「out of the blue」の意味と使い方、語源について解説していきます。「out of the blue」は直訳すると「青の中から」となり、意味不明ですよね。。しかし実際には「思いがけなく、予期せぬ、突然」という意味で使われる英語の慣用句です。「out of the blue」はなぜそのような意味で使うのか、語源を解説していきます。
※音声付き例文がありますので、発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
「out of the blue」の意味は「思いがけなく、突然、不意に」になります。 「out of the blue(直訳:青の中から)」がなぜ「思いがけなく」という意味になるのでしょうか? 「out of the blue」の語源について解説します。 「the blue」は「空」のことを指しています。 「out of the blue」の元のより長い表現は「out of the clear blue sky」または「out of a clear blue sky」になります。 「the clear blue sky」は「予期せぬ雷がいきなり落ちてくる晴天」を表しています。 日本語の慣用句「青天の霹靂(読み:せいてんのへきれき、意味:予想していなかったことが突然起こること)」と非常に似ていますね。 「a bolt out of the blue」または「a bolt from the bule」とすると、「思いがけない出来事」という意味になります。
上記で紹介した通り、「out of the blue」は「思いがけなく」という意味になります。 全く予想も準備もしていなかったことが突然起こるときに使います。 副詞として使います。 副詞「out of the blue」は動詞を修飾して使うのが基本です。 文末にくることが多いですが、文頭や文中に置くこともあります。 「unexpectedly」が同義語にあたり、置き換えることが可能です。 「like a bolt out of the blue」または「like a bolt from the blue」とすると「out of the blue」と同じ意味でかつ副詞的に使うことができます。 例文です。
My sister called me out of the blue.
姉が突然電話してきた。
The news came out of the blue.
そのニュースは突然世の中に出回った。
Can the tumor disappear out of the blue?
その腫瘍が突然なくなるなんてあり得る?
One day, out of the blue, she said that she was leaving the house.
ある日突然彼女は家を出ると言った。
Then, out of the blue, the letter from my son arrived.
そして不意に息子からの手紙が届いた。
The job request came like a bolt from the blue.
その仕事の依頼は突然舞い込んできた。
英語には「blue」を使った慣用句がまだ他にもいくつかありますので、紹介していきます。
「once in a blue moon」は「めったにない、ごくまれに」という意味の慣用句になります。 「hardly」と置き換えることが可能です。
My brother lives in London, so I only see him once in a blue moon.
私の兄はロンドンに住んでいるので、めったに会えません。
「once in a blue moon」という表現に関しては、下記の記事で詳しく書きましたので興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
「feel blue」は「落ち込む、気が滅入る」という意味になります。 「ブルーな気分になる」と日本語でも言いますよね。日本語の「ブルー」はこの英語の慣用表現からきています。
I've been feeling blue recently.
最近気分が落ち込んでいる。
「blue in the face」は「until someone is blue in the face」という形で使い、「誰かが疲れ果てるまで」という意味で使います。
You can complain about it until you're blue in the face, but I'm not gonna change my mind.
精根尽き果てるまでそれに関して文句を言ってもいいけど、私は決めたことは変えないよ。
「boys in blue」は「男性警察官」という意味になります。 この場合の「blue」は警察官の青い制服を表しています。 「boys in blue」はスラング的な表現になります。日本語の「マッポ」などに近いでしょう。
Hey we should run! The boys in blue are just coming around!
おい逃げた方がいいぞ。マッポがきてるぞ!
最後に紹介するイディオムは「the sky is the limit」になります。 「blue」という単語は使われていませんが、「sky」繋がりということで紹介します。 「The sky is the limit.」は「上限はない、限界はない」という意味のイディオムになります。 直訳すると「空が限界だ」になりますが、この「空」というのは「上限なくどこまでも続いている」ことを表したメタファーになります。
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