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「アドバンテージ」の意味、ビジネスやスポーツでの使い方、類語、対義語、英語表現も紹介

「アドバンテージ」という言葉をご存知ですか?スポーツが好きな方は、テニスや卓球、またラグビーやサッカーなどで聞いたことがあるかもしれません。クライマックスシリーズでも使われいますね。 今回はその「アドバンテージ」について詳しく解説します。 ビジネスやスポーツでの正しい意味や使い方を例文付きで紹介します。また、類語や対義語も詳しく解説します。もちろん語源となった英語「advantage」も解説します。是非参考にしてみてください。

「アドバンテージ」の意味とビジネスでの使い方

「アドバンテージ」の基本的な意味は「有利や利点、得」といった意味です。 スポーツでもよく使われていますが、それについては後に説明します。 まず、ビジネスにおいての使い方を解説します。 ビジネスでは「有利な点、優位性」といった意味で用いられます。 例えば他社の製品など比較対象がある場合、それと比べた時の有利な点や優位性を「アドバンテージ」と言います。 主な言い回しは

  • アドバンテージがある
  • アドバンテージを得る

です。 「アドバンテージが高い」という使い方も見かけますが「アドバンテージがある」と使う方が自然です。 その他、詳しい使い方は例文を参考にしてください。

「自社製品には低コストというアドバンテージがある」 「取引先とエレベーターでばったり会い、エレベーターブリーフィングが出来アドバンテージを得た」 「時代が変わりアドバンテージを失ってしまった」 「彼は爽やかで声も綺麗で高学歴で知識も豊富という、営業マンとしてのアドバンテージがありすぎる」

英語「advantage」の意味と使い方、語源

カタカナ語「アドバンテージ」の語源は英語「advantage」です。 英語の「advantage」の語源はフランス語「avant(前)」で、「avant」の語源はラテン語「abante」になります。 英語はフランス語、ドイツ語、ラテン語からの多くのボキャブラリーを借用して成り立っています。 「the advantage of...」の形で「...をする利点」という意味になります。 例文です。

The advantage of going to college is that you get a better job.

大学に行く利点は、よりよい仕事に就けることだ。

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スポーツにおける「アドバンテージ」

スポーツでよく「アドバンテージ」は使われています。 それぞれのスポーツで何を指しているのか説明していきます。

テニス・卓球

テニスや卓球での「アドバンテージ」は、デュースになった後1ポイント先制することです。 デュースとは、本来ルール上で区切りとなる得点の1ポイント少ない得点から上の得点で同点となる状態のことを指します。 卓球で言うと、本来11ポイント先取のゲームであるため10対10のこと、またそれ以上の点数で同点になることをデュースといいます。 そのデュースから1ポイント先取することを「アドバンテージ」と言いますので、この場合先に11ポイントになることを指します。 卓球であれば10ポイント以上の同点を「デュース」と指すため、それ以降で1ポイント先取することを「アドバンテージ」と言います。

ラグビー・サッカー

ラグビーやサッカーでの「アドバンテージ」は、反則行為をあった時に反則の適用を猶予することです。 これは守備側に反則行為があったときに、反則をとってフリーキックにするよりもプレーを継続した方が攻撃側に有利になる場合に用いられます。 反則があったのに、なぜ反則を取らないのだろう?と見ていると思うことがありますよね。 その時に、主審が両手をまっすぐ前(もしくはやや上)に伸ばすジェスチャーをしていたら、アドバンテージを取っています。 ちなみにアドバンテージを取った後すぐに相手側にボールが回ったり攻撃側が不利になるようなことがあった場合は、ファウルを取ることができます。 アドバンテージをとってプレーを継続させることを「プレーオン」といいます。

野球

野球における「アドバンテージ」はクライマックスシリーズのファイナルステージで、レギュラーシーズン1位のチームには1勝が与えられることです。 クライマックスシリーズは、ファーストステージとファイナルステージがあります。 ファーストステージではレギュラーシーズンの2位と3位のチームが、2位のチームの本拠地で3試合行い2勝したチームが勝ち抜けてファイナルステージに進みます。 そしてファイナルステージでは、レギュラーシーズン1位のチームの本拠地にて6試合行い、4勝したチームが勝ち抜けとなります。 しかしレギュラーシーズン1位のチームは1勝を与えられた状態でスタートしているので、クライマックスシリーズのファイナルステージでは3勝を先取すれば勝ち抜けとなります。

