「真理」と「真実」の違いについてしっかりと理解しているでしょうか?「真理」と聞くと、なんとなく難しいイメージがありますよね。日常会話でも使われることが多い「真実」と似ていますが、何か違いはあるのでしょうか?そこで今回は「真理」と「真実」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
「真理」・・・「いつどんなときでも変化することがない、正しい道理」 「真実」・・・「ある出来事や内容に嘘偽りがないこと、本当のこと」
「真理」は「しんり」と読みます。 「真理」の意味は「確実な根拠があり、普遍的に正しいと認められる道理」です。 「真」は「本当のこと」、「理」は「物事のすじみち、道理」を意味します。 誰も否定することのできない、正しい事柄を表します。 時代や国、場所などの変化に影響を受けて変わることのない、正しい道理が「真理」です。ちょっとした変化によって、定義が揺らぐようでは「真理」とは言えません。 論理学においての「真理」は「命題の内容が事実と比べてその通りに成立していること」を意味します。
というような使い方をします。
例文
「真実」は「しんじつ」と読みます。 「真実」の意味は、
です。 「真」も「実」も、「本当のこと、まこと」を意味します。 実際に起きた出来事に対しての、主観や感情を含めた表現に嘘偽りがないことを表します。「真実」は「人それぞれの主張や解釈」を表すので、一つとは限らず複数存在します。 「真実」は「一生懸命で心に偽りがない」という意味では、「真実な気持ち」「真実に生きる」などと使います。 「真実」は副詞として使うこともできます。副詞として使う場合は「程度が甚だしいさま」を意味します。
というような使い方をします。 「真実」の対義語は「虚偽(きょぎ)」です。「虚偽」とは「嘘偽りがあること、本当のことではないこと」を意味します。
例文 ①の意味
②の意味