映画などで度々耳にする「guy」「guys」という単語はご存知ですか？単数と複数で微妙にニュアンスが変わったり、名詞と動詞では全く違う意味があったり、イディオムあったりと、面白い言葉です。今回は「guy」「guys」の意味と使い方を徹底解説します！音声付き例文がありますので、発音も確認してみてください。
単数名詞「guy」の意味と使い方について説明していきます。
「guy」の基本的な意味は「男、やつ」です。インフォーマルな用法で、正式な文章やビジネスのシーンでは使用を避けた方がよいでしょう。 「fellow」と同義です。 「guy」は「man」「gentleman」「male」とほぼ同義ですが、より砕けた表現です。 「guy」は大人の男性のみを意味します。（「fellow」は「少年」を意味することもあります） なので、単数名詞「guy」は少年や女性に対して使うことはありません。 砕けた表現ですが、軽蔑を意味する言葉ではないので、誰が使っても下品な印象は与えないので、女性や子どもが使っても問題ありません！ 例文を見ていきましょう。
He is such a nice guy.
彼は本当にいいやつだね。
Who is that guy?
あの人だれ？
What type of guy do you like?
どんな男性がタイプですか？
「guy」は時にして「物・事」を示すこともあります。 「guy」に限らず、「you」「her」「baby」「girl」「 bitch」「buddy」などの人を表す名詞を擬人的に物に対して使うことが英語圏のネイティブはよくあります。 例えば、友達に自分の車を貸すときに「この車大事に使えよ」と言いたい場合、 Take care of her, okay? などと言うことができます。 車は物なので代名詞は「it」が正しいですが、親しみを込めて「her」と言っています。 「guy」も例外ではなく使えます。 例えば、運転が難しい車を指して、こんな文章が作れます。
It's super hard to drive this tough guy.
頑固なこいつを運転するのはめっちゃムズいぜ。
次に複数名詞「guys」の意味と使い方について説明します。
「guy」はカジュアルに「男」を意味するインフォーマルな単語だと上記で説明しました。 ですから、基本的には「guys」は「guy」に「s」を付けて複数形にしただけですので、「男たち」という意味になります。 例文です。
How many guys have you gone out with so far?
今まで何人の男性と付き合った？
You wife is fooling around with a lot of guys at the same time.
お前の奥さんは同時にたくさんの男と浮気してるぞ。
「guys」は「複数の相手」を示すときは、男女を問いません。 代表的な使い方は下記の2つです。 Guys! ：みんな！（呼びかけ） You guys：あなたたち 「you」は「あなた」「あなたたち」と単数・複数の両方の意味があり分かりづらいので、口語で「あなたたち」と複数を表すときに「you guys」はとても便利です。
Hey guys, what's up?
やあみんな、元気？
See you guys!
みんな、またね。
You guys are the best!
お前たち最高だ！
あまり知られていませんが、「guy」には動詞も存在します！ 「...を馬鹿にする」という意味で使われます。 「make fun of」「mock」「ridicule」などと同意です。
She always guys him about his appearance.
彼女はいつも彼の見た目を馬鹿にする。
「as...as the next guy」で、「誰にも劣らず...」という意味になります。
He is as sentimental as the next guy.
彼は誰よりも涙もろい。
「No more Mr. Nice Guy!」で「お人好しはもうごめんだ！」という嘆きを表す言葉です。
No more Mr. Nice Guy! I'll do what I wanna do in my life too!
もういい人間でいるのは疲れたんだ！おれだって人生やりたいことをやる！
「give the guy to...」は主にイギリスで使われるスラングで、「(人)から逃げる」という意味です。
I gave the guy to my teacher.
私は教師から逃げた。
全く別の意味の言葉で「guy rope」というのがあります。日本語で「支え綱」などと言われます。下記の画像が「guy rope」です。
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