、「絶対勝てるような相手に試合で負けてしまった」というような場面で「自分を情けなく思う」と言ったりします。 また、「こんな情けない姿は見せられない」というように、あまりにみじめで「哀れ」だと感じるような場面で使用されることもあります。
例文
「不甲斐ない」は、「ふがいない」と読みます。 「不甲斐ない」は、「いくじがない・気力に欠けている」という様子を言い表した言葉です。 「不甲斐ない」の「甲斐」には、「したことの結果としてのききめ・効果・値打ち」という意味があります。 そこに「甲斐」に打ち消しの「不」をつけることによって「価値がない・意味がない」という意味の言葉ができました。 「不甲斐ない」は「いくじがない」「だらしない」といったマイナスなニュアンスで使用されます。 例えば「不甲斐なさでいっぱい」というような表現でも使用されることも多いです。 「不甲斐ない」は、ビジネスシーンでも使用することが可能です。 目上の人に対して謝罪するような場面で、「自分を不甲斐なく感じております・・・」と表現することで「自分を情けないと思っています」という意味合いになります。 目上の人に対して深く反省している気持ち相手に伝えるような時に使用することが多いです。
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