「確かに」と「確か」の違いを正しく理解していますか?どちらもとても似ているので同じように使っていませんか?「確かに」と「確か」は意味と使い方が微妙に異なります。そこで本記事では「確かに」と「確か」の違いについて解説していきます!
「確かに」・・・「物事が明らかだったり、相手の意見に同意していることを表す表現」 「確か」・・・「物事が明らかだったり、断言はできないがおそらくそうだろうという気持ちを表す表現」
「確かに」の意味は、
です。 「確かに」は「確実に」という意味です。「確かに◯◯する」「確かに◯◯した」という形で用います。 例えば、「確かに資料を受け取りました」ならば「間違いなく資料を受け取った」というニュアンスになります。 この意味での「確かに」の類語は、「間違いなく」「確実に」などがあります。 また、「確かに」は相手の意見に賛同する、相槌を打つ場合にも使うことができます。 例えば、『あの映画つまらなかったね』『確かに』と用います。これは「映画がつまらなかった」という相手の意見に賛同しています。 「相手の言う通り」「指摘された通り」などという意味合いです。「確かにそうです」「確かにそうなります」という形でも使います。 この意味での「確かに」の類語には、「その通り」「言う通り」「おっしゃる通り」などがあります。 「慥かに」と表記することもできますが、一般的には「確かに」と表します。
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「確か」の意味は、
です。 「確か」は「物事が明らかで疑う余地がない、疑う余地がなく信用できる」という意味で使います。 例えば、「確かな証拠が残っている」ならば「今更隠しようもないはっきりとした証拠があること」を意味しています。 「確かな◯◯」「確かだ」という形で使用します。 また、「確か」は「はっきりと言い切ることはできないが、自分の記憶や体験を頼りに間違いなくそうであると思うこと」を表す表現として使うこともできます。 例えば、「確かあのレストランは10時から営業しているはずだ」と言います。「10時から営業している」と断言することはできないものの、「多分10時からやっていると思う」とある程度の確信を持っています。 このように「はっきりとせずやや不明確なこと」という意味では、「確か◯◯はずだ」「確か◯◯だと思う」「確か◯◯のような気がする」という形で用います。
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