「調べる」は英語でいくつ言えますか?「look up」「look into」「search」「research」「investigate」など、少し考えるだけでもかなりの数がありますよね。日本語の「調べる」はかなり広く使うことができますが英語ではニュアンスによって使い分ける必要があります。そこで今回は「調べる」の英語表現を意味合い別に分けて1つずつ紹介していきます。
「調べる」の意味を下記の8つのニュアンスに分けて解説していきます。 少し量が多いですが、どれも知っておいた方がよい単語ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
※例文は音声マークをクリックすると音声を聞くことができます。英語の発音の発音の確認にご活用ください。なお、音声はアメリカ英語になっております。
まず最初に紹介するのは、「物事を明らかにするために、軽く調べる、目を通してみる、辞書でサクッと調べる、検索してみる」などを意味する「調べる」の英語表現です。 この項目で紹介する「調べる」が日常会話で最も頻繁に使用する言葉、フレーズだと思います。
「look up」は「辞書や検索エンジンなどで調べる」を意味します。日常会話でもよく登場します。
You should look it up in the dictionary, every time you find a new vocabulary.
新しい語彙を見つけたときは毎回辞書で調べた方がいいですよ。
「take a look at」は「見る、目を通す」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。かなり幅広く使えるフレーズです。 「take a look at」はアメリカ英語で、「have a look at」はイギリス英語でよく使われます。 「look at」だけでも同じ意味です。
We are not sure about that until we take a look at the document.
資料を調べるまでは、それに関しては定かではありません。
The doctor took a close look at my wound.
医者は私の傷口をちゃんと調べてくれた。
「look over」は「ざっと目を通す」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。 名詞として使って、「give something a look-over」という表現もあります。
I gave a report a look-over and pointed out some faults.
報告書に軽く調べて、いくつかダメ出しをした。
「google」は「ググる、検索する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。ネイティブは「google」を動詞として使います。
Don't ask me questions that you can google and find answers to.
ググって答えが分かる質問は私にしないで。
「try」は「試す、知るためにやってみる」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
I tried the door before I left the house.
外出する前に、戸締まりは確認しました。
「count」は「数を数える」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。 「count heads」で「人数を調べる」という意味になります。 「call the roll」でも「点呼をとる」という意味です。
Everyone, take your seats on the bus so that I can count heads before we leave the school.
皆さん、バスの席についてください。学校を出る前に人数を調べますので。
「skim」は「文章を大まかにざっと読む」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
I skim newspaper every morning to run a company.
会社経営のために、毎朝新聞をざっくり読む。
「scan」は「特定のキーワードや情報を探すために丁寧に見る」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
I scanned through the dictionary, but I couldn't get the meaning of that word.
辞書をしっかり調べたが、その言葉の意味は分からなかった。
He always scans the newspaper articles to find a hit for businesses.
彼は、ビジネスの種を見つけるために、いつも新聞の記事を調べている。
「eyeball」は「ジロジロと見る、長さ・重さを目分量で測る」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
She eyeballed me across the street.
通り越しに、彼女は俺のことをジロジロと見た。
続いては、「ざっくり調べる」ではなく、「徹底的に調べる、厳密に調べる」などの堅い英語表現を紹介していきます。 中にはビシネスシーンで使うのが主で、日常生活ではあまり使われない単語も含まれますが、ぜひこれを機会にボキャブラリーを広げましょう!
「examine」は「しっかり調べる、調査する」を意味する最も一般的な英語です。「examine」は厳密に観察し試験し吟味する、という意味です。 examine __ for...(...を見つけるために__を調査する)という意味になります。
The police is examining the burning house for the clues about the explosion.
警察は爆発の原因を見つけるために、燃え盛る家を調査している。
Scientists need to examine how deaths by cancer can be rooted out in the future.
科学者はがんによる死亡が将来どのように無くせるのかしっかりと調べていく必要がある。
「research」も「調査、研究」という意味の英単語です。「research」は新しい事実や科学的法則を発見するために高度の技術や知識をもって行う調査を指します。 「リサーチする」は、
「__に関するリサーチ」は、
と表現します。
The professor is carrying out some great research on the development of English language.
その教授は英語の成り立ちに関して素晴らしい調査をしている。
「study」は動詞で「調査する」または名詞で「研究」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。 「調査する」という意味では「examine」かなり近いですが、「study」の方が少しカジュアルな響きがあります。 「勉強する」という意味だけではなく、「調査する、しっかり調べる」という意味でも使うので注意しましょう。
You should study that contract before you sign it.
