「嬉しい」は英語で何と言うでしょうか?「happy」「glad」などは皆さん知っていると思います。しかしシチェーションによっては単語を使い分ける必要があります。今回はあらゆる場面における「嬉しい」の英語表現を見ていきたいと思います!
※音声マークをクリックすると、発音の確認をすることができます。なお、発音はアメリカ英語になっております。
「嬉しい」を意味する最も一般的な言葉は「happy」です。 「happy」はストレートに「嬉しい」というニュアンスの言葉になります。 「happy」は一時的なものではなく継続的に続く「嬉しい」状態を示します。 「happy」は継続的な「嬉しさ」を示すため、「幸せ」という和訳が当てられることが多くなっています。
などの使い方が一般的です。
I'm happy about the result.
その結果を嬉しく思う。
I was happy to hear the news of her success.
彼女の成功を聞いて私は嬉しかった。
「glad」も「嬉しい」という意味でよく使われる言葉です。 「glad」は「happy」よりも上品な言葉で、「嬉しい」だけではなく「ありがたい、光栄だ、ホッとする」というニュアンスが含まれます。 また、「glad」は「happy」と比べると一時的な「嬉しさ」を示します。 なので、「a happy woman」は正しい表現ですが、「a glad woman」は少し不自然です。 逆に「I'm glad to see you.(お会いできて嬉しいです)」は自然ですが、「I'm happy to see you.(お会いできて幸せです)」は間違ってはいませんが少し大袈裟な表現となっています。
I'm glad to meet you.
あなたにお会いできて嬉しく(光栄に)思います。
I'm glad that my daughter got accepted into Harvard University.
娘がハーバード大に合格して嬉しいです。
「pleased」も「嬉しい」という意味で使われる単語です。 動詞「please」は「__を喜ばせて満足させる」という意味の言葉なので、「pleased」には「嬉しくて満足する」というニュアンスがあります。「glad」よりも「happy」に近いですが、「happy」より堅い表現でビジネスシーンなどに適しています。 「pleased」が使えるのは、<人>が主語の時だけで、
主語が<物・事>の場合は、「pleasant」を使います。 「plesant」は「<物・事が>愉快だ、楽しい、魅力的だ」という意味になります。
I'm pleased with my promotion.
昇給できて嬉しい。
I was pleased that my best friend came all the way to Hawaii for my wedding.
親友が私の挙式のためにはるばるハワイまで来てくれて嬉しかった。
「be pleased to__ 」だと「喜んで__する」という意味になります。
続いて、「とても嬉しい」という表現を見ていきましょう。
「I'm happy!」よりも「I am happy!」と「am」の部分を強調して発言すると、「嬉しさ」も強調することができます。
「so」「very」「really」などの副詞で「happy」を修飾すると「とても嬉しい」という気持ちを表すことができます。
「extremely」などの形容詞を使うと、「so」などより強意的になります。
「delighted」は「とても嬉しい」という意味になります。 「delighted」=「very pleased」なので、✗「very delighted」は誤りです。 「absolutely」で修飾することはできます。 下記の形で使います。
Steve was delighted with his new house.
スティーブは彼のマイホームをとても嬉しく思った。
I'm absolutely delighted that you can come.
あなたが来れて本当に嬉しいです。
「joyful」は用法が少し特殊で、主語に<事・物>と<人>のどちらもくることができます。 主語が<物・事>の場合は「とても楽しい」という意味で、 主語が<人>の場合は「とても嬉しい」という意味になります。
I have nothing to feel joyful about in my life.
人生で嬉しく感じることは何もない。
「I am happy from the bottom of my heart.」で「心の底から嬉しいです」という意味になります。
「I couldn't be happier.」は直訳すると「これ以上嬉しくはなれない」となります。つまり「今が最高に嬉しい」という意味になります。
「ecstatic」は見たことがない方も多いかと思いますが「非常に嬉しい」という意味の形容詞です。日本語だと「有頂天の」などと訳されることもあります。
She is ecstatic about her new job.
彼女は新しい職を非常に嬉しく思っている。
「jubilant」も少し難しい単語ですが、「非常に嬉しい」「歓喜に満ちた」という意味の単語です。
The fans were jubilant about their team's victory.
ファンは彼らのチームの勝利に歓喜をあげた。
「overjoyed」も「とても嬉しい」という意味の単語です。
「as high as a kite」はイディオム(慣用表現)です。直訳すると「凧くらい高い」という意味になりますが、「非常に嬉しい」という意味になります。 その他にもアルコールなどで「ハイテンションになっている」という意味もあります。
I was as high as a kite when I finally shook hands with her.
念願かなって彼女と握手ができたとき、非常に嬉しかった。
「I'm on cloud nine.」で「最高に嬉しい」「至福だ」という意味のイディオムです。 ダンテの喜劇が元になって生まれた言葉です。
「I'm over the moon.」はイギリス英語でよく使われるイディオムで「非常に嬉しい」という意味です。直訳だと「月を超えている」となりますが、そのくらいの感情を表した言葉になります。
「melt my heart」は直訳すると「私の心を溶かす」という意味になります。 「私を嬉しい気持ちにする」という意味で使います。 「You know how to melt my heart.」は「お前はおれの嬉しいこと分かってるな」という感じで、相手が嬉しいことをしてくれたときに感謝の言葉と共に使うフレーズです。
「I could cry!」は「泣きそう!」という意味になります。 「I'm so happy! I could cry!」などのように「happy」と一緒に使う方が多いですが、「I could cry!」だけでも「(嬉しくて)泣きそう!」というニュアンスになります。
「I'm about to burst into tears!」は「I could cry!」と同じニュアンスです。「今にでも泣きそうだ」という意味になります。
「You made my day!」は直訳すると「あなたは私の1日を作ってくれた」となりますが、本当は「あなたのおかげで良い1日になりました」という意味で「感謝・嬉しさ」を表現するフレーズです。
「This means a lot to me.」は直訳は「これは私にとってたくさんのことを意味する」となりますが、「こんなことしてくれて嬉しい」という気持ちを表現するときに使えます。 例えば、誕生日おめでとうメッセージをSNSでたくさんもらった時なんかに使えるフレーズです。
Thank you for your birthday wishes. This means a lot to me.
お誕生日おめでとうメッセージありがとう。本当に嬉しく思います。
「嬉しい知らせ」は「good」を使います。 ✗「happy news」とは言わないので、気をつけましょう。
「嬉しいことに」は「To my joy,」と表現します。
「The good news is that__ 」でも「嬉しいことに、__だ」という文章を作ることができます。
「I shouted for joy.」は「嬉しくて叫んだ」という意味になります。
「I jumped with joy.」は「嬉しさのあまりジャンプした」という意味です。 「for joy」と「with joy」の違いはほとんど意識する必要ありません。 「for joy」の「for」は「理由」を表します。なので「for joy」は「嬉しいのが理由で」というニュアンスで、「with joy」は単に「嬉しさと共に」というニュアンスです。
「Yes!」で「よし!」という意味になります。
「Yeah!」は「Yes!」のより砕けた表現です。
「Yay!」は日本語の「いえーい」の語源です。「よっしゃ!」という感じで、「嬉しさ」を表す代表的な間投詞です。
We won! Yay!
勝ったぞ!いえーい!
「Booyah!」は嬉しさを表すスラングです。スポーツの試合なのでネイティブが使うことが多いです。 「Booyah!」に関しては別記事で詳しく書いたので、よかったらご覧ください。
「I made it!」は「やった!」という意味です。「make it」は「それを作る」という意味ではなくて、イディオムで「成功する」という意味です。
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