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「小計」「合計」「総計」「累計」「累積」「平均」の違いと使い分け

「小計」と「合計」って何が違うの?何が含まれているの?と悩む人が多いかと思います。「小計」はレジやレシートにも表示されていますよね。今回は、店舗の売上の計算などで用いられる「小計」「合計」「総計」「累計」「累積」「平均」の違いを詳しく説明していきます。計算ミスのないように、是非参考にしてください。

「小計」「合計」「総計」「累計」「累積」「平均」の違いまとめ

「小計」・・・全体の中の一部分を合計すること 「合計」・・・いくつかの項目に関する数、また数え合わたもの 「総計」・・・すべてをひっくるめて合計すること 「累計」・・・小計した数を順次加算すること 「累積」・・・一種類もしくは数種類の物が重なっていること、積み重なること 「平均」・・・均一にすること、いくつかの数の中間の値を持つ数

例えば、店舗で売上を毎月計算する際に「1日ごと」「1週間ごと」「1ヶ月ごと」で計算をしてまとめていく方法をとるとします。 この場合、 「1日ごと」の集計が「小計」 「1週間ごと」の集計が「合計」 「1ヶ月ごと」の集計が「総計」 となります。 「累計」は「1日ごと」の集計を毎日加算していくことです。

「小計」の意味と使い方

「小計」の意味は「全体の中の一部分を合計すること」です。 何か計算をする際に、一番小さな範囲(一部分の項目)の集計のことを指します。 先ほども説明しましたが、何かをまとめて計算していく時に一番小さくなる集計です。 「1日ごと」「1週間ごと」「1ヶ月ごと」の場合は「1日ごと」の集計が「小計」です。 他にも、例えば種類別で売上を出すとします。 スーパーの場合、 「小計」は「お肉」「お魚」「野菜」「パン」…などそれぞれの売上となります。 「合計」は「食料品」「飲料品」「日用品」などそれぞれの集計 「総計」はそれらすべての集計 お店で売上を計算する場合は、このように使い分けがされています。 レシートにおいては、定価の集計と消費税がそれぞれ「小計」として記載されていますよね。 そしてその2つを合わせたものが「合計」となり、支払う金額となります。

「合計」の意味と使い方

「合計」の意味は「いくつかの項目に関する数、また数え合わたもの」です。 一般的に使われている「合計」は、数値を合わせることを言います。 漢字からも分かるように「合わせて計算したもの」です。 得点の合計や、2日間の参加者の合計などと用いられています。 ただ、先ほども説明したように「小計」「総計」と同時に用いられる場合は意味が限られます。 売上の計算をする際に、「合計」は2番目の単位となります。 いくつかの「小計」を集計したものが「合計」となります。

「総計」の意味と使い方

「総計」の意味は「すべてをひっくるめて合計すること」です。 期間を区切った際の、全てを集計したものが「総計」です。全体の合計を指します。 そのため小計<合計<総計と、3つの中で「総計」が一番大きな数値となります。 「総」には「すべてのもの」「ひとまとめにする」といった意味があります。 項目ごとだったり、途中の数値に対しては用いません。 年間の売上を出すのであれば、 毎日の売上が「小計」 毎月の売上(小計を1ヶ月分集めたもの)が「合計」 年間の売上(合計を12ヶ月分集めたもの)が「総計」 という風になります。

「累計」の意味と使い方

「累計」は「小計した数を順次加算すること」です。 また、それらの合計数を指して使います。 例えば、1ヶ月の売上金を出す際に、毎日の小計を足して表にすることがあります。 5月1日・・・売上(小計):5万円/累計:5万円 5月2日・・・売上(小計):7万円/累計:12万円 5月3日・・・売上(小計):4万円/累計:16万円

5月29日・・・売上(小計):6万円/累計:148万円 5月30日・・・売上(小計):5万円/累計:153万円 5月31日・・・売上(小計):80万円/累計:233万円 特に1ヶ月の売上目標がある場合に、累計を出しておくと目標達成まであとどれくらいかが分かりやすくなります。 目標金額200万円 5月3日・・・売上(小計):4万円/累計:16万円/目標まであと184万円 このように、店舗で見ただけで分かりやすいように「累計」を使います。

「累積」の意味と使い方

「累積」の意味は「一種類もしくは数種類の物が重なっていること、積み重なること」です。 「累計」は「小計を加算していくこと」と「小計」のみに用いられますが、「累積」は何かに限定しているわけではなくただ「積み重なっていること」を表しています。。 「累計」は「小計の累積」ということになります。 「疲労が累積する」「累積販売量」などとも用いられます。

「平均」の意味と使い方

「平均」は「いくつかの数や量の中間的な値を求めること」です。 例えば、店舗などでは1ヶ月の平均売上を出すことが多くなっています。 毎日の売上は異なりますが、平均を取ることで「だいたい1日にこれくらい売れる」「今日は平均より売上が低かった」などと一つの目安とすることが出来ます。 例えば5月における1日の平均売上を出す場合は、5月の総計÷31(1ヶ月の日数)となります。

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