サインする前にその契約書しっかり調べた方がいいよ。
「go into」は「徹底的に調べる」という意味の言葉です。とても口語的です。 「議論する」というニュアンスもあります。
The write has gone into his personal life to write his biography.
その著者は彼の伝記を記述するために彼の私生活を徹底的に調べた。
「analyze」は「分析する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。 アメリカ英語では「analyze」、イギリス英語では「analyse」になります。 名詞は「analysis」です。
Researchers analyzed the number of the purchase made on this website.
リサーチャーがこのウェブサイトでの購買数を分析した。
「go over」は「部屋などを入念に調べる、車・部屋を点検する」という意味の単語です。
I went over all the rooms at home, but I couldn't find the car-key.
家中のすべての部屋を入念に調べたが、車のカギは見つからなかった。
「go through」も「くまなく調べる」という意味になります。
They are likely to go through this project.
彼らはこのプロジェクトをくまなく調べるようだ。
「explore」は「探検する、実地調査する」という意味の単語です。
I would often go exploring in the wood.
昔はよく森に探検に行ったものだ。
「probe」は「徹底的な調査、厳密に調べる」という意味の言葉です。
It's really hard to probe person's feelings.
人の気持ちをちゃんと調べるのはとても難しい。
「review」は「再調査する、よく調べ直す」という意味です。
Let's review what's happened so far.
今まで起きたことを調べ直そう。
「survey」も「調査」を意味する英語です。「survey」の「調査」は大規模なアンケートなど統計を取るイメージです。
で「__の調査する」となります。
The recent survey found that approximately 80% of Japanese people do not expect its economy to recover.
最近の調査によると、約80%の日本人が日本の経済の復活を期待していないことが分かった。
「scrutinize」は「細かいところまで徹底的に調べる」という意味です。 かなり堅い言葉で、ネイティブでも日常会話ではほとんど使いません。
She scrutinized her boyfriend's face to find out whether he is lying or not.
彼女は彼氏が嘘をついていないか顔をじっくり見て確かめた。
「delve into」は「問題・資料・情報などを掘り下げる、研究する」という意味の「調べる」の英語表現です。「delve into」も堅い言葉ですが、たまに見かけるのでぜひ知っておきましょう。
It's not always a good idea to delve into your girlfriend's past.
彼女の過去を掘り下げるのはいつもよいとは限らない。
「pore over」は「熟視する、熟読する」という意味の「調べる」の英語表現です。 通常、本や資料が目的語にきます。
I spend every night poring over the book about meditation.
瞑想に関する書籍を熟読して毎晩をすごす。
「assay」は「化学分析する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
In this assay, a small peptide of a known sequence was synthesized.
この化学分析では、既知の配列の小さなペプチドを合成した
「appraise」は「見定める、鑑定する、値踏みする」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
The current CEO coolly appraised the reality to decide which person will be the next CEO.
現社長は次期社長を決めるために現実をしっかりと見定めた。
「prospect」は「石油や鉱物資源を探索する、調査する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
You're not allowed to prospect for gold in this area without permission.
この地域で許可なしで、金の試掘はしてはいけない。
「reconnoiter」は「偵察する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
They reconnoitered the airport before landing.
着陸前に、彼らはその空港を偵察した。
「case」は「犯罪の目的で場所や建物を下見する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。「case the joint」で「下見する」という意味で使われることが多いです。
He was looking around shiftily as if he was casing the joint.
彼は盗みのための下見をしてるかのように、怪しい感じで周りを見渡していた。
「refer to」は「参照にする、照らし合わせるために参考にする」という意味でもっとも一般的な言葉です。
Please refer to the website below for more information.
さらなる情報は下記のウェブサイトを参照ください。
「consult」は「本・参考書などで調べる」という意味があります。 その他には「consult someone」で「誰々の意見を聞く」という意味もあります。
If you want to ask a doctor some questions but don't have time, go and consult Q&A site online.
医者に聞きたいことがあるけど時間ないなら、ネット上のQ&Aサイトを調べな。
日本語の「調べる」には「求めているもの、必要なことなどがあるかないか探す」という意味合いもありますよね。このニュアンスの英語を紹介していきます。
「find out」は「調べて見つけ出す」という意味です。
Can you please find out flight ticket available tonight?
今夜空いてる航空券調べてくれない?
「search」は「ある物を見つけるために、場所・身体を徹底的に調べる」という意味です。
They have been searching this area for a dead body.
死体を探して、彼らはこの区域を徹底的に調べている。
「track down」は「捕まえる、追跡する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
I spent about a month trucking you down.
