留学していたり、英語圏のお友達がいる方は「久しぶり!」と英語で言う機会が多いと思いますが、「Long time no see!」ばかり使っていませんか?ネイティブは「Long time no see」を日本人が思ってる程使いません。また「久しぶりに...した」というフレーズは全然違う表現方法になります。今回は挨拶の「久しぶり!」と「久しぶりに...する」というフレーズの両方の英語表現を解説します!
※音声付き例文がありますので、発言の確認に活用してください。音声はアメリカ英語になっております。
久しぶりに会った友達などに対してカジュアルに言う「久しぶり」は、 It has been + 期間を表す言葉 を使います。 この「it」は「形式主語」で、何か具体的に指すわけではありません。 漠然と「時間」「時」を指しています。 ネイティブは口語では It's been + 期間 と略して使います。
It's been a long time!
久しぶり!
Hey! It's been such a long time, hasn't it?
おう!かなり久しぶりだよね?
It's been a while!
久しぶり!
「It's been a while.」がアメリカ人に最もよく使われる「久しぶり」です。
It’s been quite a while.
本当に久しぶりだね。
It's been ages.
久しぶり!
「ages」を使用するのは、イギリス人に多いです。
Long time!
久しぶり!
Long time no see.
久しぶりです。
「Long time no see.」は、日本人が思っている程使われませんが、全く使われないわけではありません。友人間ではまず使わないので、一応フォーマルな方に入れておきました。 「Long time no see.」は中国語の「好久不見」を直訳したピジン英語で、英文法的には崩壊しています。なので、ネイティブに対して使うとちょっとユーモラスな印象を与える可能性もあるので、あまり使用しない方が無難かと思います。 上記で紹介した「Long time.」は「Long time no see」を略したものですが、カジュアルに若者の間にたまに使われます。
I haven’t seen you for a long time.
ご無沙汰しています。(「長らくお目にかかりませんでした」という意味)
It's been a while since we last meet up.
前回お会いしてからしばらくですね。
上記2つの例文は、直訳では「久しぶり」という意味はありませんが、実際に再会したときに使うことで「しばらく会っていませんね」から転じて「久しぶりにお会いしますね」となります。ビジネスシーンなどで頻繁に使用される表現です。 「last」は「前回」「前に」という副詞として使われている。
It’s a pleasure to see you again.
お久しぶりですね。(「またお会いできて嬉しいです」の意味)
「pleasure」は「喜び」という名詞です。少し大袈裟な表現ではありますが、ビジネスシーンでは人と対面したときによく使います。
「久しぶり!」と言う以外にも、再会の喜びを相手に伝える方法は他にもたくさんありますので、紹介していきます。
Hey! What is up?
おう!ひ・さ・し・ぶ・り!
「What's up?」は「こんにちは」の意味と使われますが、久しぶりに会ったときは「What is up?」とひと単語ずつ強調することで、久しぶりに会った喜びやわくわくを表現することができます。
Hi! How have you been?
おう!元気にしてた?
「How are you?」ではなく「How have you been?」とすることで「今まで元気だった?」と現在完了形の「継続」を表すことができます。これによって「久しぶりに会っている」ことを暗示します。
Where have you been keeping yourself?
どこで元気にやってたの?
「keep yourself」の直訳は「維持する」となりますが、口語的には「元気にやる」「しっかりやる」と行ったニュアンスです。
It's been too long!
久しぶりすぎ!
It’s good to see you again.
また会えてうれしいよ!
It's great seeing you again.
また会えてうれしいよ!
「It's great seeing you again.」は久しぶりに友達と会ったときにネイティブが最もよく使うフレーズのうちの1つです。「また会えるなんて素晴らしい」というのが直訳ですが、「again」という言葉があるので、「久しぶりだ」というニュアンスが含まれます。
I’m so happy that I got to see you so soon!
こんなに早く会えてうれしいよ!
I’m so glad to see you after a long time.
久しぶりに会えてうれしいよ!
I missed you!
寂しかったよ〜!
