「crap」という言葉を知っていますか?「くそ」を意味する言葉ですが、実はそれ以外にも意味があります。また、イディオムとしても色々な形を取る言葉です。今回はスラング英語「crap」の意味と使い方を徹底解説していきます。
「crap」の基本的な意味は「うんち」です。 「take a crap」で「うんちをする」となります。「crap」はアメリカ英語で、イギリス人は基本的に使用しません。 「crap」は「うんちをする」という意味の動詞として使うこともできます。 「shit」という言葉と似ていますが、「crap」は「shit」ほど汚い言葉ではないのが魅力で、日常会話でも親しい友人となら普通に使うことができます。
When I went into the bathroom, my bother was taking a crap.
トイレに入ったら、兄が大きいのをしていた。
My dog always craps in the middle of the street.
私の犬はいつも道の真ん中でうんちする。
「crap」は「うんこ」から転じて、「くだらないこと、質の低いこと、クソみたいなもの」などの意味もあります。 「a piece of crap」という形でよく使います。「a piece of crap」は悪口みたいなもので、ちゃんと機能しない機械や嫌いな人に対して使います。 「full of crap」「a load of crap」で「全くばかげているもの」という意味になります。
I can't believe she's trying to pass off this crap as art!
彼女がこのクソみたいなものを芸術として押し通そうとしてるのが信じられない。
Gosh, this new smartphone is just a piece of crap!
もう!この新しいスマホ全然使えねえじゃん!
He is such a piece of crap that no one trusts him.
彼はクソ野郎なので、誰も信頼していない。
「crap」は形容詞として「くそな、よくない、ダメな」という意味でも使えます。 この意味の「crap」は「crappy」と同義です。
That's so crap, man!
最悪じゃん!
Professor Smith is a crap kind of a guy.
スミス教授はクソみたいな奴だ。
I don't want to watch crap movies, so it takes a long time to pick out one on Netflix.
くそな映画は観たくないので、ネットフリックスで選ぶのが時間かかってしまう。
※「選ぶ」は「pick up」ではなく「pick out」になります。
形容詞「crap」には「下手な、苦手な」という意味もあります。 「貧乏」だけではなく「苦手」を意味する「poor」と同義です。
などの前置詞を使います。
She is totally crap at piano.
彼女はピアノが超下手だ。
I was at boys school, so I am a bit crap about asking girls out.
私は男子校出身なので、女の子に声をかけるのが少し苦手だ。
「crap」は「shit」と同じく、感嘆詞として使うこともできます。 「Crap!」で「くそ!最悪!」という意味になります。 「Holy crap!」という表現もネイティブはよく使います。
Holy crap! That dude spit on my shoes!
くそ!あの男、おれの靴にツバ吐いたぞ!
「crap」を使ったイディオムを見ていきます。
「cut the crap」は「うんこを切る」という意味ではなく、「たわごとを言うな、うだうだ言ってるな、黙れ」などの意味です。
Cut the crap and get straight to the point.
うだうだ言ってないで、要点を言ってください。
「not take crap from someone」は「誰かのうんちを持って行く」という意味ではなく、「誰々のイヤな態度や行動に耐えられない」という意味です。
I am not going to take any more crap from you!
あんたの行動にはもう耐えられないよ!
「crap on about __ 」で「__についてつまらない話を永遠にする」という意味になります。
I had listen to my boss crapping on about his kids and I got exhausted.
上司の子供に関するつまらない話をずっと聞かなければならず、疲弊した。
「and crap」で「などなど」という意味になります。 「and so on」と似ています。 具体的に何もなくても「とか」というニュアンスで使います。
I have to do homework and crap.
宿題とかやらなきゃ。
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