あなたを捕まえるのに1ヶ月もかかった。
「hunt for」は「探し回る」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
She has been hunting for a job for a year, still she hasn't got any.
彼女は1年間仕事を探し求めているが、まだ何も職を得ていない。
「scout out」は「見つけようとする」というニュアンスの「調べる」です。
Elon Musk was scouting out a new planet to settle on.
イーロン・マスクは定住する新たな惑星を見つけようと調べていた。
「comb」は「徹底的に探す」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。 「search」と同義語です。 その他にも「comb」は「くし」という意味があります。
The parent combed the whole town for their lost child.
ご両親は迷子の子供を見つけるために、街中を調べた。
日本語の「調べる」には、「体や機械、状況などに問題ないか見て周る、点検する」というニュアンスもあります。これから「点検」というニュアンスの英語表現を見ていきます。
「inspect」は「点検する」を意味する英語の中で最も一般的な言葉です。
This factory is regularly inspected by the government officials.
この工場は政府の役人によって定期的に点検されている。
After the crash, I had to have my car inspected for the damage.
事故の後、私は車に問題がないか点検してもらう必要があった。
「check」は「正常かどうか調べる」という意味になります。
なども同じ意味で使います。 「check it out」はスラング的に「見てみて」という感じでよくネイティブが日常会話でも使います。
You should always check the tire before you start driving.
運転する前は必ずタイヤの状態を調べた方がいいよ。
Hey check it out! This is my new jacket! Isn't it cool?
ねえ、見てよ!これおれの新しいジャケット!イケてない?
「test」は「実力・性質などを測る」というニュアンスの「調べる」の英語になります。
The craftsman is currently testing the new product.
職人は新しい製品をテストしている。
「suss out」は「正確さ・質を確かめるために調べる」という意味です。 「examine」に近い言葉です。
We had a long discussion, sussing out the truth.
真実を発見するために、我々は長い会議をした。
「frisk」は「身体検査をする」という意味です。
The policeman frisked her for hidden weapons.
男性警察官は彼女が武器を持っていないか身体検査をした。
「調べる」には「確認する」というニュアンスもあります。「確認する」という意味合いを持つ英語表現も紹介します。
「make sure about」「make sure that」で「確認する」というニュアンスの「調べる」の英語表現になります。
Make sure that all the windows are closed.
全ての窓が閉まっていることを確認してください。
「confirm」は「正しいと確認する、確証する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
We must confirm whether it's true or not.
我々はそれが真実なのか否か調べなければならない。
「ascertain」は「徹底した調査によって突き止める、解明する」という意味になります。
It seems impossible to ascertain the cause of the explosion.
爆発の原因を調べ上げるのは不可能に思える。
「verify」は「正しいことを確かめる」という意味になります。
You must verify the fact before you speak out in public.
公の場で発言する前に、事実を調べなさい。
「investigate」は「取り調べる」という意味の英語で最も一般的な言葉です。 「犯罪や問題、供述などを真実を見つけるために調べる」という意味合いです。
The police is investigating the suspect.
警察は容疑者を取り調べている。
「look into」は「investigate」と同義です。
The prosecutors decided to look into the senior executive in that company.
検察はその会社の上級幹部を取り調べすることを決定した。
「interrogate」は「体系化された、組織的な質問をする」というニュアンスの「調べる」の英語表現になります。「尋問(じんもん)する」という日本語がとってもしっくりきます。
Hundreds of innocent people have been interrogated and imprisoned in recent weeks.
最近、何百もの無実の人が尋問され逮捕された。
「inquire into」は「より多くの情報を得るために調べる、取り調べる」という意味です。
You have to inquire into all the aspects of this matter in order to decide what's right.
何が正しいか決めるためには、この問題の全ての側面を調べなくてはならない。
「quiz」は「根掘り葉掘り聞く」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
I don't like those who quiz me about my personal life.
私の私生活に関して根掘り葉掘り聞く人が苦手。
「監視する」という意味の「調べる」の英語表現を最後に解説していきます。
「monitor」は「絶えず監視する」というニュアンスの「調べる」です。
Old people should monitor their cholesterol levels.
高齢者はコレステロールのレベルを絶えず調べた方がよい。
「overlook」は「監督する」という意味の「調べる」です。
He overlooks a large number of workers.
彼は多くの従業員を監督している。
「audit」は「会社の監査」という意味です。
I want to hire someone who audits the books.
帳簿を検査できる人を雇いたい。
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