「アドバンテージ」の類語

メリット

メリットは「利点、利益、価値」「手柄、功績」のことを指します。 主に日常会話では好都合となることの意味として使われています。

「この製品の最大のメリットは超軽量だということです」 「お互いのメリットを一番に考えてプロジェクトを進めよう」 「彼をチームに入れるメリットは、長年の経験があることでどの相手にも戦略を立てられることだ」

ベネフィット

ベネフィットは「便益、利益」という意味です。 ただベネフィットはメリットとが持つ利益とは違い、ビジネスにおける「ベネフィット」は「商品を使用したことで得られるその先にある利益や満足感」ということになります。 例えば、とある調味料があるとします。 その調味料が有機で国産だとしたら、それはメリットです。 そして、その調味料が有機なことで健康面にも良いとしたら、それはベネフィットです。

「商品はメリットだけではなく、ベネフィットも考えなくてはならない」 「ベネフィットが高い商品は顧客の購買意欲を上げる」 「顧客の悩みを解決するベネフィットを提示する必要がある」

プロフィット

プロフィットの意味は「利益や収益」です。 プロフィットの利益は「儲けや稼ぎ」であり、金銭的な利益のことです。 ひとつの商品に対して、「アドバンテージ」「メリット」「ベネフィット」「プロフィット」があります。 例えば上記でも説明した調味料を例に上げてみます。 他社より低価格であることが「アドバンテージ」です。 有機で国産で低価格であることが「メリット」です。 有機なことにより健康面も豊かになることが「ベネフィット」です。 そしてこの商品の利益が200円だとしたらそれが「プロフィット」です。

「プロフィットを得るために、アドバンテージやベネフィットが必要である」 「ビジネスにおいていくらメリットがあったとして、プロフィットがなければいけない」

「アドバンテージ」は日本語で?

● 利益 意味:ためになること、儲けのこと ● 利点 意味:有利で便利なところ、都合のいいこと ● 利便 意味:都合がよいこと、便利なこと

「アドバンテージ」の逆の意味を持つ対義語・反対語

ディスアドバンテージ

ディスアドバンテージは「不利、不便、不利益」のことです。 アドバンテージに不の意味を持つ接頭辞の「ディス(des-)」がついた言葉なので、「アドバンテージ」を否定した正反対の言葉になります。

「この試合はあまりにディスアドバンテージである」 「いくらあがいても今回はディスアドバンテージをフォローしきれない」

デメリット

デメリットは欠点や短所を表す言葉です。 メリットの正反対の意味を持つ言葉になります。

「この商品の唯一のデメリットは重いところです」 「デメリットをどうカバーできるかが重要だ」 「逆にデメリットを前面に出してみたら面白いかもしれない」

ロス

ロスの意味は「損失、無駄」です。 無駄に費やすこと、を指します。 またビジネスでは「チャンスロス」という言葉が使われています。 これは「機会損失」とも言われ、「利益を得る機会を、商品不足や意思決定が出来なかったことで逃してしまうこと」です。 その反対に「在庫ロス」という言葉もあり、これは在庫を余分に持ちすぎた結果起こる損失のことです。 主に食品など価値の期間が限られている商品の在庫管理はとても難しいとされています。 また最近ではドラマが終わった時や人気俳優が結婚した時に「○○ロス」などと使われていますが、終わってしまった喪失、誰かに取られた喪失を表しており、主に喪失感が大きい場合に使います。

「チャンスロスの防止だけを考え過ぎて在庫ロスが起きるのは避けたい」 「新プロジェクトはあまりにロスが多すぎる気がする」 「西島ロスのため会社休みます」 「玉木ロスのため穴にこもります」

「アドバンテージ」の対義語《日本語》

● 損失 意味:利益を失い損をすること ● 喪失 意味:失うこと ● 無駄 意味:効果や効用がないこと、無益なこと ● 不利 意味:利益がないこと、条件や形勢が相手より劣っていること

まとめ

「アドバンテージ」について理解できたでしょうか? ✓意味は「有利や利点、得」 ✓テニスや卓球ではデュースになった後1ポイント先制すること ✓類語は「メリット」「ベネフィット」

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