「miss」は「...がいなくて寂しい」という意味の他動詞です。過去形で使うことで「会えなくて寂しかった」という意味になり、「久しぶり」を含意します。
Oh, God. How many years has it been since we saw the last time!
うわー、前回会ってから、もう何年経ったかな!
「the last time」も「last」単体と同じように副詞的に使われています。
「久しぶりに...する」の英訳が日本人にとって少し難しく感じる理由は「久しぶりに」という副詞の英単語が存在しないからです。 そのために、下記の4つのパターンで表現します。 1. 「しばらく...していない」 2. 「最後に...したのはあの頃だった」 3. 「特定の期間中でははじめて...する」 4.「しばらくぶりに...した」 1つずつ説明していきます。
現在完了の「have」を否定文で使うことで、「しばらくの間...してなかった」「かなり前から...していない」というフレーズを作ることで、「久しぶり」というニュアンスを表現します。 「しばらくの間」
「かなり前から」
などのフレーズと一緒に「have」を使います。 「しばらく...してなかった」は必ずしも「久しぶりに...する」という意味にはなりませんが、前後の文脈やシチュエーションによって「久しぶりに...する」と意味を持ちます。 例えば、久しぶりに家族旅行で沖縄に行くのが決定した段階で、 I haven't been to Okinawa for a long time. と言えば、直訳は「長い間沖縄に私は行っていない」となりますが、 シチュエーション的には「沖縄行くの久しぶりだなー」というニュアンスになるわけです。 「久しぶりだなー」というニュアンスを持つフレーズで一番ネイティブが使うのは現在完了の「have」を使用する表現です。 100%「久しぶり」という意味にはならないので、和英辞書などでは載っていないことが多いので、日本人にとってあまり馴染みのないフレーズではないかと思います。
I haven't been to Hokkaido since a long time ago.
かなり前に行って以来北海道には行っていない。
I haven't gone skiing in a while.
しばらくスキーに行ってない。
He hasn’t been on a business trip since last fall.
昨年の秋以来彼は出張に行ってない。
I haven't had my mom's home cooking for three years.
母の手料理は3年間も食べてない。
It's been years since I last met you.
最後に会ってから数年経った。
It's been a while since I play the gold last time.
前回ゴルフしてからしばらく経った。
It is a while since the last party.
最後のパーティーからしばらくだ。
最後の例文は「It is...since...」となっていて、文法的には崩壊していますが、口語的にこのように表現することがあります。「since」は現在形でも過去形でも使うことはできず、現在完了のみで使います。
「the last time」を使って、「最後に...したのは、あの頃だった」と表現できます。 こちらも必ずしも「久しぶり」という意味を持つわけではありませんが、シチュエーションによって「久しぶり」という意味を持ちます。
The last time I played the piano was five years ago.
最後にピアノを弾いたのは5年前だ。
The last time I went there was such a long time ago.
あそこに最後に行ったのはかなり前だ。
The last time I had burritos was when I was living in California.
最後にブリトーを食べたのはカリフォルニアに住んでいたときだ。
「for the first time in...」で「...という期間ではじめて」と表現することができます。 これは「何年ぶりに...する」となりますので、日本語の「久しぶりに...する」という意味とほぼ一緒です。なので、和英辞書では「久しぶり...する」は「for the first time in...」が書いてあることが多いです。 しかし「for the first time in...」は少し長い文章なので、「have」や「the last time」を使った表現の方がネイティブはよく使います。
I came back in Japan for the fist time in ten years.
10年ぶりに日本に戻ってきた。
I listened to Lady Gaga for the first time in a while.
久しぶりにレディー・ガガ聴いた。
「after a while」「after a long time」を使うことで、「しばらくした後に...する」と表現することができます。これも意味的には日本語の「久しぶり」に近いです。「for the first time in..」よりも「after」を使った表現はよく使われます。
I visited Shibuya after a while.
久しぶりに渋谷を訪問しました。
I watched my favorite, "The Matrix" after a long time.
久しぶりにお気に入りの映画の「マトリックス」を観た。
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